今回はロリコン歓喜間違いなし、池袋の『JKお散歩』体験レポートをお送りします。
池袋GU探検隊は閉店しました。
『池袋の街を探検しよう!』がコンセプト

3月16日の午後7時、某雑誌社の編集部の方とお会いするため、八王子みなみ野から池袋へ遠征。
俺は基本的に引きこもりなので、かなり緊張していたのはここだけの話。
喫茶店ルノアールで打ち合わせを終えた後、その方から気になる情報を頂いた。
「これが面白そうなんですよね。ぜひ行ってみてくださいよ(笑)」
差し出されたノートPCの画面に目をやると、映っていたのは背景が緑色のWebサイト。
俺「『池袋GU探検隊』?へぇ、こんなサービスがあるんですね」
しばしの談笑を挟む。
「僕もう少しいるんで、ここで」
そう言われ、一足先に退店する。
喫茶店を出た後、池袋GU探検隊がどうしても気になった俺は、早速スマホで検索してみることに。
池袋TのHPによると、コンセプトは『「発見の感動とワクワク」を提供するサービス』だそうである。
ちょっとよく分からない。
時間は30分~120分まで、料金は10分1,000円とそれなりの設定だが、通常なら割高な延長料金は等価(10分1,000円)と良心的。
出勤予定の女の子を見ると、「りの」という新人の娘が1人だけ。
直近の出勤予定も同じような状況だ。
出勤キャストが1日1名で、客を捌ききれるのだろうか。
ちなみにこの店、厳密には“お散歩”ではなく、“探検”という名目でサービスを提供している。
「アクセス」を見てみると、そこに地図は載っておらず、固定電話の番号と3行の説明書きがあるだけ。
そう、池袋GU探検隊は無店舗型、HPとクチコミを頼りに集客しているのだ。
すごく怪しい。
HPを隅々まで読んでみたが、俺の頭ではどうにも理解できず、とにかく電話をかけてみることにした。
迷う、尋ねる、走る、合流
「はい、もしもし」
電話口から聞こえてきたのは、大人しそうな男性の声だった。
俺「HPを見て初めてお電話したんですけれども、今の時間っていけますかね?」
現時刻は21時10分である(HPには『最終受付21:15』と記載されていた)。
「少々お待ちください」
20秒後。
「もしもし、まだ大丈夫です」
俺「今日は(女の子が)1人しかいなかったですよね?」
「そうですね。10時まででしたら大丈夫です」
俺「分かりました、『りの』さんでお願いできますか?」
「それでは、『遊大陸』の前で待ち合わせになります」
俺「『遊大陸』ですか?池袋には詳しくないものでして」
実は以前、池袋の雀荘で1年半ほど働いていたのだが、それは3年前のこと。
加えて、道を覚えるのが苦手な俺は、ほとんど記憶が飛んでいた。
「北口を出て5分ほど歩くと遊大陸がありますよ」
俺「出来れば分かりやすい場所がいいんですけど、今東口の前にいるんですよ」
「うち、東口で待ち合わせはやってないんです」
俺「分かりました、頑張って探してみます」
「服装を教えて頂けますか?」
俺「上は黒のダウンジャケットで、下が迷彩のパンツです。黒いバッグを持ってます」
「分かりました、それでは着いたらお電話をお願いします」
遊大陸で待ち合わせになったものの、凄まじいほど地理に疎い俺、場所が全く分からない。
黒服の兄貴とコンビニの店員に道を尋ねながら、何とか遊大陸を発見。
遊大陸の前で待機しつつ、周囲を見渡してみるが、それらしき女の子は見当たらない。
店に電話をかけてみるも、コール音が鳴り続ける…。

※りのちゃんが見つからず、戸惑う江川。
(これ、落ち合えるのか?)
そう思った時だった。
みんな「ホテル」とか言うんです
遊大陸の向かい側の歩道から、マスクを着けた女の子がこちらへ向かって歩いてきた。
「初めまして」
りのちゃんだった。
身長は155cmほど、温かそうな黒い上着に身を包み、ほわほわとした話し方が特徴的な妹系。
前田敦子の顔パーツがバランス良く配置された顔は、パッと見でもかなり可愛い(道中でマスクを外す)。
幼さを感じさせる風貌と声は、間違いなく10代のそれだ。
どこへともなく歩きながら、他愛のない会話が始まった。
「りのちゃんいくつ?」
「う~ん…ナイショ(笑)」
「具体的に“探検”って何するの?」
「池袋をめぐってます(笑)みんな『ホテル』とか言うんですけど」
「やっぱ言われたことあるの?」
「全然もうしょっちゅうです」
「今日は何時まで大丈夫なの?」
「10時までです。10時以上働けないアレなんで」
完全にビンゴである。
「店にも入れるの?」
「店入れますよ、お腹空いてます?」
「若干減ってるけど、とりあえずどこか入ろうか」
北口を2人で歩く、良さそうな店は見当たらない。
少し時間がもったいないが、東口へ向かうことにした。
俺が犯した最大のミス
とりあえず、どこかで落ち着きたい。
そう思いながら、俺の足は打ち合わせをした喫茶店へと向かっていた。
2階にあるため、階段で上ろうとすると、「エレベーターで行きましょう」と止められる。
「5,000円(21:10~22:00までの料金)、エレベーターの中でお金頂かないと。ホントは会った時にもらわなきゃいけないけど、人目がヤバくないですか」
エレベーターに乗ると、白とピンクの縞々ポーチにお金を入れるよう指示される。
だが、財布を取り出している時にエレベーターの扉が開いた。
料金の支払いはとりあえず保留。
喫茶店ルノアールに入って奥の席に座ると、隣の席には見覚えのある人物が…。
雑誌社の方と再会。
てっきり帰宅後だと思っていた俺は、軽くメダパニ状態。
完全に座ってから気付いたため、席を替えるのもアレなので、そのまま強行占有。
『隣の席に知り合いがいる』という絶妙な雰囲気のままトークタイムに突入した。
もしレポートを読まれていたなら、この場を借りて、数々の非礼をお詫び申し上げます。
みんな裏オプション目的です
りのちゃんはオレンジジュース、俺はココアを注文する。
程なくして、「これに(お金を)入れてもらっていいですか?」と先のポーチを手渡された。
彼女の言う通り、テーブルの下でポーチに1万円札を入れ、お釣りとして5,000円札を引き抜く。
そして聞き込み開始、以下は全て小声である。
「裏オプションをやってる娘はいるの?」
「いますよ。やっぱー裏オプションをするコがいっぱいお客さん入るみたいな。私もう一切やってないから、あんまり(予約が)入んないんですよ」
裏オプションの具体的な内容は聞けなかったが、“個人ビジネス”をしている女の子はかなり多いそうだ。
「いつもお客さんと何話すの?」
「みんなお客さん裏オプションを要求する人ばっかりで、逆になんか話すだけって人が珍しいです」
「(かなり小声で)ほとんど未成年」
「マジか、何で(店のことを)知ったの?」
「前このお店で働いてた友達の紹介です」
「(このお店は)前リフレやってて、警察入って、リフレやめたみたいな」
以前はリフレ店だったが、警察の手入れによって廃業を余儀なくされた。
その後、お散歩店として復活を遂げ、およそ1年の間、池袋の闇に紛れて営業しているという。
普通のバイトがしたいけど、やめられない
「てか私いくつに見えます?」
唐突に話を振られ、「17ぐらい」と答えておく。
「惜しい(笑)」
「16?」
コクリと頷くりのちゃん。
「ホントは普通のバイトしたいけど、時給高すぎてやめられなくなっちゃって」
「時給制なんだ?」
「時給制なんですけど、30分でも自分がもらえるの1,200円とかで、ほとんどお店にいっちゃう」
「そしたら全然(給料は)そんなにじゃない?」
「でもそれでも1時間2,500円だから」
「で、止められなくなったと」
「無理やり働かされてるとかじゃないんですけど、店長さんの話がうますぎて、なんか『あとちょっとやろうかな』って気分になっちゃって」
“店長さん”は風俗系の経験が豊富で、女の子の気持ちを汲み取り、繋ぎ留める技術に長けているようだ。
10代~20代の女の子たちは、クチコミと友達の紹介によって集められる。
主力メンバーは現役女子高生、それも18歳未満の児童であることは想像に難くない。
「今日1人だけって大変じゃね?」
「インフルとかのコが凄く多くて、あと他のバイトしてるコとかも多いから」
「今日は何人入ったの?」
「今日は2人目です。最初の人は2時間くらい」
「2時間?(笑)」
「カラオケ入って…って感じで。オプション系ばっかり言ってきて…ちょっとアレだった」
一体、カラオケボックスの中では何が行われていたのだろうか。
りのちゃんは「裏オプションはしません」と言っていたが、その真偽は定かではない。
単位落としまくってて、超ヤバい
「時間来たらここ解散で大丈夫なの?」
「ホントは北口解散ですけど、時間気にしない感じで。ちょっと過ぎても大丈夫みたいな」
「決まってるの?入ってる日」
「とりあえず土日。平日普通に学校だから…あまり」
「学校(高校)もあるもんね」
「高校もあんまもうめんどくさくて行ってない」
「大丈夫なの行かなくて」
「ヤバいです。単位落としまくってて、超ヤバい。たぶん2年ぐらい留年しそうな感じ(笑)」
「頑張ってよ。ちゃんと行ってくれよ頼むから(笑)」
そんな話をしていると、りのちゃんの携帯がけたたましく鳴った。
どうやら時間のようだ。
「そろそろ行ったほうがいいかもしれない…」
「俺ここまだちょっといるからさ、外まで送るよ」
店の外へ出る。
「気を付けて、学校ちゃんと行ってね」
「は~い(笑)」
りのちゃんはおっくうそうな声を上げ、池袋の北口へと歩き出し、間もなく人混みに飲まれて見えなくなった。
総括
1.『池袋GU探検隊』はフリーダム
冒頭でも述べたが、厳密には“お散歩”ではなく、同店のコンセプトは“探検”である。
利用方法は、まず店に電話をかけ、希望するキャストの名前と時間、そして自分の服装を伝える。
すると待ち合わせ場所を指定されるため、そこで女の子と落ち合い、池袋を散策する。
HPによると、待ち合わせを指定されるのは21時以降。
場所は北口のいずれか、それが今回は「遊大陸」であった。
こちらの服装を伝える必要はあるが、女の子の服装は教えてもらえなかったため、池袋の地理に詳しくない人は合流に手間取るだろう。
21時前であれば、待ち合わせ場所を指定することも出来るそうだ。
散策時間の変更・延長の旨はやって来た女の子に伝える。
金銭の受け渡しは人目に付かない場所で行われ、ポーチに料金を入れる仕組み、お釣りもそこから取り出す。
「時間はちょっと過ぎても大丈夫」とりのちゃんは言っていた。
それらは全てが女の子任せ、かなり大雑把なシステムだった。
2.キャストは女子高生(18歳未満の児童)ばかり
りのちゃんの話によると、働いている女の子のほとんどが現役女子高生とのこと。
キャストの一覧を見る限りでは、20代と思われる女性もいたが、確かに見た目が10代の女の子で占められている。
詳細な年齢層は分からないが、実際にりのちゃんは16歳だった。
移動時は補導を警戒しており、池袋を散策中に一度、喫茶店から出た際に一度、りのちゃんに店からのものと思われる電話があった。
所属していた友達は勤務中に補導されてしまい、そのまま『池袋GU探検隊』を辞め、連絡が付かないと言う。
喫茶店でりのちゃんは「こわい」と呟いた。
彼女のように『危ない』という意識があるのなら、まだマシと言えるだろう。
補導や摘発の恐怖に怯えつつも、人知れず、女子高生たちは働いていた。
3.裏オプションが蔓延している
『池袋GU探検隊』を利用する客は、そのほとんどが裏オプション目的。
交渉場所は主にカラオケルーム、次いでホテルが利用される。
女の子によってオプション内容は異なり、個室内では密かに児童買春が行われている。
おそらくは、店側も裏オプションを黙認しているのだろう。
「逆に話すだけの人が珍しい」とりのちゃんが言うように、女子高生の身体を求める買春男たちは後を断たない。
概ね予想通りだが、純粋に散策だけを楽しもうという男は皆無に等しい。
まとめ

池袋の『JKお散歩』は紛れもなく実在していた。
だがそこは、女子高生への欲望が具現化した男たちによる、児童買春の温床となっていた。
最初は身体を売らないと決めていても、金欲に負け、売春行為に走るのは時間の問題だろう。
女子高生による個人売春、いわゆる援助交際を止めることは至難の業。
さらに女子中高生がブランド化している昨今、彼女たちの需要は飽和状態にあり、熱を冷ますことも難しい。
少女たちが一度“高給”を覚えたなら、そこからの脱出は容易ではなく、ズルズルと続けてしまうハメになる。
大金を求め、大きなリスクを覚悟の上で、雇用者と児童が協力し合うJKビジネス。
俺はJKお散歩店『池袋GU探検隊』、そしてりのちゃんとの接触から、現実を目の当たりにした。
今宵も池袋のどこかで、“コドモ”と“オトナ”による買売春が行われている。