筆者は裏風俗を度々レポートしているのだが、実際に「物凄く興味があるか?」と言われれば、風俗や出会い系の方が好きなのである。
ただ、『アダルトライターとして裏風俗をスルーしておくわけにはいかない』というポリシーと好奇心が、結局のところ筆者を動かしているのだ。
今までに体験したことの無い出来事やサービスがあるのではないかと思い、ついつい友人やネットの噂などを辿って行ってしまうのである。
今回は「笹塚近辺のメンズエステは抜きがある店が多い」という情報から、実際に笹塚の店を探すことにしたのだ。
人気店なのかもしれないと匂わせてくれる

裏風俗店の特徴として、風俗サイトなどには掲載されていないことが多い。
その理由は、「健全店」という建前で営業をしているからだと思う。
だからこそ、口コミ探しにも時間が掛かってしまうのである。
また、ブログなどで書かれていることもあるのだが、信憑性が不明なため、今すぐに利用しようという気持ちが無くなってしまう。
筆者がまだウブだったアダルトライター時代には、電話で直接「抜きサービスはありますか?」と聞いたりもしていたが、教えてくれる店は無かったのである(考えてみれば当たり前だが)。
しかし、失敗してもいいと言い聞かせ、友人や噂を頼りに発見した店が笹塚のメンズエステ店「Ever」なのだ。

ホームページをチェックしてみると、綺麗なデザインかつ頻繁に更新されていることから、人気店なのかもしれないと匂わせてくれるのだ。
年配キャストしかいないような店や、架空セラピストの写真を多用している店にありがちな、更新放置が無いだけでも信憑性が高くなるのだが、逆に“本当の健全店”である可能性も高くなってしまう。
まずは店に電話をして予約を取ることに。
早速電話を掛けてみると、数回のコールで日本人男性スタッフが出たのである。
店員「はい!Everです」
筆者「もうすぐ笹塚なんですけど、すぐにいける女の子いますか?」
店員「すぐには難しいので、最短で1時間後になってしまいますが、いかが致しましょう」
筆者「分かりました。それでお願いします」
店員「ありがとうございます。そうしましたら、笹塚駅から歩いて●●の前に着いたら、再度お電話下さい」
ハキハキした受け答えに好印象を感じながら、笹塚駅へ向かう準備をする。
空き時間を潰すために、ホームページを詳しく見ることにしたのだ。
在籍セラピストの数・容姿レベルをチェックしてみると、人数は7人と少ないが、修正はしていない写真の可能性が高く、顔は見えないものの、全体的に地雷セラピストはいないと思えたのである。
評判の悪いメンズエステ店にありがちな、エッチなセラピストやモデルのような写真が無い点も、信憑性が増すポイントなのだ。
シンプルな料金システムの中から、今回筆者が選択したコースは「60分/9,000円」である。
これぞ業務と言わんばかりの対応
予約時間の15分前に笹塚に到着した筆者。
指定された待ち合わせ場所から電話をしてみると、「ちょうど準備ができました」ということで、近くにあるマンションへと案内されたのだ。
詳しい場所は控えるが、甲州街道沿いの綺麗なマンションの一室がプレイルームとなっていたのである。
オートロックかつ清潔感のあるマンション内で、抜きありエステサービスが行われているのかと思うと、『日常に溶け込んで営業をしている店は、一体どれだけあるのだろうか?』と考えてしまう筆者。
インターホンを鳴らすと、ガチャリと鍵を開ける音と共にドアが開き、中から薄茶色の髪の綺麗な女性が顔を覗かせ、すぐに入るようにと手招きをしてきたのだ。

「こんにちは。ここで靴を脱いでくださいね」
「日本語上手いけど、日本人?」
「違いますよ。中国です。日本に来て長いので」
中国と言うよりもフィリピン寄りなルックスで、『本当に中国人か?』と疑いながら簡単な挨拶を済ませる。
その後に部屋へと案内されたのだが、ワンルームで布団が敷いてあり、アロマの香りが立ち込めていて、薄暗いのである。
確かに美人でオッパイも大きいのだが、挨拶が終わってからはほとんど無言状態。
淡々と準備をして、筆者から60分の料金を受け取ると、これぞ業務と言わんばかりの対応を見せてくれるのだ。
「じゃあ、服を脱いでください」
「はい…なんか怒ってるの?」
「いえ、眠いだけです」
「えっ?」
『もしかしたら、最悪な女性に当たってしまったのか』と思いながらも、服を脱いでシャワーを浴びる筆者。
インターネットの口コミでは、「シャワーで洗うのを手伝ってくれる」と書かれていたのだが、それも一切無かったのである。
シャワーは洗体サービスには含まれないので、そこまで驚きはしなかったが、無言状態が続いている事から、この先のプレイに不安を抱いてしまっていたのだ。
最後のサービスで超絶テクニックを披露してくれるに違いない
しかし、何が起きるか分からないのが裏風俗の楽しみでもあるので、ここからの巻き返しを期待してうつ伏せになる筆者。
「どこが疲れてますか?」
「腰周りかな」
「わかりました」
彼女の小さい声が聞こえた後にマッサージが始まった。
マッサージは普通に気持ち良く、ついウトウトしてしまうほどなのだが、話しかけてもほとんど返事が返ってこないので、ここまで来たら最後までマッサージと抜きサービスを楽しもうと決意する筆者。
ここでまたしても驚く。
マッサージが途中で止まってしまう事が、徐々に多くなってきたのだ。
心配した筆者が声を掛けても何も返答が無いので、彼女を見てみると…なぜか目を瞑っている…。
そう、彼女は完璧に寝てしまっていたのである。
筆者がカラダを動かしてみると、何事も無かったかのようにマッサージを再開するのだ。
「今、寝てたでしょ?」
「寝てないです」
「体調悪いの?」
「いや、眠いだけです」
ここまで来るとクレームを言いたくなってしまいますが、筆者は最後のサービスで超絶テクニックを披露してくれるに違いないと信じて、怒りを我慢していたのである。
悪いと思っていないのか、その後も何度もマッサージは止まり続けてしまうのだが、ようやく仰向けになるように言われ、心の中で祈るような気持ちになる筆者。
仰向けになり、ローションを愚息に塗りたくられると、いきなり手コキが始まり、愚息もここまでの残念さを消し去りたいかのように硬くなっていくのだ。
『どんなテクニックを見せてくれるのか?』とワクワクする気持ちとは裏腹に、延々と同じスピードと力加減を繰り返す彼女。
期待感が大きかっただけに、全く発射する気配が無い愚息。
何分ローションで弄ばれていたかも分からないほどで、もうそろそろ終了時間だったこともあり、筆者自ら愚息を握って発射に成功したのである。
「気持ち良かったですか?」
「う、うん」
「良かったです」
最小限の会話と寝ながらマッサージ、テクニック不足を否めない手コキ…ガッカリしてしまった筆者であったが、こんな時もあると自分自身に言い聞かせて怒りを抑えたのだ。
シャワーで1人、ヌルヌルしたローションを洗い流して、早く帰りたい気持ちになっていた筆者は、彼女とサヨナラをしたのである。
まとめ

今回潜入した「Ever」は、口コミでは『評判が良い』と書かれていたので、他の女性なら本当に満足できる可能性があるかもしれない。
不完全燃焼な気持ちが大きい事もあり、この「Ever」に関しては再度潜入することを決意した筆者であった。