この記事では、援交・割り切りをしていく中で起きた失敗エピソードを集めて紹介していく。
援交・割り切りをしている方は、反面教師としてチェックしてみてほしい。
体験談① 若い娘に貢いだ結果は「ウォレットさん」
知人の50代男性が、娘ほども年の離れた子にあっけなくフラれて落ち込んでいた。
お相手は元々は夜の蝶、ホステスだったらしい。
北海道の田舎町から出てきた、「いじらしく見える」彼女の為に部屋を借りてあげ、室内に彼女の好きな家具を揃えてあげ、挙句の果てには洋服から靴まで、自分好みの女にしようとあれこれプレゼントした。
そして夜の世界から足を洗わせようと、知人に頼んで昼の仕事まで紹介した。
当然の如く、金銭的に厳しかった時は事あるごとに支援もしてきた。
それもこれも若い彼女の為に。
そんな関係が5年ほど続いていた。
だがしかし、彼女にはずっと内緒で付き合っている同世代の彼氏がいたのだ。
元々水商売を始めたのも、その彼氏の為。
稼いだお金を愛する彼氏に渡していた。
枕営業もビジネスだと割り切っていた。
所詮…その程度の女だったのだ。
彼女達の間で、知人男性は「ウォレットさん」と呼ばれていたらしい。
彼女の『今月きびしいの…』という携帯メール1つで、お金をホイホイ援助してくれるお財布オジサンと見なされていた。
残酷だ…。
でも冷静に考えれば分かるはず。
誕生日やクリスマスプレゼント、特別な記念日の贈り物以外…女性(いや男性でも)は好きな人、愛する人から必要以上に物やお金は頂けない。
相手を思えば当然の事だ。
もっと簡単に書けば、貢がせる男に対して本当の愛は無い。
勿論居なくなれば困る、必要で大切な人だが…まさに金の切れ目が縁の切れ目。
「貴方に恋してる」わけではなく、「貴方を便利に思ってる」だけなのだ。
よっぽど財力のある男性なら、愛人の1人や2人を囲うことは出来るが…それでも品のある知的な男性は、品格の無い女性を選ばないだろう。
その知人男性、去年のクリスマスイブにフラレたらしい。
奥さんに浮気を勘づかれ…彼女に前ほどお小遣いを渡せなくなった。
値切ったらフラレたそうだ。
最後には、
「若い女と付き合うならケチケチするな!」
と捨て台詞を吐かれた。
知人男性は「そんな事言わない娘なのに…」と言っていたが…いやいや、最初からそういう女だって事に気付こうとしなかっただけだ。
彼女の本心がそこにあるのだ。
多分、また同じような“パパ”を探すだろう。
援助交際は巷で横行しているが…しない娘は絶対にしない。
娘がいる人なら、自分の娘に置き換えて考えてみるといい。
『娘は遊ぶ金欲しさ、男に貢ぐために援助交際をするんだろうか?』
『簡単に身体を売るんだろうか?』
大抵の娘は、出来る範囲でアルバイトをするのではないだろうか。
欲しい物を我慢したり、安い物を上手く組み合わせて買ったり。
それが普通の事、当たり前の事である。
女性が男性からお金を受け取るのは、家庭を持ってからで良い。
一家の主が汗水流して働いて稼いだお金を預かり守る。
それが本当の意味で“美しい女”だと思う。
それにしても、「若い娘がいい」と言う男性は多い。
きっとその男性は、女性を落とす自信が無いのだろう。
若い娘なら自分の経験値で丸め込める。
お金や物でも釣りやすい。
しかし、そうやって手に入れた女性を素敵に育てられる男性は、残念ながら少ない。
体験談② タダ飯後にドロン!割り切り詐欺常習犯「みさき」

今回は『ハッピーメール』の失敗談を書きたいと思う。
いつもは成功談を書いているが、ミスを繰り返して現在に至っている。
まだ右も左も分からない状態でハピメに登録し、その時に初めて会った女性の話だ。
みさき様より「いいね!」されました
俺がハピメを使い始めたきっかけはTwitterだった。
当時はガラケーからスマホに変えたばかりで、当然Twitterも初心者である。
そんな時、『出会い紹介します』というツイートが。
思わずクリックすると、そこには女性の裸の写真などが掲載されているではないか。
話だけでも聞こうとDMを送ってみると、すぐさま返信があった。
その内容は、『ハッピーメールに登録したら、今やこんなに沢山の女性とセフレになれました!』というもの。
俺はそんなに多くのセフレは要らないが、時間に余裕がある日に会えればいいかなと思い、登録してみることにした。
必要事項を入力して登録完了。
出会い系サイトにしては料金が安いことに驚く。
今まで利用したサイトは、メール送信一通数百円がザラだったからだ。
さらに、ポイント購入時に加算されるボーナスポイントや、色々なイベント(フォトコンテスト、出会いパーティーなど)が開かれていた。
ついついのめり込んでしまいそうだが、俺の目的は女性と出会うことだ。

※ハッピーメールの「今スグ会いたい」掲示板。このジャンルの募集は「割り切り」が暗黙のルールとなっている。
先ずは近場の浜松で会える女性を探す。
その日はちょうど平日だったためか、昼間の書き込みはかなり少ない。
そこで、こちらから書き込んでみることにした。
『浜松駅周辺でイチゴ(1万5千円)でどうですか?』
相場が分からないので、他の会員の文面などを参考にしながら投稿してみた。
午前中に書き込んだのだが、それほど手応えが無い。
しかし、足あとは付いている為、見てはくれている。
もうしばらく待っていると、スマホが鳴る。
ハピメからのメールだ。
そこには、『みさき様より「いいね!」されました。』と書かれている。
「いいね」機能とは、気になった相手に対する簡単なアプローチのようなもの。
つまりは「脈あり」ということだ。
すぐさま「みさき」さん宛にメールを送る。
『いいねありがとう。もし良かったらこれからどうですか?』
送信後、すぐにメールが届く。
『それなら13時に○○(某ショッピングセンター)の入口で待ち合わせがいい。』
現時刻は12時。
1時間半あるものの、待ち合わせ場所までは最低でも20分以上かかるし、途中で何があるか分からない。
気持ちが高ぶっていたせいか、簡単な身支度を済ませて某ショッピングセンターへ向かった。
ホントにこの子、ヤれるのか?
30分位で某ショッピングセンターに着いた為、しばらく中を見て回ることに。
フラフラしながら時間を潰していると、約束の時間が近付いてきたので入口に向かう。
ここでみさきさんにメールを送っておく。
『着いたよ。何処の入口にいればいい?』
先程までと違い、なかなか返事が来ない。
待ち合わせ時間にようやくメールを受信した。
『フードコートのある入口。あと少しで着くよ。服装は?』
こちらの服装を伝えて、今度はみさきさんの服装を聞く。
『スウェットで行く、っていうかもう着く。』
それから待つこと10分後、上下スウェットの女性がやって来た。
年齢はプロフの「20代前半」に見えるが、なんだかニートっぽい雰囲気が感じられる。
(ホントにこの子、ヤれるのか?)
この時の不安は、後に的中する事となる。
軽く挨拶をして、お腹が空いていると言うので先にご飯を食べることに。
(なるほど、だからフードコートの近くにある入口が待ち合わせ場所だったのか)
当然ここは俺の奢りになる。
お腹を満たした後、「じゃあ、行こうか?」と促す。
その言葉に、「先にお金もらっていい?」と返すみさきちゃん。
俺は「いいよ」と軽い返事をし、お金を先に渡してしまう。
これが全ての失敗だった!
お金を受け取ると、みさきちゃんは「トイレ行ってくる」と席を立った。
が、いくら待っていても帰って来ない。
これはオカシイ。
(まさか?)
直ぐにメールを送る。
『今どこ?』
返事は来たが、二転三転した内容だった。
『先輩とバッタリ会ってそっちに行けそうにない。』
『お母さんに見つかった。』
『彼氏が他の女と歩いてるから後をつけてる。』
(騙された!)
次から次へと苦しい言い訳が続く。
そして「日にちを変えて欲しい」と言ってくる始末だ。
『これが現実か…』と思い友人に話をすると、「ソイツは常習犯だよ」と。
「登録したばかりの男引っ掛けて、金だけ貰って姿消すみたいな。そういうのが何人かは居るから、先にお金って言ってくる奴に渡しちゃ駄目。必ずホテルに行ってから渡さなきゃ」
そう教えられた。
その後の話
何も分からないまま、サイトに登録して浮き足立っていると、俺のように高い授業料を払う事になるかもしれない。
そこそこ知名度のある出会い系サイトなら、利用者の体験談を参考にしたり、友人が使っていたら、感想を聞いてから登録することをお奨めする。
因みに、この「みさき」という女はハピメを利用停止になり、詐欺で捕まったようだ。
俺は関わり合いたくないので警察に言わなかったが、被害者は沢山いたんじゃないだろうか?
体験談③ “注文の多い女”に遭遇した純情な友人の話
私には「円城くん(仮名)」という友人がいる。
彼は三度の飯よりも援助交際が好きなので、いつともなく友人たちは彼のことを「援助くん」と呼ぶようになったが、人前で「援助くん」とは呼びにくいため、まるでそれが本名であるかのように「円城くん」と呼ぶようになったのである。
その円城くんと、今日久々にランチを共にした。
私「最近、援助活動やってるか?」
円城「それが、ひどい女に会ったんですよ」
私「どんな女だ」
円城「注文がとにかく多いんです」
私は“注文の多い女”というのがどうも気になった。
私「どんな注文をしてくるんだ」
円城「エッチの時に注文が多いのです」
私「たとえば?」
円城「感じすぎるから、乳首さわらないで…」
私「だったら下半身攻めればいいじゃないか?」
円城「クリ敏感すぎるから指で触れないで…」
円城「アナル絶対にさわらないで…」
円城「中に絶対に指は入れないで…」
円城「先輩、先輩ならどうやって攻めますか?」
私「そうだな。だったらもう使えるのはチンコだけじゃないか」
円城「『大きいから怖い』って言うんです」
私「なんだ、そんな女ならさっさと諦めて帰ればいいじゃないか」
円城「それが、前金とられたんですよ」
私は円城くんに深く同情したのである。
≪やらずぶったくり女≫
いやはや、そんなのが居るのだ。
確かに円城くんの日頃の行動は褒められたものではない。
しかし、やはり援助活動にも誠意というか、誠実さというか、貰ったお小遣い分のサービスは必要じゃないかと私は思ったのである。
一度お金を貰ってしまえば、イヤなことにも耐えなければならない。
それがイヤなら援助交際はしてはいけない。
相手がどうしようもない変態でも、援助契約をしてしまったのならば、諦めてその変態に付き合わなければならない。
つまり、援助交際はリスクのある行為なのだ。
私のように正常な性の嗜好を持つ人間は、もしかすると出会い系サイトには少数派で、多数派は変態かも知れない。
数少ないノーマルな男性をお求めの貴女。
ここに、どノーマル直球ストライクのおっさんがいます。
ちなみにその女は、「やまねこ軒」というハンドル名を使っていたそうだ。
まるで宮沢賢治の世界ではないか。
体験談④ 割り切り人妻にハマった男性の末路
私の知り合いの男性Oのお話。
彼とは出会い系サイトで知り合って会ったことはないが、2年間1人の人妻に熱を入れていたそうだ。
Oは私より3歳年上でバツ3。
彼は割り切り人妻に、2年で400万以上注ぎ込んだ挙句に捨てられた。
彼は週に1~2回、彼女を自宅の部屋に呼んでたらしい。
お相手の30半ばの人妻さんMには、小学生と中学生の息子さん2人と、サラリーマンのご主人がいる。
持ち家もあり何不自由ない生活をし、夫婦仲も良く夜の営みもちゃんとできている。
毎年のように家族旅行をしていて、生活苦で割り切りしている訳ではない。
Mは10代で家出をし、背中に墨の入った人のお世話にもなったらしい…。
なんとご主人とも割り切りで結婚。
若い頃の身体の染み付きがそうさせてるのか?
それとも、単純にお金に執着してるのか?
彼女は、預貯金で1千万円近く貯めたらしい…。
Oは「いろんな男性と割り切りするよりは、自分1人のほうが彼女のために良い」と健気だった。
料理が得意な彼は、毎週Mの家族に高級食材を振る舞い、ご飯やおかずを作っていた。
それを鍋ごと置いて行かせていたM…。
Oは平日仕事をしていて留守なので、彼の部屋にMが女友達を連れて来てた。
Oは前日から、みんなのためにケーキや果物、飲み物や料理を作ってたなぁ…。
それを知っているのに、Mは冷蔵庫の中を物色してはどっさりお持ち帰り…。
完全に泥棒やんか。
Oはいつも1人で粗末な物食べてたなぁ~。
バレンタインデー…。
誕生日…。
クリスマス…。
いっぱいリクエストされてたなぁ~。
ワコールの下着上下セット、いったい幾らしたのやら…?
でもMはOの家で、自分の飲んだコップ1つ洗わずに流しにポイ。
そう言えば、空気清浄機も持って帰ってたわ…。
電動歯ブラシ2万円なり。
どんなんやねん。
クリスマスには、子供さんやご主人にも酒を振舞わせる。
そこまでするか~?
O、あんたは偉いわ。
父のように、兄のように、良くしてあげてたわ。
だけど、そんなOもついに預貯金が1万円に…。
以前の会社の退職金が2千万円もあったのに、元嫁さんに取られたり外車購入したりで今は国産車。
家の中も、リビングには50型以上のテレビにマッサージ機。
何でもある。
でも、マンションのローン残金が1千万近く残ってる。
退職金で払っておけば良かったのに…。
人は良いけど金は貯まらないのね。
Mに「お金が底を尽きた」と言ったらあっさりバイバイされて、彼女は次の割り切り相手を毎日募集してる。
所詮は金しかないのやね。
2年の関係も金が無かったら、簡単に終わってしまったわ。
でも最近Oは、子供3人成人してるバツ女性と付き合い始めた。
彼女は甲斐甲斐しく料理を作ってくれて、割り切りの関係ではない。
Oは、歳の近い女性との付き合いに安心してるようだ。
先日Mとその息子さん(26才)がOのマンションに来て、
「母のこと、よろしくお願いします…」
そう挨拶に来たらしい。
もちろんOはビックリ仰天。
「よろしく」って…。
母親も、息子を連れて来るか~?
知ーらなぃっと。
泌尿器科で、精力剤の薬1粒二千円(保険外)飲んで頑張ってる場合じゃないで?
「預貯金1万でどうするんや」
そう言うと、「銀行で近いうちに借りる」とのこと…。
別れた娘(高校3年生)の養育費も払ってる…。
割り切り人妻と、早く見切り付けるべきやったわ。
でも、これも運命なのかな。
寂しさを埋めるため、快楽のために大きすぎる代償を払った。
自業自得やね。
良い勉強になったけど、もう老後は目の前やで。
頑張って、コツコツ節約してなぁ~。
明日は、我が身にならないように…。
やっぱりお金は大事やわ、病気しても入院もできないよ。
そう言えばO、最近10キロ以上痩せて、精子に血が混じってるらしい…。
絶対に病気やわ。
最後の赤玉が出たんやろか?
マジで、男性は前立腺癌にならないようにしないと…。
とにかく、早く病院に行って欲しいわ。
老後にお金が無いと、女性にも相手して貰えず惨めやで…。
皆さんも、他人事ではないですよ。
健康が一番でもやっぱり、お金は大事ですからね。
そんなお話でした。
体験談⑤ NG女「由樹」
今回は読者の「遠藤達(えんどうとおる)」が体験した出来事を追っていこう。
彼は出会い系サイトの『ワクワクメール』を使い、割り切り女性の「由樹」と出会った。
セックスするだけならまだいいのだが、遠藤はホテルで割り切りのタブーを垣間見たのだ。
なお、今回のレポートはかなり情報が少ない。
いつもどおり、不足部分は想像で補う。
由樹との出会い
今回、俺は決めておいたことが1つだけある。
それは、最初から「ピュアキャラ」でいこうという戦略。
そのほうが、彼女たちから様々な情報を聞き出せると思ったからだ。
結果的に、それは由樹を付け上がらせる原因になってしまったのだが…。
「ホ別2万でお願いします」
「ホテル代は俺が払って、さらに2万円を払えばいいってことだよね?」
「そうですよ」
会う前にはサイトメールと直メールをこなし、待ち合わせ場所と時間を決めておいた。
「割り切りは初めてなんですけど、ホテルとかどうしたらいいですか?」
「ホテルはもう決まってるから大丈夫です」
そんなやり取りをした直後、俺は出かけていった。
時間は18時、外はかなり暗くなっていた。
割り切りを初めてしたときは、「サクラがくるんじゃないか」そう思っていた。
悪徳出会い系サイトで騙された人なら、なおさらそうだろう。
しかし、超優良出会い系サイトは違う。
「今日割り切りしよう」と思ったら、それがすぐに現実のものになってしまう。
お金で体を売る女性は、いくらでもいるのだ。
そう考えながら移動していると、待ち合わせ場所の横浜駅改札に着いた。
事前に、由樹には俺の服装を伝えている。
「上は赤のジャケット、下はデニムを履いています」
「わかりました。私の上は灰色のコート、下は黒のズボンです」
俺としては、遠くから顔を確認し、品定めをしてから会うつもりでいた。
そうするのも、地雷を踏まないためだ。
彼女にバレないように、赤色の上着はカバンにしまい、ステルス状態で歩を進める。
メールで伝えられた服装をしている女性を探す。
「…いないな」
由樹を見つけられなければ、相手が俺を見つけるということもなかった。
俺は赤色の上着を着ていないから、それも当然なのだが(笑)
そうこうしているうちに、彼女からメールが届いた。
「遠藤さん、どこにいる?」
「横浜駅改札にいるんだけど、由紀が見つけられない。
電話番号は●●●●●だから、かけてよ」
そうメールを送信すると、すぐに俺のスマホが音を鳴らした。
「もしもし、由樹どこにいる?」
「●●前、早く来てよ」
腕に赤色の上着をかけ、今脱いだかのようにアピールしつつ、指定された場所へ向かう。
…いた。
胸はまあ普通の大きさ、尻はぼってり、スタイルはあまり良くなかった。
「由樹?」
「そうだよ、赤着てなかったじゃん」
「ごめんごめん、さっき脱いだとこ。ホテルはどこかな?」
「こっち、着いてきて」
そっけない、いや、かなり態度が悪いと言うべきだろう。
とりあえず、2人でホテルへ向かったのだった。
ホテルにて
横浜駅の近くには、人通りの少ない場所にいくつものホテルがあった。
「このホテルでいい?」
「いいよ」
頷き、ホテルへ入っていく。
部屋に行くと、まず彼女はお金を請求してきた。
「遠藤さん、2万円ください」
「はい」
財布からお金を渡す。
「どうも、ちょっと待ってて」
すると、彼女は何か薬を飲み始めた。
後ほどわかったのだが、それは『ピル』だった。
割り切り女性たちの必需品とも言っていいだろう。
「コースが2つあるんだけど」
「コース?何があるの?」
「ゴム有りだったら2万だけど、もう1万でナマもできるよ」
「ゴム有りでいいよ」
「そう、わかった」
由紀は相変わらずどこか不機嫌そうで、態度が悪い。
一応客商売なのに、こういう割り切り女性はなかなか珍しかった。
「一緒にお風呂入らない?」
「一人で入って」
有無を言わさず断られる。
仕方なく、俺は一人で寂しくシャワーを浴びた。
浴室から出ると、続けて彼女も浴びる。
「ベッドに横になってくれる?」
俺は言われたとおり、ベッドに横になり、仰向けになった。
すると、由紀は俺の乳首を舐めつつ、手コキをしてきたのだ。
興奮し始めた俺は、「キスしてもいい?」と尋ねる。
「キスはダメ」
「乳首舐めてもいい?」
「乳首もダメ、てか触っちゃダメ」
「じゃあ、おっぱい揉んでもいい?」
「乳首に触れないように揉んでね」
(…なんだコイツ、色々と制限がありすぎだろ)
そう思いつつも、徐々に息子が反応してくる。
そのタイミングで、フェラをされる。
由紀は態度は悪いが、フェラテクは絶品で、かなり気持ちが良かった。
次はゴムを付けて、騎乗位で入れることにする。
「あ、ちょっと待って」
そう言うと、彼女はバッグからローションを取り出した。
どうやら、●●がほとんど濡れていないらしく、そこにローションを塗っている。
ヌルヌルになったところに息子を入れ、ピストン運動を繰り返して果てた。
だが物足りない、俺はまだHがしたかった。
「次は正常位でいい?」
「ダメ、一発で終わり。もう一回ヤりたいんだったら、2万払って」
時間はまだ30分と少ししか経っていない。
(…お前にサービス精神というものはないのか?)
当然払う気はなく、またも1人でシャワーを寂しく浴びることに。
俺は浴室から出ると、ベッドに座り込み、かなり不満を顔に出していた。
「割り切りなんて、こんなもんだよ」
さすがにそれを察したのか、背中越しに声をかけられた。
「私は割り切りをしてから、濡れなくなったよ」
「やっぱり、そういうもん?」
「そう。あと割り切りしてる女の子って、実はNG行為があったりするんだよ」
「NG行為?由樹みたく、キスとか乳首とか?」
「そう。だから2回ヤりたかったり、色んなことしたかったら、前もってメールで聞いておいたほうがいいよ」
「なるほどね」
「あと、『何回もしようね』とか、『気が合えばセフレになりましょう』とか、そういうのがあるでしょ?でも、それってほとんどが客を引くための嘘だから」
「勉強になるよ」
そんな話をしながら、2人で服を着て、ホテルを後にした。
俺は、本当に好きな人とはHしたくない。
一緒にいて、テレビを見たりすればそれでいい。
だが、それ以外だったら、Hする女は誰でもいいのだ。
そうしてたどり着いた割り切りは、ほとんどが一発で終わり。
彼女たちは、客に希望を持たせるために、出会い系サイトで甘い言葉をかける。
要は金をもらうまでが勝負、そして現実を見せ付けられることになる。
男性に一時の夢を見せること、それが良くも悪くも、彼女たちの仕事なのだ。
体験談⑥ 商売上手な割り切り娘「ゆき」
江川「じゃあ、任せた!」
玄白「了解!レポ楽しみにしててくれ!」
某日、俺は友人の玄白とLINEで連絡を取り合っていた。
彼は主に『YYC』を愛用しており、実際に色々な女の子と連絡を取り合っているという。
そうこうしているうちに、とうとう彼はターゲットを見つけたらしい。
それも業者絡みの援デリ嬢ではなく、個人で行っている割り切り娘だという。
本レポートは、玄白から入手したテキストや写真ファイルを基に作成したものである。
文中では俺が彼の視点で語るため、実際のそれとは微妙に異なる可能性があることを了承頂きたい。
はからずも彼のデビュー戦となった今回、その奮闘っぷりを温かく見守っていこう。
『YYC』でのメール
①プロフィール検索にて、可愛い写メの女の子を発見する。
②早速メールを送りつける玄白。
(プロフィールから送信) 10-1822:48
初めまして^^玄白といいます☆
仕事は仕事、プライベートの時間はその時間を楽しむという考え方僕も同じです☆
さっぱりしすぎるのはすこし寂しいですが、それくらいの方が長続きするんじゃないかと思ってます(^ω^)
よかったらメール下さい^^お待ちしてます☆
10-1822:53
連絡ありがとう
まずは巣鴨で待ち合わせしてみませんか
最初は別2で会ってみていい関係になれそうだなって感じたら今後はお願いなしで付き合っていきたいです
難しかったらスルーしてくれて大丈夫なので
よろしくお願いします
10-1823:10
いいですよ☆
明日仕事終わりが17時30分なので、18時30分ぐらいであれば巣鴨行けますよ^^
直接連絡できた方がいいので、LINEとメアド次のメールで送りますが登録してもらえますか?
10-1823:14
お返事ありがとう
じゃあ明日18時30分ぐらいに待ち合わせしましょう
アドレスは大丈夫ですがLINEはやってないです
よろしくお願いします
10-1823:18
じゃあ明日18時30分で^^
知らなかったけど、巣鴨ってラブホ結構あるんだねΣ(゚д゚lll)
アドレスは●●●●●@ezweb.ne.jp
登録したらメール下さい☆
③直メールへ。
直メール
『明日楽しみにしていますね^^』
『よろしくおねがいします。
巣鴨のどの辺だったらわかりやすいかな?
プロフィールと変わらない顔だけど。』
『待ち合わせ場所は巣鴨駅の改札をでてまっすぐ進むと左側にNEWDAYSがあるのでその前にしましょう。
JRの改札が一つなのでわかりやすいと思います。』
『わかりました。
明日は割り切りですが、これからもお付き合いできそうだったら友達?にでもなってください。』
『はい。明日は楽しく過ごしましょう。
また明日の朝にもメールするのでよろしくおねがいします。』
『こちらこそよろしくお願いします。』
≪次の日≫
『おはようございます。きょうはよろしくお願いします。
会えるのを楽しむにしていますね。』
『こちらこそよろしくお願いします。ほかのお仕事とか時間大丈夫そうかな?』
『はい。18時30分に待ち合わせで大丈夫ですよ。
楽しい時間にしましょうね。』
『わかりました。楽しみにお待ちしております。』
『はい。ついたらまたお互いにメールし合いましょう。よろしくお願いします。』
≪待ち合わせ時間近く≫
『ちょっと早いけど巣鴨駅につきました。』
『今池袋駅についたので、時間通りで僕も早くつきそうです。』
『じゃあ巣鴨駅についたら教えて下さい。』
『ちょうど今ニューデイズの前につきました。』
『そしたら声かけますね。服装を教えて下さい。』
『ダークスーツで紫のネクタイしています。』
『声かけますね。待ってて下さい。』
『了解です。』
「ゆき」との接触
仕事終わりの帰路は、疲労感がさらに増す。
だが、それは真っすぐ家に帰宅する場合に限る。
何らかのイベントがある場合は話は別だ、それを楽しみにしているというだけで疲れも吹っ飛ぶ。
それが女の子とのセックスであれば、なおさらである。
池袋から電車に揺られること数分、目的地の巣鴨駅に到着する。

「ゆき」はもう巣鴨駅に着いているらしいので、まずは待ち合わせ場所の「NEWDAYS」を探すことにする。
どこの駅でもそうだが、やはりこの時間帯はことさら人が多い。
1人で歩いていると何も感じないのだが、女の子と待ち合わせをしていることで、それをより強く実感できる。
そう考えているうちに、待ち合わせ場所のNEWDAYSを遠目に発見した。
まずは周囲の人影を入念にチェックする。
ゆきの写真は確かに可愛かったが、割り切り娘に関しては、客引きのために盛っている可能性も高いからだ。
ぶっちゃけた話、あまりにもアレだった場合は帰るつもりでいた。
そうこうしているうちに、それっぽい女の子を発見。
服装は教えてもらっていなかったために断定はできないが、NEWDAYS付近に女の子が1人だけ立っているところを見ると、まず彼女で間違いないだろう。
顔はしっかりとは確認できないが、写メとあまり変わらないように思える。
意を決してNEWDAYSへ出陣する。

俺が近付いていくと、彼女は顔を上げて視線をこちらに向けた。
?「玄白さんですか?」
ゆきだった。
事前に俺の服装を伝えていたため、すんなりと接触することができた。
(…微妙に写真と顔が違うかな)
ちょっとだけ油断したかもしれない。
とは言え、そこまで大きな変化が見られるというほどでもない。
そこそこ可愛かったから、まあよしとしよう。
「そうです、お待たせしちゃいましたか?」
「いえいえ、大丈夫ですよ」
「じゃあ行きましょうか」
「はい」
2人並んで夜の巣鴨を歩く。
暗がりの中で見るゆきの顔は、確かに写メのような可愛さに見えた。
「先にご飯とか食べません?」
「私は大丈夫です、ホテルに行きましょう」
有無を言わさず断られる。
コイツ、素人はいえなかなか慣れているな…。
強引に飯屋に連れ込むわけにもいかず、俺はそのままホテルに向かったのであった。
ホテルにて
駅周辺の某ホテルに到着、ワクワクしながら中に入る。
手続きを済ませて部屋に行くと、上着を脱いでベットに座りながら、まずはお互いにタバコを一服した。
俺が吸い終わると、間髪入れずにゆきが言う。
「あの…先にお金もらってもいいですか」
「ああ、いいけど」
約束通りの2万円を財布から取り出そうとした瞬間、ゆきが思わぬことを言ってきた。
「言いにくいんですけど…2万5千円にしてもらえませんか?」
(はぁ!?)
俺は心の中でそう叫んでいた、その想いは表情に出ていたのかもしれない。
それを知ってか知らずか、ゆきは続けて言う。
「今月お金が苦しくて…もし良かったら助けてもらいたいんですけど」
少し考えてしまう、ここで5千円を上乗せしてくる意図はなんだろう?
もしかしたら本当に苦しいのかもしれないし、そうでなくともその分サービスしてくれるかも…。
どちらにしろ、ここで断ってしまったら小さい男と思われるかもしれない。
意を決して口を開く。
「まあいいよ、そういうことなら」
「ホントですか!?ありがとうございます!」
その後、ゆきとは本当に「形だけ」の他愛もない話を少しした。
タイミングよく会話が途切れたところで、彼女が立ち上がる。
「じゃあ、シャワー浴びてきますね」
割り切りは初めてだが、不思議と緊張はしていない。
俺の場合は、韓国デリヘルで慣れているからかもしれない。
そんなことを考えているうちに、ゆきが浴室から出てきた。
彼女と入れ替わるように、俺もシャワーを浴びに行くことにする。
俺がバスルームから体を拭いて出ると、ゆきは既にベットに横になっていた。
いよいよか…寄り添うようにベットに入る。
すると、彼女は「触ってもいい?」と言いながらも、唐突に俺の息子をまさぐりはじめた。
(経験豊富そうだな)そう思いつつも、世間話をしながら俺の息子が大きくなっていくのがわかった。
「昨日は抜いたの?」
「いや、今日のために抜いてこなかった」
そんな下らないことを話しながら、いよいよ本番に入る。
しかし、ゆきはヤってる途中に背中に手も回してくれなかったのだ。
余分に金を払ったのにも関わらず、それ相応のサービス精神というものがなかった。
そう、彼女はいわゆる横たわるだけの“マグロ女”だったのである。
そんなことを冷静に考えると、急激に気分は萎えてくる。
行為中に何回も中折れしつつも、なんとか発射完了した。
淡白なセックスを終えて時計に目をやると、駅に着いてから40分ほどしか経過していなかった。
今思えば、彼女の「最初は別2で会ってみていい関係になれそうだなって感じたら今後はお願いなしで付き合っていきたいです」という言葉も、客を引くための高度なテクニックだったのかもしれない。
(やられたかな…)
苦虫を噛み潰すような思いで、俺は今度こそ家路に着いた。
その後
玄白がゆきと会う約束をしてから数日後。
俺は彼の様子が気になったため、期を見てLINEでメッセージを送る。
「玄白、ゆきちゃんとはどうだった?てか大丈夫だった?」
玄白「ん?大丈夫だったよ!ただ韓デリのほうが数倍楽しいなwww」
「と言うと?」
玄白「ホ別2だったのに余計に5千円も取られたからな!しかもマグロだったし!」
「マジか!つか俺の前の相手が別1.7だったから、その娘高くね?しかも、そんだけ取るんだったら、もう少しサービスくらいしてくれてもいいよなw」
玄白「まあなwできれば今度は割り切りレポじゃなく、素人との出会いレポのほうが金もかからないしいいかも」
「確かにね、とにかくお疲れさま!テキストと写真は後で送っておいてね!」
玄白「あいよー」
こうして、玄白のデビュー戦は限りなく敗北に近い形で幕を閉じたのであった。
玄白、ありがとう!
PS:彼女は商売上手です。≪by玄白≫
まとめ

この記事では、援交・割り切りで失敗した男性達のエピソードを紹介した。
ついつい貢いでいる女の子に夢中になってしまう気持ちは分かる。
しかし、女の子からすれば、我々はお金を出してくれる財布でしかないのだ。
あまり入れ込まないように、適切な距離感を持つのが援交・割り切りを楽しむコツと言えるだろう。
援交・割り切りをしている方は、この記事を反面教師にしてほしい。