100人斬りとして多数の女とセックスしてきた俺。
今回は、その中でもちょっと怖い相手とのセックス体験からご紹介しよう。
第17話.SNSのメンヘラストーカー
あれは20歳過ぎの話だ。
俺はまだ遊びたい年頃だった。
その頃はモバグリ(モバゲー・グリー)全盛期で、結構な数の女とヤっていた。
モバグリはプロフィールに映りの良い写真を載せて伝言板に書き込めば簡単に釣れた。
そこで出会った女の話である。
ずっと貴方のことを待ってたの
その子とはモバゲーで出会った。
あゆという名前で、自分のことを「あっちゃん」と呼んでいた。
俺はプロフィールを見て、変わった子だけど顔は中の上と判断し、伝言板に『良かったら連絡下さい』と書き込んだ。
そして返信が来た。
あゆ『ずっと貴方のことを待ってたの、久しぶりだね』
(あれ?俺前にやり取りしたことあったかな?適当に話を合わせるか)
あゆ『あっちゃんは俺ちゃんと久しぶりに会いたいな』
(会ったこともある?写メ見る感じそれは無いだろ)
俺『とりあえず会う?車で行くよ』
あゆ『俺ちゃんは相変わらずエッチだなー』
俺はこの女とヤったことがあるのか?
昔過ぎて覚えてないのか?
とりあえず待ち合わせ場所を聞いて向かう。
車で30分位の所だ。
車にあゆを乗せるが、全く会ったことある気がしなくてヤバい。
会話の内容で思い出そう。
海岸線に車を停めて話をすると、何かおかしい。
この子ブッ飛んでる。
あゆ「あっちゃんね、○○って名前を付けた犬飼ってるの、俺ちゃんは○○のこと好き?」
(その犬に会ったことも写真すら見たことねー。ダメだ、とりあえずヤってから考えよう)
俺は車の後部座席に移動してあゆを呼んだ。
あゆ「相変わらずだね」
すぐに脱がせるが、この体も見覚えが無い。
とりあえず俺はセックスをした。
あゆは喘ぐと言うより笑っているような感じだった。
ごめんね。やっと一緒になれるね
ヤり終わって賢者タイムの俺は、謝って聞いてみた。
俺「ごめん、正直どこで会ったか思い出せないんだけど、俺達どこで会った?」
あゆ「あっちゃんと俺ちゃんはむかーしのむかーしに出会ったの、あっちゃんが生まれる前の時代に」
(え?言ってる意味がわからない。あかん、この子ヤバい子だ)
俺「そ、そうなんだーそれはさすがに覚えてないな~」
あゆ「徐々に思い出してくれれば、あっちゃん怒らないよ!」
俺「わかった、今日は帰ろうか」
あゆ「うん!久しぶりに会えて嬉しかったよ」
俺はあゆをブラックリストに入れた。
後日、知らないアカウントから連絡が来た。
『あっちゃんが悲しんでるからブラリ解除しろよ』
モバゲー出身の囲いの男達である。
『あっちゃんのプロフを見ろ』というミニメが多く、見てみると
『あっちゃんと俺ちゃんは過去も今も結ばれる運命にあるの、今は障害があるけどいつかは絶対に結ばれるんだ~みんな協力してね~俺ちゃんこのメッセージみ見たら過去に二人で行ったあの場所に来てね、ずっと待ってるよ』
(知らねーよ、そんな場所)
俺は怖くなり、ブラリをしたままモバゲーを辞めた。
グリーを活動拠点に移したが、数ヵ月後、何故かグリーのアカウントにあゆからミニメが来た。
あゆ『出身地と年齢で調べてたから時間かかっちゃった、ごめんね。やっと一緒になれるね』
俺は怖くなってグリーも退会した。
携帯番号もメアドも教えてなかったので、今現在まで実害は無い。
あゆは今も俺のことを探しているのだろうか?
第18話.浮気癖が治らないJK
21歳か22歳の夏の話である。
俺はプールのバイトでサブチーフの位置にいた。
チーフは高橋先輩だ。
サブチーフの休日はお客さんの対応に忙しく、平日しか監視台に座らない。
その分出会いも激減する。
これ読んでください
業務時間が終わるとチーム毎に集まり、次の日の出勤確認と雑談が行われる。
高橋先輩「以上、明日もよろしく!俺からは何かあるか?」
俺「いえ、大丈夫です」
高橋先輩「じゃあ解散!お疲れ様!」
一同「お疲れ様でした!」
ゾロゾロとロッカールームに向かう。
??「俺さーん、これ読んでください」
俺「うん?どれ?」
可愛らしい便箋に入った手紙だ。
「ゆりか」と言う女の子からだった。
うちのチームの新人で元気な女の子だ。
外見もスタイルも良い、高校1年生である。
ゆりか「後で読んでください」
俺「わかった」
手紙の内容は正直覚えていない。
『好きだからこのメアドに連絡下さい』とかいう内容だった。
ロッカールーム、サブチーフからは専用のロッカーと控え室が使える。
俺は控え室で手紙を読んでいた。
高橋先輩「お、客から手紙もらったの?今年は女運良さそうじゃん」
俺「うちのチームの子ですよ、それもセフレいなくなってから全然女運ないですよ」
俺はゆうりの時に他のセフレを切った。
ゆうりが就職で県外に出てからはセフレが0だった。
高橋先輩「まじで?だれ?だれ?」
俺「ゆりかさんですよ、ほらあのアヒル口の」
高橋先輩「あーあの子か、若い子だけど、磨けば化けそうな顔してるよな、付き合ってくれって?」
俺「いや、メールしてくれって内容です」
高橋先輩「いいんじゃね?女いないならメールして付き合っちゃえよ」
俺「メールして考えてみます」
俺とゆりかは数日メールして付き合うことになった。
付き合った翌日のバイト帰りにラブホでヤった。
お前浮気してるだろ
ゆりかは事ある毎に俺と付き合ったことを言いふらしていたため、瞬く間に噂はプール全体に伝わった。
ゆりかが休憩時間中のことである。
うちのチームの班員と話していた。
女「俺先輩が女抱く時ってどんな感じなの?俺先輩とは数年一緒に仕事してるけど想像つかないんだけど。ロマンチックなの?」
高橋先輩「あ、俺もそれ気になる」
ゆりか「え~普通だと思いますよ、有線いじっててレゲエのチャンネルにして電気暗くして」
俺「おい、止めろ、俺が恥ずかしさで死ぬ」
高橋先輩「有線のレゲエの番号暗記してるのは凄いわ(笑)」
プール営業中はゆりかの嫉妬が酷かった。
たまに客から声をかけられると不機嫌になり、同じチーム内の女の子にもいつも警戒していた。
一方、ゆりかも男の客に声をかけられたりしている。
俺は全く嫉妬心が生まれてこなかった。
ゆりかのことを本当に好きなのか、分からなくなる。
アルバイトが終わった後は一緒に帰り、帰りがけに一発ヤる日々が続いた。
ある日、ゆりかと帰宅している時だ。
俺は運転しながらゆりかの様子を見ていた。
俺「ゆりか」
ゆりか「うん?」
俺「お前浮気してるだろ」
ゆりか「え?…なんで?」
俺「何人の女と出会ってきたと思ってんだ、仕草が怪しすぎるわ(笑)」
ゆりか「してないよ!どこが怪しいの?」
俺「さっき電話鳴って携帯見たよな?メールも返さず、電話にも出ないで携帯閉じた。すぐにもう一度開いてたけどマナーモードにしたんだろ?その後も電話が来て、バイブで鳴ってた。今、俺にバレないように浮気相手にメールしてる」
ゆりか「…」
俺「してないって言うなら今打ってたメール見してみ?」
ゆりか「ごめん…でもなんでもない人なの」
俺「なんでもないなら隠すな、浮気するならもっとバレずにやれ、浮気に気付いたらさすがに注意する」
ゆりか「ごめんなさい」
俺「俺とゆりかはセフレじゃない。気付いたからにはどっちかを選んでもらう、俺か浮気相手か。俺を選ぶなら、今ここで浮気相手にもう会えないと電話して。浮気相手を選ぶならこのまま家に送って明日からは仕事仲間だ」
ゆりかは俺を選んだ。
ゆりかは泣きながら「もう会えない」と浮気相手に電話する。
泣きながら電話するなら、なんでもない相手では無いだろう。
ゆりかは恋心多き乙女だった。
プールで客にナンパされては浮気をする。
しかし、浮気の仕方は下手くそ過ぎた。
俺は付き合って1ヶ月も経ってないが、3回浮気された。
ゆりかは毎回浮気相手に泣きながら電話する。
俺「何回バレれば気が済むの?普通の男なら別れてるぞ」
ゆりか「ごめん、でもなんでまだ付き合ってくれるの?私のことそんなに好きでいてくれてるの?」
俺「ゆりかは浮気するには下手すぎるし、直すしかないだろ。ゆりかの浮気癖は俺が直すしかないと思うから一緒にいる。今は好きかどうかわからんが、本当にゆりかが浮気癖を直したらもう一度向き合うよ」
その後もゆりかは浮気を続け、5回目で浮気相手を選んだ。
結局、俺はゆりかの浮気癖を直せないまま別れた。
第19話.会社の女上司とセックス
22歳の時、俺はフリーターだった。
周りの同級生は大学を卒業して就職する歳である。
俺は焦っていた、就職しないといけない。
ヒモ時代に国家資格を取っていたので、それを武器に就職しようと考えた。
しかし、就職活動の仕方が分からない。
俺はネットのリクルートサイトでスカウト機能を使用した。
企業から個人宛にスカウトが来るというものである。
いくつかの会社からスカウトが来て、気になる会社にのみ返信をした。
そして、中小企業5社と面接することになった。
それぞれの会社と面接を行い、俺は5社全てから内定を頂けた。
どの会社にするか悩んだが、一番フレンドリーだった会社にした。
その会社の設立時代から、事務兼カウンセラーをしている女が今回のパートナーだ。
かおると言う。
そうか、私仕事辞めるんだったね
彼女は歳が30になる位で、若い時の杉田かおるにそっくりだった。
かおるは入社当時から俺のことを気に入ってくれた。
かおる「俺くんが面接に来たとき、履歴書の写真を見てイケメン採用ってお願いしたの、うちに来てくれて良かった」
俺「そんなことあったんですか、ありがとうございます」
かおるは俺が仕事に失敗しても優しくしてくれた。
かおるは設立当初から働いているため、発言権が強かった。
俺にとっては心強い味方だ。
会社で月に一度飲み会がある、毎月決まって土曜日だ。
基本的に強制参加で俺は毎月出ていた。
よく酔っ払ったかおるが絡んできた。
仕事にもだいぶ慣れ始めたある日、『かおるが仕事を辞める』という内容の社内メールがあった。
かおるにメールをする。
俺『会社を辞めるって本当ですか?』
かおる『うん、カウンセラーを本業にしたくて。色々勉強したあと心理カウンセラーになるつもり』
俺『かおるさんには色々優しくしてもらったので残念です』
かおるの送別会が開かれる。
かおるは花束やプレゼントを貰い、最後の飲み会を楽しんでいる。
数時間後に飲み会が終了した。
事務室で俺のことをよくカッコイイと言っていたらしく、社長が俺に「送ってやってくれ」と頼む。
酔っ払ったかおるを、駅まで肩を抱いて送っていく。
かおる「もうちょっと飲みに行きたい」
(めっちゃ酔ってるのにまだ飲むのか?)
俺「かおるさん、飲み過ぎですよ、まだ飲めるんですか?」
かおる「最後なんだからもっと飲みたいの」
俺「確かに、ちょっとだけ行きますか?」
終電が近いので、すぐに出るつもりだった。
かおると2人でカウンター式の飲み屋に入った。
青色に光る水槽が置いてある、雰囲気の良い飲み屋だ。
かおる「最後だね、俺くんが入社してきた時も懐かしく感じる」
俺「かおるさんがカッコイイって言ってくれて嬉しかったですよ」
かおる「今もカッコイイと思ってるよ、俺くんだからまだ飲みたいと思ったんだから」
俺「それは男としてですか?仕事仲間としてですか?」
この時俺も酔っ払っており、流れに任せてヤってしまおうと思っていた。
かおる「難しいね、男としてと言いたいけど、どうしても仕事の後輩として見えちゃうんだ」
俺「じゃあ仕事を辞めるんであれば、後輩じゃなく男として見てくれるんですね?」
かおる「そうか、私仕事辞めるんだったね」
飲み屋を出て、言葉数が少ないままラブホ街へ向かう。
どこも満室で雰囲気ブチ壊しだったが、ひたすら空いているラブホを探した。
ようやく見つけたラブホに入り、かおるをベッドに寝かせる。
かおる「いいのかな?後輩の俺くんとエッチするなんて恥ずかしいし、信じられないね」
俺「かおるとエッチ出来て嬉しいよ」
かおる「ふふ、じゃあ俺とエッチ出来て嬉しい」
俺達は朝までセックスをした。
以降、会社の飲み会のサプライズゲストとしてかおるが来ると、その度にラブホで朝までヤっていた。
かおるは現在カウンセラー、結婚はしていない。
第20話.激カワキャバ嬢との同棲
時代的には初めて入った会社の上司、かおりの後の話だ。
かおりがいたからと言っても、最初に入った会社は十分ブラック企業だった。
仕事は基本的に下請けの下請けだ。
客や元請けから罵声が多かった。
新人の頃は「こんな知識もないのかよ、氏ね」とか「新人だからって教えてる暇ないんだよ、仕事場で勉強するなら邪魔だから帰れ」等色々と言われたりした。
俺は必死に勉強をした、学生時代より勉強してたと思う。
仕事から帰ってきて、朝まで勉強して仕事に行く日もたまにあった。
残業代はみなし残業だった、それ以上は出ない。
他の新人はどんどん辞めていく。
同期は15人程いたが、残ったのは俺を含めて3人だった。
そんな会社に勤めていた。
キャバ嬢の子狙ってたんだけど落とせなくてさ
ある程度スキルが付いた頃だった。
友達からメールが来た。
友達F「今って彼女いる?」
俺「久しぶり、どうした?今はいないよ」
友達F「いやさ、キャバ嬢の子狙ってたんだけど落とせなくてさ、彼女自身は彼氏欲しいみたいで男を紹介してって頼まれちゃって」
俺「ほ~可愛いの?」
友達F「超絶可愛い」
俺「そんなに可愛いなら諦めないで落とさなくていいのか?」
友達F「いや、メールも結局営業メールばかりだし、金使うばかりだから諦めるのよ。他の知らないやつに取られるよりは俺が付き合ってくれた方がいいし」
俺「お前が無理なんだから、俺が付き合うのは厳しいだろ」
友達F「店誘われたら断っていいから」
俺はメールをすることにした。
名前はあきと言う、メールはキャバ嬢だけあって慣れている感じだった。
俺は出来る限り店の話に触れないことにした。
あきは地方から出てきた専門学生だった。
部屋は1人で住んでるのに2DK、俺は1人で1R7畳だ。
それも部屋の中にキッチンがあるから、実質5.5畳位だった。
俺の薄給ではこれが限界だ。
思ってた以上に性格がいい子で、メールもいい感じに進んでいった。
そして俺達はデートすることにした。
お互いに写メは送らず、待ち合わせ場所で初めての顔合わせだった。
待ち合わせ場所で待つ。
そこは皆がよく使う待ち合わせ場所で、人がいっぱい溢れてる。
服装は聞いてるので周りを見渡す。
それっぽい女の子がいた、キャバ嬢っぽい。
超絶可愛いな。
あの子かなと思って話しかけようとした時、彼女は動き出して他の男と喋り始めた。
(なんだ違う人か)
俺はこんな服装で待ち合わせ場所に着いたとメールを送る。
メールを送り終わった後に周りを見渡すと、先ほどの女の子がまた1人でいた。
彼女は携帯を見て周りを見渡し、俺に近づいてきた。
あき「俺さんですか?」
俺「え?あき?あれ?さっき違う人と喋ってなかった?」
あき「そうなの~聞いて!待ってたらあの人がめっちゃ見てくるから俺さんかな~って話しかけたら人違いだったの!恥ずかしかった!」
俺「気に入られたんじゃない?あの人も話しかけられてビックリしたと思うよ(笑)」
俺達はデートしたが、遊びもご飯もそこまで高くない店だ。
(普段なら同伴前やアフターで、もっと高い店に連れてってもらってるんだろうな)
そう思うと申し訳なかった。
もしかしたら付き合うかもしれないじゃん?
ご飯の時だった。
あき「いっぱい食べるね、よく太らないね」
俺「代謝がいいみたい」
あき「友達から聞いてる?私がキャバ嬢だって。だから太れないんだよ、羨ましい」
俺「あぁ、聞いてるよ」
(ヤバイかな、これから同伴誘われたらどうしよう。新規は安いって聞くから1回だけ勉強として行くか)
あき「今日は休みだから久しぶりにプライベートを楽しめてるよ!ありがとう!」
俺「あ、今日は休みなの?」
俺はホッとした。
あき「私、今年専門卒業なのね。だから徐々にフェードアウトしていくつもりで最近は出勤日数少なめなの」
俺「でも人気あるでしょ?お客さんは悲しんでない?」
あき「卒業したら実家に帰って今の専門の仕事に就きたいからさ。それにうちのキャバ変わってるし、そこまでお客さんいないの」
聞くとテレビ画面にずっとアニメが流れてるキャバらしい。
確かに変わってる。
俺達は飯を食べた後に夜景を見に行った。
カップルがいっぱいいる場所だ。
そこには夜景がよく見える展望台があった。
展望台のフェンスにはおびただしい数の南京錠が付いている。
南京錠にはカップルの名前が書いてあり、『ずっと繋がっていられるように』との願いがあるそうだ。
あき「すごいね、これ」
俺「ここまであると南京錠の方が重そうだな、あの南京錠なんて門を閉める用のやつだぞ(笑)」
あき「本当だ、めっちゃ大きいね!私達も持ってくれば良かったね」
俺はドキッとした。
俺「こうゆうのは付き合ったカップルが付けるもんだろ(笑)」
あき「もしかしたら付き合うかもしれないじゃん?その時のために事前に付けておくの」
俺「このフェンス南京錠売るために定期的に撤去されてるぞ(笑)」
あき「逆に別れちゃいそうだね(笑)」
俺達は笑いながらそんな会話をした。
その日は何もしないで帰ったが、しばらくしてあきから告白された。
俺は迷うことなくオッケーした。
お気に入りのキャバ嬢を紹介してくれた友達に報告するのは気が引けたが、報告しないわけにはいかない。
俺「あきと付き合うことになった」
友達F「マジで!?どうやって落としたの?」
俺「デートしてメールしてたら付き合うことになった」
友達F「さすがだな!俺が付き合ってくれて良かったよ!よろしくな!」
俺「おう、ありがとうね」
転職して、給料も上がったから一緒に住まないか?
付き合ってからのデートはお互いの家に遊びに行くことが多かった。
あきの家は広くて、片方の部屋は倉庫として使われていた。
時は少し経ち、彼女は専門学校を卒業し、実家に帰って就職した。
キャバ嬢はその時に辞めた。
それでもあきはキャバで貯めた貯金を使い、週末に新幹線で俺の家に来ていた。
俺も薄給なりにあきの地元に遊びに行っていた。
一方、俺の仕事は転機を迎えていた。
俺はいつか会社を起こしたいと思っていた。
コネを作るため、会社間の集まりや飲み会には積極的に参加していた。
ずっと勉強をしていたため、同年代より専門的知識はあると自負していた。
それを嫌味なくプレゼンすればいいだけだった。
「うちの会社に来ないか?」というありがたい言葉も何社か貰っていた。
待遇が良く、役職も付ける約束をしてくれた会社に転職することとなった。
その際に前の会社とのいざこざがあり、スムーズとは言えないが転職することが出来た。
給料もかなり上がった。
俺「転職して、給料も上がったから一緒に住まないか?毎週こっちに来るのも大変だろ」
あき「本当に?行きたいけど仕事辞められるかな」
俺「こっちに来てゆっくり探しなよ」
あきは会社を辞めて俺の家に来た。
引っ越しは後でしようと考え、5.5畳の部屋での同棲がスタートした。
あきは毎日俺の弁当を作ってくれた。
狭い部屋だが、2人でお風呂に入ったり、家に帰ったらご飯がある生活は幸せだった。
1年経った頃だろうか。
あきの中での俺が、恋人感覚から家族感覚に変わってきた。
そこから意見の不一致、すれ違いが多くなってきた。
お互いに不満があっても喧嘩までは発展しなかった。
それがいけなかった。
付き合って2年経ちそうな頃、お互いの積もり積もった不満が爆発した。
それは修復不可能と思えるほどの喧嘩だった。
あきは家を飛び出した。
しばらくしてあきを探しに行くが見つからない。
やっと電話が繋がり、会って話をすることになった。
あき「もう、私達が元に戻るのは無理だと思う」
俺「そうかもな」
そう思えるほどの喧嘩だった。
あき「もう別れよう」
俺達の同棲は2年経たずに終わった。
あきは近くのアパートを借りた。
アパートへの引っ越しは手伝った。
俺の家からあきの物が無くなっていくのは寂しかった。
お互いカラオケが好きだった。
別れて1ヶ月した頃、あきにカラオケに誘われ行ったが復縁することは無かった。
現在、彼女は結婚している。
あの喧嘩が無かったら、別の生活があったのかもしれない。
第21話.「先輩」と呼ばせ続けたJC
あれは出会い系サイトで出会った2個下のJCだった。
そのJCは人の目を見て話すことが出来ない恥ずかしがり屋の子だった。
メールの段階でヤる約束まで取り付けた。
いざ待ち合わせの場所へ、ここが一番緊張するし、楽しみでもある。
JC「俺さん…?」
そこに立っていたのは、ぽっちゃりだが顔は整っている女の子である。
心の中でガッツポーズ。
しかし、何かおかしい。
一度も目を合わせてくれない。
それも全く喋らん!
俺「○○?」
JC「はい…」
俺「とりあえずどっか行くか」
JC「はい…」
(これは、これはつまらんぞーー!!)
基本「はい」しか言わない。
ゲーセン行ってもご飯食べても全く喋らん。
俺はとりあえずヤれればいいやと思い、行きつけのブラックライトのホテルに連れて行った。
あれ?ちょっと可愛い
ホテルに着き、彼女を脱がすとぽっちゃりだけあって胸はDカップだった。
俺はむしゃぶりついた。
しかし反応が全く無い。
(これはつまらんぞーー!!)
俺は気持ちが萎えながらも、舐め続けた。
しかし反応が無い。
JC「あの、なんて呼んだらいいですか?」
(えっ!今それ聞く!?おっぱい舐めまくられてるんですよあなた)
俺は悩んだ。
(この子とは長続きしなそうだし、適当でいいか)
俺「あ、じゃあ先輩で」
JC「わかりました、先輩…」
(あれ?ちょっと可愛い)
俺「もっかい言って」
JC「先輩?」
(おお、なんかいいぞこれ)
彼女は処女だった。
しかしあまり痛みは無いようだ。
俺「先輩、気持ちいいですって言って」
JC「先輩、気持ちいいです…」
俺「先輩、もっとって言って」
JC「先輩、もっと…」
完全にアホである。
マグロ女は何人か相手してきたが、これだけマグロだと逆に興奮する。
ヤり終わった後に気になっていたことを聞いた。
俺「なんで○○みたいな子が出会い系サイトなんてやってるの?」
JC「…今月親が離婚して父方に引き取られたんです。どうしても納得できなくてグレてやろうと思って…」
俺「家庭の事情だからなんて言っていいか分からないけど、出会い系はもう止めな。俺と一緒にグレようぜ」
その後1年ほど関係は続いたが、ある時JCが高校に進学しないと言ったことがきっかけで、喧嘩して連絡を取らなくなった。
まとめ

今回は、メンヘラ不思議ちゃんから始まり、マグロJCまで幅広いタイプとの日々を紹介した。
学生からフリーター、社会人になってからも、俺の女癖は変わらないままだ。
同棲相手との別れなど、昔の傷を振り返るのはなかなか厳しいものもある。
次回で一応このシリーズは最終回を迎える予定だ。
ぜひ最後までチェックしてみてほしい。