風俗店の裏側は、一般人からは見えないように隠されていることも多い。
そこで今回は、経営者から聞いた各風俗店やキャストの裏側について紹介していこう。
『マンションヘルス』の裏事情

私は風俗遊びが大好きな男だ。
風俗店の裏事情を知った上で遊ぶと最高である。
最近、久しぶりに顔馴染みのマンションヘルスに遊びに行ってきた。
マンションヘルスとは、ファッションヘルスのサービスをマンションの一室で提供する業種のこと。
基本的に本番行為は無いが、一種の裏風俗と言えなくもない。
私にサービスをしてくれた風俗嬢は既婚者だった。
入店2日目の初々しいグラマーな女性で、肌が白くて美人な長野県出身の人妻ヘルス嬢である。
全身マッサージ、色々な性感帯責めを経て、最後は素股でフイニッシュ。
60分のプレイだったが、初々しさもあり中々のヒットだった。
この店のオーナーとは仲が良く、プレイタイムの後に色々な世間話をした。
今回はマンションヘルスの裏話を紹介しよう。
店内(正確にはマンションの一室)には、常に人妻ヘルス嬢が待機している。
客が増えると、知り合いの店に嬢の派遣を依頼するという。
その時の利益分配率は、派遣元風俗店が20%、依頼元風俗店が20%、派遣ヘルス嬢は60%。
例えばプレイ料金が1万円なら、派遣元風俗店が2,000円、依頼元風俗店が2,000円、派遣ヘルス嬢の取り分は6,000円となる。
ただし、ヘルス嬢は「雑費」として一定額を徴収される。
この店では女性の売上に応じて、1日1,000~2,000円を徴収している。
シーツやバスタオルのクリーニング代、シャワーやお風呂の水道料金などだ。
確かに売上が多ければ多いほど、それらの経費も増えていくだろう。
オーナーの店は良心的なのだが、酷い店になると、1プレイごとに1,000円を徴収する所もあるとか。
経費がかさんで経営に苦しむ風俗店は多いようだ。
また、「みかじめ料(暴力団に支払う用心棒代)」の話も聞いた。
ヘルス業界にもみかじめ料の相場があって、人気店と閑散店では金額に差が付くらしい。
華やかなネオン看板を掲げているヘルス店は、平均相場が月に10万円。
マンションヘルスのように看板を出しておらず、新聞広告だけで客を呼んでいる店は月に5万円程。
だがこのご時勢、ほとんど売上の無い店も多く、その場合は2~3万円で済ませてもらっているとか。
まぁ、店を潰せばみかじめ料が取れなくなるのだから、致し方ないだろう。
オーナーの店も、景気の良いバブル時期には、毎日60~70人の客が来店していて、1ヶ月の純利益が500万円もあったらしい。
ところが、銀行の貸し渋りで中小企業のオーナーが軒並み潰されてしまい、リピーターだった客が完全に消えてしまった。
今では、ピーク時の1/20程度にまで売上が減少したとか…。
どこも台所事情は苦しいようだ。
この店のバブル時には、1ヶ月で200万円以上を稼ぐ人気ヘルス嬢が多く居たらしい。
「今では、夢のような話です」とオーナーがポツリと呟く。
現在は売上が落ち込んでいるため、それほど多くの風俗嬢を抱えられず、知り合いの店と融通を利かせながら、お互いにヘルス嬢を共有して経営を続けていると言う。
その上、無許可で営業しているマンションヘルスは多く(オーナーの店も同様)、当局による摘発のリスクが頭から離れない。
なかなか世知辛い商売なのである。
「風俗店とヤクザの関係」その実態とは!?

風俗業界では“タブー”とされていることがある。
ここで言うタブーとは、『知っていても語ってはならない』という意味だ。
それは暴力団、つまり「ヤクザ」との関係である。
この記事は、俺の知り合いの風俗店経営者(SMクラブ)から得た情報をまとめたもの。
基本的に、中立の立場で記事を書いていることを前置きしておく。
風俗店とヤクザの真実
世間一般的に、風俗店とヤクザは密接に結び付いているように思われがちだ。
しかし、実はヤクザ直営の風俗店などほとんど存在しない。
その理由は2つある。
まず風俗店を経営するためには、警察への届出などで名義を張る必要がある。
次に業務内容の複雑さが挙げられる。
つまり、ヤクザが直接経営すれば、必然的にリスクを追うことになるのだ。
その他にも宣伝や広告、在籍女性の募集や管理など、煩雑な業務も自分たちでこなさなければならない。
金銭管理はもちろんのこと、顧客や在籍女性への対応などで対人スキルが必要な上、宣伝広告ではマーケティング能力まで要求される。
「そこらのサラリーマンには絶対に負けないくらいの仕事量をこなしています」
かの風俗店経営者もこう言っているほど。
ヤクザは、そんな面倒臭いことはしない。
経営は風俗業者(一般人)にさせておき、毎月一定額を徴収するほうがはるかに楽だからだ。
これを「用心棒代」、地域によっては「みかじめ料」、「エンソ」とも言う。
とは言え、店の経営を圧迫するほどの金額は要求しない。
それが原因で店が潰れてしまっては元も子もないからだ。
全国的な平均額は、通常のデリヘルで1軒当たり5万円程度が相場である。
考えてもみてほしい。
仮に用心棒代が毎月5万円として、組の縄張り(シマ)内に20軒の風俗店があれば、それだけで100万円だ。
手間は集金に廻るだけ、わざわざリスクを負って経営する必要はない。
約12年前に風俗店の開業は届出制になり、デリヘルなどが爆発的に増えたことによって、この傾向は一層強まりつつある。
こう書くと、「結局は間接的に繋がってんじゃん!」と解釈する人もいるだろうが、それは根本的に違う。
風俗店側が用心棒代を払うのは、ヤクザとの繋がりを持つためではなく、営業の邪魔をされたくないからだ。
つまり、『ウチの店にチョッカイ出さないでくれ』という意味のカネなのだ。
風俗店側からしても、汗水垂らして稼いだ金をタダでくれてやるワケだから、嬉しいはずはない。
用心棒代を断れない理由は、納めない風俗店に対する仕打ちにある。
在籍女性に対して無理難題をふっかけ、店にはクレームの嵐、さらに嬢の引き抜き等、ケツ持ちが決まるまで嫌がらせは続く。
しかも、このような嫌がらせは決して法を逸脱しない。
結果的に女性が辞めていき、悪い噂は広がり、経営が立ち行かなくなってしまう。
地元のヤクザと揉めて経営難に陥るくらいなら、払ってしまったほうがスムーズなのだ。
この話が嘘だと思うのなら、所轄の警察署に行って聞いてみるといい。
担当は風俗営業なら生活安全課、ヤクザ関係なら組織犯罪対策課だ。
なぜそのような実態を風俗店が公表しないのか、そこにも理由がある。
風俗店側の立場としては、『バックにヤクザがいる』と思わせておいたほうが、トラブルの防止に繋がるからだ。
風俗店では、客とのトラブルや女性への本番強要などは往々にして発生する。
そんな不良客に対する「抑止力」と言えばご理解頂けるだろう。
だからこそ、『風俗店=ヤクザ』という概念が一人歩きしているのだ。
一昔前ならともかく、現在の風俗店経営者は脱サラ組などの一般人がほとんどである。
が、風俗店を開業するならヤクザに対する交渉能力は必須。
ただ言いなりになっていては、経営の根幹を喰われてしまいかねない。
用心棒代を払うぶん、言うべきことは言い、要求するべきことは要求する。
そこまで腹が座って、初めて風俗店経営者が務まるのである。
その意味では、「全く繋がりは無い」と言ったら嘘になるが、同じアンダーグラウンドでも、風俗店とヤクザは全くの別物だとご理解頂けただろうか。
ただし上記は、警察署にきちんと届出を行い、合法的に営業を行っている風俗店の場合だ。
在籍女性に売春行為を強要(管理売春)したり、18歳未満の児童を雇用するなど、違法営業の場合は届出をしていないため、営業上でトラブルが発生しても警察を頼ることは出来ない。
このようなケースでは、必然的にヤクザと密接な関係にならざるを得ない。
ヤクザは違法風俗店にとっての「必要悪」と言って差し支えない。
もちろん、かの風俗店経営者は合法的な営業を行っており、税金もきちんと納めている。
見た目は厳ついが、健全すぎるほど健全な風俗店経営者であった(笑)
二分化する風俗嬢の実態

『楽して大金を稼ぎたい』
これは、風俗嬢に限らず、汗を流して日夜働く人々の強い願望でもある。
風俗業界は、テレビや雑誌などのメディアの影響によって、「高給取り」のイメージが定着しているようだ。
そんな高収入情報に背中を押されるように、女の子たちは続々と風俗業界へ流れていく。
確かに月数百万を稼ぎ出す風俗嬢もいるが、それはほんの一握りでしかない。
実は近年、まったく稼げずに極貧生活を送る、「売れない風俗嬢」が急増しているのだ。
それでは、稼げる風俗嬢と稼げない風俗嬢の違いは何だろうか?
とある風俗店(デリバリーヘルス)経営者に接触する機会があったので、インタビューを敢行した。
二分化する風俗嬢たち、その実態に迫る。
風俗店経営者へのインタビュー
江川「実際のところ、●●さんのお店でNo,1の女の子は、月にどのくらい稼いでいるんですか?」
「ウチのNo,1のコは、月に150万円を稼いでいます。若い女の子が多いデリヘルというのもありますし、彼女は性格とルックスがいい。数時間という長い時間で遊ぶお客様も多いんです。彼女は週6というハード出勤ですが、それ以上に稼いでいます。月に3桁稼ぐ女の子は何人もいますよ。風俗業界は熾烈な競争社会ですが、実はまだまだ稼げるんです」
江川「稼げない女の子とは、どういう子ですか?」
「労働意欲がないコ、簡単に言えば、やる気がないコです。イメージ通りかもしれませんが、風俗嬢にはだらしないコが多い。あ、日常生活でですよ。性にだらしないってことはありません、プロですから」
江川「性格やルックスによっても左右されるんですか?」
「それはもちろんです。ウチのような若専(若い女の子専門)デリヘルだと、ルックスで選ぶお客様が圧倒的に多い。容姿がボーダーライン以上なら、なんとか稼げます。それ以下なら、努力でカバーするしかありません」
江川「努力とは、具体的にどんなことですか?」
「風俗と言っても根本は接客業です。ですから、接客技術を磨かないといけない。中には、本番すれば稼げると安直に考えるコもいます。確かに、本番をすれば一時的には稼げます。でも急に指名が増えたりするんで、こっちからはバレバレです。すぐに辞めてもらいますね」
江川「本番で一時的に稼いでも、長くは続かないと?」
「そうです。『本番で稼ぐ』って考えてるコは、ただ身体を売るだけで『接客』をしようとしない。結果、単純作業になって病み、労働意欲が薄れていく。会話や振る舞いなどの接客技術を身に付けるのが、稼ぐための近道です」
江川「例外はありますか?」
「例外と言えるかどうか分かりませんが、ルックスが飛び抜けていいコはすぐに3桁稼いだりします。でも、そういうコが実は一番危ない」
江川「危ないと言うのは?」
「そういうコって、私からすれば店の看板です。よく風俗情報誌とかでグラビアやってるじゃないですか。ああして広告を打つと客がすぐに流れてくる。でも、それも数ヶ月続けばいいほうです。そういうコはチヤホヤされるのに慣れてるから、営業努力をしようとしない。まして、勝手に客が付くような状況ならなおさら。結果、すぐに落ちぶれていきます」
江川「ルックスが通用しなくなるんですか?」
「そうです。お客様に対して傲慢な態度ばかり取るから、リピーターが付かない。リピーターが付かなければ、生き残れない。長く稼げるのは、実はルックスのいいコではなく、ルックスが悪くても接客技術のあるコなんですね」
江川「稼げない女の子は、どうなるのでしょう?」
「昼の仕事に戻るコはほとんどいません。そもそも、風俗業界に入るコってのは、真っ当な仕事ができないコがほとんどです。そりゃそうですよ、表に働き口があったら、わざわざ身体を売るマネはしないでしょう。稼げないコは、最終的には本番をしつつ、細々と生き残っていきます」
江川「勉強になりました。ありがとうございました」
「江川さん、今度ウチに遊びに来て下さいよ。安くしますから(笑)」
江川「その時はよろしくお願いします(笑)」
風俗業界では、ただ身体を提供すれば稼げる、というわけではない。
独自の接客技術を身に付けなければ、いずれ仕事にあぶれる運命にあるのだ。
賑わう繁華街の裏側では、彼女たちの貧富格差が進んでいた。
風俗嬢の仕事は、決してラクではない。
まとめ

今回は、風俗店・風俗嬢の裏側を知る経営者達から聞いた話をまとめた。
普通に利用する時には知れないこともあり、私もまとめていて興味深い内容だった。
今後もこういった裏側を知れる記事も投稿できればと思っているので、気になる方はぜひチェックしてほしい。