秋葉原のJKリフレは今、どうなっているのか!?
夏休みの真っただ中、それを探るべく秋葉原へ行ってみた。
まず秋葉原に降り立ち、中央通りを歩いての第一の感想。
(メイドさんが復活している!?)
そう、以前秋葉原に降り立った際は、メイドさんがほぼ絶滅し、制服姿の女の子ばかりになっていた。
だが昔のように、メイド服に身を包んだ女の子があちこちにいたのだ。
それを見てなぜかホッと安心する私(笑)
とりあえずは情報収集、チラシをもらいまくりながらお店の説明を聞いて廻る。
炎天下の中、浴衣や白衣などの暑そうな格好をしている女の子もちらほら見かける。
しかし、よく見ると女子高生のようなあどけなさの残る娘は少なく、20代の女の子が多い気がした。
実際に「女子高生?」と聞いてみると、「違いますよ~」、「20歳です」などの回答ばかり。
『女子高生は一体どこにいるのだ!』と思いながらあちこちを廻ってみると、以前のような女子高生の制服を着たチラシ配りの女の子たちを発見。
中央通りから1本奥に入った裏道である。
どうやらチラシ配りの女の子が集まるスポットのようだが、日当たりが強いため、影となる小道を仕事場にしている女の子もいるようだった。
そこで20人以上の女の子に、JKリフレに行きたい旨を話して廻る。
「JKリフレですか?うちは18歳以上しかいないので~…」
「私たちのところは耳かき専門店です。でも、女子高生はいないですねー」
「少し前に摘発されてからあんまり聞かないですね」
「うちは昔から女子高生はいませんよ。店長がしっかりしてるので」
あれ、もしかしてもうJKリフレって無いのでは??
『JK自体、秋葉原から姿を消してしまったのでは…』と思っていたら、
「お散歩しましょうよ~。30分でいいので!暑いのでどこかで涼みましょう!」
幼さの残る女子高生らしき女の子たちが、口を揃えて「お散歩」に誘ってくる。
なんと、以前JKリフレで働いていた女子高生たちは、皆“JKお散歩”に姿を変えていたのだ!
JKお散歩で働くJK達

実際に、高校1年生と高校3年生の女の子に話を聞いてみたので、以下にその会話をまとめる。
ギャル系ショートカットJK
まずはギャルっぽいメイクをしたショートカットの女の子。
目元に幼さの残る、正直少しタイプの女の子だった(笑)
「こんにちは、リフレやってるの??」
「違います~、お散歩ですよ。どうですか?」
「お散歩今流行ってるの?女子高生のリフレを探してるんだけど」
「女子高生のリフレはもうほとんどないと思いますよ~。警察しょっちゅう来てますし」
「そうなんだ。(チラシの名前を確認する)かなちんは女子高生なの?」
「はい、高校1年生です。30分でいいのでどうですか!?」
「値段どれくらい?」
「30分で3,000円です!」
「え~、高くない?相場それくらいなの?」
「安いですよ。今キャンペーン中だし、本当は4,000円だったり5,000円だったりするし。お兄さんに渡したチラシがキャンペーンの最後のチラシです」
「お散歩かー、でも一緒に歩くの恥ずかしいな(笑)」
「えー、ひどいー!(笑)」
「これさ、一緒に散歩しててHなところに連れ込まれたりとかってないの?危なくない?」
「うーん、ないですよ。もし何かあっても携帯にGPSが付いてるので場所とかも分かるし」
「そうなんだー。この料金ってさ、もし散歩したらかなちんはどれくらいもらえるの?」
「えっとー、3,000円中お店に1,000円入って、残りがもらえます」
「おお、結構もらえるんだ」
「でも、歩合制なので、お散歩できなかったら0円です(笑)だからお願いします!」
「じゃあ、ちょっとJKリフレもうちょっと探してみて無かったら戻ってくるね」
「ほんとですか~、戻ってきて下さいね~」
目つきがキツい派手髪系JK
そして2人目は若干目つきのキツい女の子。
髪を派手に染めていて話しかけづらかったが、意外にも人懐っこい感じの娘だった。
制服の胸元ボタンの外れ具合は、視線のやり場に困ってしまう(笑)
「こんにちは。なんか目つき鋭いね(笑)」
「えー、ひどくないですか(笑)」
「いや格好良いよ。リフレやってるの?」
「お散歩です。30分5,000円です。どうですか?」
「うーん、(チラシを確認する)このミラノってお店どこにあるの?」
「違います、ミラノは私の名前です(笑)お店は●●って名前ですぐそこにありますよ。お散歩以外に店内での撮影会とかもやってます」
「あ、そうなんだ(笑)ミラノちゃんは女子高生?」
「はい、3年生です」
「お~、女子高生なんだ。今夏休み?」
「はい」
「今日は何時から何時まで仕事あるの?」
「今日は3時から9時までです」
「え、女子高生が9時まで仕事していいの?警察に補導されない?」
「10時までだったら大丈夫です。一緒にゲームセンター行ったりプリクラ撮ったりしませんか?」
「どうしよっかなー。JKリフレって本当にもう無い?」
「ないと思いますよ~」
「じゃあ、もう少し探してみて無かったら戻ってくるから一緒に散歩しよ」
「えー、絶対戻ってこないじゃないですか!(笑)」
「いやいや、もし見つけたら捕まえていいから(笑)じゃあね」
JKリフレを探し続けるも空振り
この他にも、何人かの女子高生たちに話を聞いて廻ってみた。
“お散歩”はほとんどが歩合制で、散歩をしなければ無給という給料体系。
埼玉から通っているという娘や片道2,000円の場所から通っている娘など、知り合いにバレるのを防ぐためなのか、比較的遠方から来ている女の子が多かった。
だが交通費は出ないため、お客さんが付かないとマイナスになると嘆いていた。
それでもなお働き続けているということは、やはりそれだけ儲けられるということなのだろうか。
上記の2名以外に印象に残ったチラシ配りでは、カウンセラーをモチーフにした白衣を着た女の子もいた。
年齢は19歳ということだったが、セーラー服の上に白衣という格好にかなり興奮(笑)
本人は「暑いんですよ~」と嘆いていたが(笑)
説明を受けると、「うちはカウンセリングで、女の子と手を握りながらお話したり、女の子の太ももに手を挟んだ状態でドキドキを楽しみながらお話をしたりします」という際どい内容のものだった。
女の子以外に、チラシを配る男性の姿も見かけた。
『居酒屋のチラシかな』と思って見ていると、「メイドカフェいかがっすか?」と声を掛けてきた。
メイドカフェの案内をする男性は初めてだったが、かなりのイケメンだった。
その男性にもJKリフレについて聞いてみたが、「もうないんじゃないっすかねー。JK風ならあの角曲がったところにありますけど」という答え。
他にも、『店員よりむしろ客のほうが詳しいのでは?』という考えから、耳かき店で順番待ちをする常連っぽいお客さんにも聞いてみたが、「摘発が入ってからないんじゃないですか」という答え。
結局、JKリフレについて突き止めることはできなかった。
“JK風リフレ”に潜入

ここからは『JKリフレ』の話ではないが、制服を着た女の子が接客する『JK風リフレ』を体験した話である。
店内に入ってみると、受付にはAKBにいそうな女の子の姿が。
女子高生かと思って聞いてみると、22歳の大学生とのこと。
この店も女子高生は昔から雇っておらず、キャストは皆18歳以上。
メニューは、ハンドケア、足踏みケア、耳かきケア、お話セラピーなど、全て20分2,500円から。
どのコースも女の子との会話を楽しめるが、お話セラピーは「話だけがしたい」という人向けとのこと。
とりあえず、無難な20分のハンドケアコースをお願いする。
後で聞くと、ハンドケアコースは対面式で話しやすいため、一番人気があるらしい。
「女の子が来るので待ってて下さい」と言われ、案内された部屋で待っていると、「私でした~(笑)」と受付の女の子がやって来た。
20分間の会話を全て記載すると長くなるため、会話の要点だけを以下にまとめる。


調査内容
時給や指名の頻度は教えてくれなかったが、「人気があったら受付なんてしてないですよ」とのこと。
もっともである。
あまりにしつこく聞くため、「なんでそんなに内部事情を知りたがるんですか(笑)」と疑われたが、「男性スタッフとして働いてみたいから」と答えておいた(笑)
実際にサービスを受けてみての感想は、やはり素人の女の子のマッサージという印象。
マッサージとしての気持ち良さはそれほど無いが、『若い女の子と話しながら手を揉んでもらえる』という点での癒し効果はあると感じた。
“JK風リフレ”の内容は以上である。
当日はJKリフレを1日中探し回ってみたが、店員やお客さん伝いに聞いてみた限りで発見することはできなかった。
もしかすると、まだどこかで存続しているのかもしれない。
だが以前の摘発もあり、警察が未だに嗅ぎまわっているため、素人が多少探した程度では見つからない状態となっている。
まとめ

秋葉原の現状をまとめると、以下の3つとなる。
- メイドさんが復活している。
- JKリフレにいた女の子たちは、“JKお散歩”へと姿を変えている。
- 制服姿の女の子が接客する“JK風リフレ”はあるが、そこにJKはいない。
今回の調査では、AKBの流行やJKリフレの社会問題化などの影響をいち早く受け、素早くサービスの形を変えていく女の子たちの姿があった。
おそらくはまた1年後、新たなサービスを提供する彼女たちの姿を、秋葉原で見ることができると思うと楽しみである。
以上で調査レポートを終わりとする。