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私の3つのナンパ理論

スカウト・キャッチ
東京アップデート編集部

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私は若い頃によくナンパをしていた。

まあ私のルックスは、自分でひいき目に見ても「中の下」くらいだったから、成功率は1割にも及ばない程度だった。

それでも、たまにはマグレ当たりで釣れることもある。

ナンパに必要なのは、“勇気”と“タイミング”だ。

1.街頭ナンパ

20代の頃の話だが、KFCの前を通りかかった時のこと。

私は店から漂ってくる匂いに惹かれ、店を通り過ぎたところで振り返った。

ちょうどその時、私の後ろにいた女子高生2人組が、

「ケンタッキーって匂いかぐと食べたくなっちゃうよね~」

と言い、そこで振り返った私と目が合った。

「僕もなんだ。良かったら3人で匂いに釣られてみる?」

私はこう言った。

ナンパはタイミングが良ければ、たったこれだけで成功してしまうのだ。

ここで重要なのは“勇気”だ。

一瞬でも躊躇してしまえば、歩いている女子高生たちはもう通り過ぎてしまう。

ここで後を追いかけて、「ねえねえ3人でケンタッキー食べない?」と声をかけても、おそらく上手くいかなかったことだろう。

実際、ナンパした経験のある男性は全体の2割もいないだろう。

「俺はナンパなどという軽薄なことをする気はない」という方のほうが多いだろうが、「ナンパしようと思っても声をかける勇気が出ない」という男性も多い。

女性でナンパされたことのある人がどのくらいの比率でいるのかは分からないが、たまに「えっ、もしかしてナンパ?ぁ、ね、ねぇ、そ~なの?」と舞い上がってしまう女の子もいるくらいだ。

もちろん、女性10人に声をかければ、そのうち8~9人には「あっち行け、シッシッ」と言われる。

それでも、ごく一部に声をかけるだけでゲットできる女の子もいたりする。

それが、ナンパの楽しみの1つでもあった。

ナンパと違い、出会いサイトでは相手が見えない。

ここで勇気は不要だ。

面と向かって女性に声をかけられない男性でも、メールを送ることは簡単だ。

かくして、女性の日記には物欲しげなコメントが連なり、伝言板にはラブコールが満載、掲示板の書き込みには多くて数十通のメールが送られてくる。

女性は皆すぐに、メールやコメントで誘われることに慣れてしまう。

出会い系サイトでは、メールを受け取っただけで嬉しくなってしまう女性などいない。

他の誰かと同じような内容のメールを送っても、反応が悪いのは当然だ。

いつも思うのだが、こんな簡単な事に気づかない男性は実に多い。

2.割り勘デート

私は職場の後輩たちと飲みに行く場合、基本的には男女を問わずおごる。

自分の立場や収入差を考えると、これが当たり前だと思う。

そのため、今の私の立場で「割り勘論議」に参加しても仕方がない。

そこでまた、タイムマシンで昔に戻ることにする。

ナンパで女の子に声をかけ、たまたまマグレ当たりでOKを貰えたとしよう。

ここで「ところで僕たち学生だから割り勘でいいよね?」などと言おうものなら、女の子たちは一瞬で目の前から消え去ってしまう。

さすがに高校時代のデートは割り勘が普通、大学時代も割り勘デートは少なくなかった。

私の大学時代は多くの場合、会計を済ませた後で女の子が出してくれた場合は受け取る。

あるいは、女の子が「さっき出してもらったからここは私に任せて」と言えばそれに甘える。

こんな形で、自分から割り勘を要求することはしなかった。

私の学生時代は丁度バブル景気のピークでもあったので、『デート代は全て男が持つのが当然』と考える女の子は今より多かった。

こちらが学生で相手がOLの場合には、理不尽を感じないでもなかったが、『デート代がもったいない』と思う相手は誘わなければいいだけの話だ。

最近では「男女平等」の価値観が定着してきたので、こんなことが論争になるのだろう。

人にはそれぞれ価値観があるから、「割り勘は当然」、「デート代は男が持って当然」などの価値観を否定してはいけない。

だが、こちらから誘う場合には、暗黙の「割り勘が当然」は絶対にダメだ。

相手に出費が発生する場合には、事前に伝えて了承を取る。

これは社会的にも常識だ。

男の友人同士で飲みに行く場合でも、どんな店に行くかなどは事前に了承を取る。

そうしなければ、居酒屋のつもりで高級料理店に来てしまうかもしれない。

それでは財布が大変なことになってしまう。

「良かったら今度デートしませんか?もちろん割り勘ですよ」

割り勘が当然と思う男性は、こう誘うべきだ。

どれだけのOKが貰えるのか、私には分からないが…。

3.デートの必要経費

私は大学2年生の頃、「女子高生キラー」のあだ名で呼ばれていた。

思い返せば、高校時代には「ダミアン」と呼ばれ、他の大学時代には「ドライアイス」と「原子力潜水艦」、就職してからは「ノーテンキ坊や」と、ろくなあだ名で呼ばれたことがない。

話をナンパに戻すが、女の子とデートするにはお金がかかる。

今の物価に換算しても、「居酒屋で食事⇒ショットバーでちょっと会話⇒次回へ続く」のエコノミーコースで7~8千円、東京ならこれだけで1万円以上だろうか。

「前回の続き⇒お食事⇒カラオケボックス⇒ホテル」と、ここでさらに1万数千円はかかる。

合計2万円以上の出費が必要だ。

もちろん、最初のデートで「食事⇒カラオケ」と連結させてもいい。

だが多くの場合、女性はカラオケボックスへのお誘いに対する深い洞察力を持っているため、そう上手くはいかない。

さらには、デートした女の子全員をモノにできるわけではない。

私の場合、1対1でデートした女の子の中で、エッチできたのは全体の4割程度。

3割より多いが半数には達せずという辺りだが、おそらく平均的な男性よりも戦績はほんの少しだけいいほうだと思う(もちろん、男女の付き合いはエッチだけで考えるべきではない)。

つまり、100%エッチ目的とした時、費用対効果で考えると、女の子をデートに誘ってゲットするには、1人当たり4~5万、手際が悪ければもっと必要になってくる。

月8万の仕送りと、月4~5万のバイト収入で生活していた私に、この出費はかなりきつかった。

そこでというわけではないが、これに比べたら、KFCくらいで喜んでくれる女子高生のほうがデートに誘いやすかった。

かくして、私のデートの相手は高校生が多くなり、『いつも制服姿の女子高生を連れている怪しい奴』という事になってしまったのである。

「援助交際を前提にしない」と言うよりも、正攻法で女の子をゲットするために必要な出費は、出会い系サイトも同じである。

1人当たり4~5万と考えれば、エッチだけを目的にするのなら、「割り切り」のほうがはるかに安上がりだ。

世の中のどれほどの男性が、この事実を知っているのだろうか。

無論、「割り切り」と「純粋な出会い」は全くの別物。

こんなことは誰だって知っている。

問題はその動機だ。

いくら経費がかさんでも、純粋に恋の駆け引きを楽しみたいのなら、それは素晴らしいことだ。

だが、単に「女性に対価を払うのがもったいない」という理由であれば、多くの場合はもっともったいない結果が待っている。

「割り切りの出会いには予算が足りない」という発想は論外だ。

まとめ

まとめ(シュウジ)

さすがに現行法下のこの時代では、女子高生をナンパするのはあまりおススメできない。

しかし、20歳前後の女子大生などは、ナンパで上手く釣ることができれば、数千円の元手でゲットすることも夢ではない。

ポイントを買う金にさえ不自由しているような若い男性であれば、多くの男が群がる出会い系サイトにこだわらず、外に繰り出すほうが絶対にチャンスが広がるだろう。

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