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キャバ嬢が語るキャバクラの裏側・体験談

キャバクラ
東京アップデート編集部

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夜遊びから大人の出会いまで、幅広い情報を取材してます。ネタ収集が毎日の日課。

キャバ嬢といえば、華やかな衣装に身を包んで派手な生活をしているイメージを持っている人も多いだろう。

しかし、その裏側にはキャバ嬢としての苦労や大変さがある。

この記事では、そんな彼女達の側面が垣間見えるキャバ嬢目線で書かれた体験談を紹介していこう。

体験談① キャバ嬢の仕事を勘違いする“太客”

私、昼間は歯科医院で正社員として働いているのですが、夜は時間がある限り「熟女キャバ」なる所で働いてまして…(汗)

今のお店で働き出して早1年が過ぎ、その中のお客様にいわゆる“太客”がおりまして…。

水商売では『ホストは永久指名、ホステスはお客様次第』という暗黙の了解があり、その“太客”は他の女の子から私に指名替えしました。

とてつもなくやりにくいお客様です…。

その“太客”は週に1、2回は来て、月にすれば30万は使って下さるんですが、遊び慣れていないお客様。

歳は40代半ば。

半年前のある日、突然嫁が離婚届を出し、意味も解らないままハンコを押してしまい離婚。

娘、息子、犬を連れて嫁に出て行かれたそうです(汗)

その歳で外食を一人で出来ず、一度も風俗に行ったことがなく、ラブホすら行ったことがないという奇特な方で…。

こういう人が遊び出すと始末が悪い。

『自分だけに優しい』とか、『親身になってくれる』とか、めっちゃポジティブに受け止めちゃいます。

こちらはあくまでも仕事なんですが、その点を理解してもらえません(汗)

そりゃあ夢を売る商売ですから、お客様に気に入られてなんぼですが、『その場が楽しけりゃOK』という遊び慣れたお客様とは違って、考え方が重いんです(泣)

その“太客”が、

「A(私)さんに恋をしてしまいました♥」

とマジ顔で言い放ったのが2ヶ月前。

ダブルワークの忙しさを理由に外で会うのを避け続け、引っ張るに引っ張りましたが…もぉ精神的に限界です(泣)

昨日もねだってもいないシャンパンを入れて頂き、

「半年後でいいのでAさんの時間を1時間だけ下さい♥」

って…。

ここまでくると病みます(汗)

変に連絡取れなくしたり、店を辞めたらストーカーに変貌しそうでマジ怖いです。

色んな事に対してグチグチ言う人なので、常々きつくアドバイスしてるんですけどね。

『嫌われてもいいや!』くらいの勢いで…。

それでも全然効果なし。

あぁ~これからの接客が憂鬱で堪らない…(汗)

皆さんもキャバ嬢に入れ込む時は慎重に!

体験談② きっかけはキャッチ、ホストに弄ばれたキャバ嬢の話「店内竿姉妹」

当時、わたしはキャバ嬢だった。

ホテル街を突っ切らないとたどり着かない、“枕推奨”としか思えない繁華街の真ん中に、わたしの店はあった。

人通りも多く、盛った頭にヒールで歩くのは恥ずかしい。

おねーさんおねーさん、どこ行くの?そんな急いで

うつむき加減で早々に通り過ぎようとすると、誰かに声を掛けられた。

いつもならシカトするのだが、そのときはなぜか顔を上げてしまった。

「おねーさんおねーさん、どこ行くの?そんな急いで」

綺麗な顔のイケメンだった。

だが一発で分かる。

ホストだ。

ロンワンズのジャラジャラしたネックレスやブレスレットを着けているし、服装だってロエン。

当時も現在もそんな恰好をする男性はホストぐらいである。

「ホストでしょ?今から仕事行くから、急いでるから、じゃね」

「いやいや、違うよ!アパレルアパレル」

小走りで去ろうとするわたしを追いかけてくるホスト。

(しつこいな)

わたしは舌打ちをした。

もう少しで遅刻の罰金が付いてしまう。

「090-…」

「わかった、ありがとっ!」

番号を早口で言い残し、その場は別れた。

その後、何度か業務的な連絡が来たが、それをシカトしているうちに、彼からの連絡はだんだんと来なくなっていった。

たまに、彼がキャッチをしている姿を見かけることもあったが、お互いに何となく気まずくて会話はしなかった。

が…数か月後、事件は起こる。

「あたしとあいつ付き合ってるんだけど!」「でもウチだって、エッチしたもん!」

当時、わたしが働いていたキャバクラは少しブラックだった。

明らかに挙動不審なメンヘラ、デリヘルとの掛け持ちだと噂されているキャストなど、かなりの問題児が揃っていたのである。

だが、意外にもキャスト同士はとても仲が良かった。

待機席でも先輩が声を掛けてくれたり、とにかく雰囲気は良かった…ハズだった。

ある日、キャスト同士が喧嘩をしていた。

「は!?マジでゆってんの?あたしとあいつ付き合ってるんだけど!」

「でもウチだって、エッチしたもん!家にも来たことあるし!」

穏便ならぬ会話である。

事情を聴くと、どうやら彼氏が被ったらしい。

その男性は、Aちゃんと付き合いながら、Bちゃんともセフレ関係を継続していたようなのだ。

仕事が終わり、Bちゃんの家に頻繁に泊まりに来ては、セックスを繰り返していたそうである。

Bちゃんの方も若干気持ちが彼に傾いているらしく、本気で言い争っていた。

お盛んな男性である。

奇妙な偶然もあるものだと思ったのだが…彼女たち、実は2人とも店の近くで声を掛けられたと言う。そう、あのキャッチをしていたホストだったのだ。

そのホストは2人を店には呼ばず、会って遊んでセックスをする仲だったらしい。

通常、ホストには「育て」と呼ばれる期間があり、その間は客もしくは客候補の女性にたくさん時間を割いてあげたり、会ってあげたりする。

後にお金に繋がる大切な期間なのだが…それにしても下手な育て方だ。

手当たり次第としか言えない。

最初は激しく言い争っていた2人も、徐々に矛先がそのホストに向かい始めた。

「まじあいつありえないし!セックス下手なくせに」

「そうそう、自分のことイケメンだと思い込んでる感じがムカつく!なんなのって感じ」

そのホストは残念ながら、セックスのテクニックもイマイチだったらしい。

酷評されていた。

「女子会の下ネタがエグい」と言うのは本当で、共通の敵を作ったときの女性同士の結束力は半端ではない。

半ば圧倒されながら話を聞いていたわたしだった。

営業熱心なのか性欲旺盛なのか、今一歩わかりかねるホスト君はご愁傷様だ。

複数の女性と性的関係を持つときは、くれぐれも気をつけて欲しい。

店の中では、驚くほどのスピードで噂が回るのだ…。

体験談③ 夜の世界の危険な恋愛

これは中洲で働いていたときのお話です。

私のお店では、会社の接待やグループでの飲みの席、お一人様も来店されていました。

お客様と一口に言っても、その種類は様々です。

その中でも一番気を使うのは、好意があって来店してくれるお客様です。

そのようなお客様には、とても気を使います。

毎回「どうやって落とそうか?」の頭で来るので、こちらは「どうやって今回もお断りしようか…」と毎回悩まされました。笑

大体のお客様は、お店で何となく告白してくれます。

ですが、「今日じゃなきゃダメだ!」と決め込んで来たお客様は、私の帰宅時間までビルの外で隠れてコッソリと待っているんです。

コレは今で言うストーカー行為で、そのお客様には私がタクシーに乗って自宅に帰るのを、別のタクシーで追跡してきて部屋を知られてしまいました…。

その日はピンポンとは鳴らなかったのですが、後日…。

夜中に「ピンポ~ン」とチャイムが鳴りました。

「○○だけど、どうしても会いたくて部屋を調べたんだ!
少し家に入れてくれないか?」

もう血の気が引きましたね。

私は完全にオフだったし、「部屋にはあげれませんよー」って言いました。

すると、「下まで降りて来て少し話を聞いて欲しい」とのこと、

大切なお客様だったし無下にはできないので、下まで降りていくと案の定告白されました。

でも本当に怖かったです。

だって…

手にスタンガン持ってましたから。

「はい」と言うまで帰りそうもないので、とりあえず気のあるフリだけして、後日デートをするという約束で帰らせました。

その日は怖くて眠れませんでした。

私よりずいぶん年上の方だったので、もうコレは怖い!と思って警察に相談しました。

すると、そのお客様は前科があったようで、執拗に迫られた挙句、軟禁された女の子もいたとか…。

その後、その方は警察のお世話になり、中洲に通って来ることはありませんでした。

心痛かったけど、人を傷付けてまで心を奪おうとするのは、もっと心が離れていくだけですよね…。

その歪んだ愛情が怖かったけど、またそれも愛なのかなあ…。

体験談④ キャバクラ時代のメンヘラビッチな同僚「枕営業の女帝」

キャバ歴の中で、もしかしたら一番印象的かもしれない…。

今日するのは、そんなキャストの話である。

わたし、六本木の超高級店でナンバー取ってたの

拒食症を疑うほどの気持ち悪い細さに、大ぶりで派手なパーツ。

言葉は悪いのだが、昔のアニメ「妖怪人間」のべラを思い起こさせる。

見方によっては綺麗と言えなくもないのだが、整形依存症の女性を目にした時のように、何だか不気味さが拭えない…そんな女性だった。

そして、彼女は六本木で1、2を争う超高級店に在籍していたと言い張って憚(はばか)らなかった。

客席でもそう言うものだから、男性たちから突っ込まれてムッとしている事もしばしばだった。

だが…なぜか指名はえげつないほど取れるのだ。

「Dちゃん指名で」

店始まって以来のフリー客で知られているとある常連客が、いきなりDさんにゾッコンになり、ベタベタとお触りを繰り返したり…別のキャストを指名していたはずの太客がいきなりDさんを指名したり…とにかく、Dさんの周りは謎めいていた。

無断欠勤も多く、何をしているのか一向に掴めない。

ただ、関わるとヤバそうな雰囲気だけは皆感じていたらしい。

いつのまにかDさんを指名し始めた客の異常なベタベタっぷりを眺めながら、他のキャスト一同は首をひねっていた。

「なんか秘密でもあるのかな?」

「ほんと謎だよね、Dさんって。確かに指名は取れてるけど…あんまり関わりたくないなぁ」

わたしたちはそうやって噂していた。

ひょんなフリー客の取り合いから、闘いは始まった

そんなある日、わたしはDさんを真っ向から敵に回してしまう。

とある若いフリー客に付いたときの事だった。

その客はわたしをいたく気に入ってくれ、LINEなどで毎日やり取りをしていた。

指名と来店日時の約束までしたその矢先、出勤するなり、なぜかDさんとその男性が一緒にいたのだ。

気まずそうな男性と目が合った。

キャバクラでは複数のキャストと連絡を取る客はザラにいたので、それほど気にしなかったが、来店日時まで約束したのに、他のキャストを指名されると少し落ち込む。

男性はそそくさとワンセットで帰って行った。

と、フォローの連絡が入る。

「ゴメン…実はオレ、Dにずっとしつこくされとってん。『今日、遊ぼ』って言われたから行ってまったんだよな…。そしたら、『出勤時間遅れちゃったから同伴して』って頼まれて、断れんかったんや。ほんとゴメン…」

「うーん。まぁ全然いいんだけど、Dさんに悪いから、もうわたしとはやり取りしないでほしいんだよねぇ。お店のルールだからさ」

「なんでなん!なんでそうなるん?オレはお前のこと指名したいのに」

なんと、男性がゴネてしまったのである。

ワガママな客だと思ったのだが、それをよりによってDさんに伝えたらしい。

悪いことはしていないはずだが、これで完全にわたしはDさんを敵に回してしまう事となる…。

Dさんは一度ライバル心を燃やすと徹底的にやり込めるタイプだった。

一緒の卓に付いたり、Dさんの指名客に付いた時は恐怖である。

一銭の得にもならないフードをとにかく食べさせられて、酒も焼酎やウイスキーなどのほぼロック。

きついと言ったらない。

そしてありえない事に、当時の店長とデキていたらしく、常連フリー客の指名を自分に変えていたり、勝手に場内を申告したりしていたのだ。

酒の席である上、Dさんはとにかく飲ませるので、かなり酔っ払った客は特にクレームを付ける事もしなかった。

今思えば、うまく人を選んで、そのような強引な営業をしていたのだと思う。

とにかく強烈な人だった。

客に依存してしまったDさん。そして、彼女の退店

そんなオラオラ営業のDさんがNo.1を取って数ヶ月の事。

とあるキャストの太客が来店した。

その客は羽振りのいい土方系で、楽しい席になるのでキャストにも人気があった。

ドリンクも気前よく出してくれる。

その太客は指名キャストにかなり入れ込んでいたのだが、お互いに何かとすれ違いもあったらしく、付き合うまでには至っていなかった。

そんな席にDさんが付いたものだから、大変である。

「なんか、Dさんがさぁ…」

わたしはそのキャストから悩みを打ち明けられる事となる。

話を要約すると、その太客には離婚秒読みながらも奥さんと子供がいた。

キャバクラ遊びがとにかく派手なことが原因で、そのキャストとは付き合う仲に進展しないようなのだが、その太客に最近Dさんが言い寄っているそうなのだ。

メンヘラ気味のDさんはとにかくしつこいらしく、LINEを何百回と連打してくる事もあるという。

時間を作って会うことを繰り返しているうちに、客の方も徐々に心が動いてしまったらしい。

もちろん、体の関係もあるようだった。

そして、Dさんは25と言っていたが、本当は30代半ばで、かなり結婚願望が強いことも判明したのである…。

本気度を証明するためなのか何なのかは不明だが、毎回中出しセックスを要求。

メンヘラ気味なので性欲もとても強く、呑まれるような感じでハマってしまったらしい。

「えー、そんなんなの!?やばくない!?」

「うん…でもDさん怖いよー。無理だよー。敵に回したくないよー…」

そして数週間が経ち、Dさんとその客が一緒に住み始めたことを風の噂で聞いた。

その後、わたしも店を辞めてしまったので詳しくは知らないが…Dさんも無断欠勤が増え、店をアッサリと辞めてしまったらしい。

後半はその太客しか店に呼んでいなかったようだ。

Dさんは自分のメンヘラ加減を利用し、体の関係を持つことで客を引っ張っていたのである。

クラブなども大好きで、とにかく寂しくなると夜な夜な誰かと関係を持ってしまうタイプだったらしい。

そんな、どこにでもいそうな…何とも怖い、頭のおかしなキャストだったのだ。

「みうちゃんは、もっとこうした方がいいと思うよ。メイクとかもさ」

そんな風に色々なキャストにアドバイスしたり、化粧品のサンプルを渡したり、ネイルサロンを紹介していたDさん…。

彼女は、もしかしたら誰よりも寂しがり屋だったのかもしれない。

きっと底なしの闇を抱えていたのだろう。

彼女の探していた“何か”…今は見つかったのだろうか。

まとめ

まとめ(シュウジ)

今回はキャバ嬢目線での体験談を紹介した。

キャバクラに行く男性陣に一つ言うなら、キャバクラでは「指名替え」をしないように気をつけよう。

指名替えとは、既に指名した嬢がいるのに、他の嬢を指名すること。

元々指名していた嬢から嫌われる原因になるし、新しく指名された嬢も気まずくなる。

余計なトラブルに巻き込まれたくなかったら、フリーを貫くか、同じ店の他の嬢に浮気はしないことだ。

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