マニアを唸らせる過激なJK情報を発信し続ける「合法JKナビ」。
JK店が好きの人であれば、一度は見たことがあるであろう超有名なサイト。
合法JKナビはサイト開設から早1年半。月間約150万PV(月のサイト内アクセス総数)を毎月叩き続けるお化けサイトとして業界でも大きな存在感を示す。
しかし一方で、サイトの運営体制、あるあるとの関係、某リフレグループの影など、合法JKナビには色々と謎が多い。
また一部では、「特定の店しか推さないステマサイトだ」「運営者にモラルがない非常識なサイトだ」などとネットでは数多くの批判を浴びている。
そこで今回、合法JKナビの生みの親である桑田氏から合法JKナビの内情をすべて聞き出してきた。
桑田氏は合法JKナビの立ち上げから、記事作成、編集を今に至るまで、すべてを手がけてきている。
最初に、彼からすべての話を聞いた直後の、僕が感じたことを率直に言う。
桑田氏とあるあるの歩み、そして合法JKナビの舞台裏には驚くようなドラマがあった。
僕は先に桑田氏に謝っておきたい。桑田氏から話を聞く前までは、簡単なQ&A形式で合法JKナビをパコパコ叩く記事を書こうとしてきた。
いや…ダメだ。そんなサイトの一側面だけを切り取った記事では、合法JKナビを真に伝え切ることがまったくできない。
合法JKナビの謎を紐解くためには、桑田氏の人生にフォーカスさせた伝え方をすべきだと強く感じた。
結果として本記事は1万字オーバーの長文になったが、これは僕が合法JKナビ、および桑田氏にできる最大限の御礼である。
これから僕がここに書く話は、合法JKナビの謎、そして、JKリフレに人生を狂わせられた「桑田」という一人の男の壮大な物語である。
今回、桑田氏から聞いた話を公開できるギリギリの範囲で書き記していく。
なお、「桑田やあるあるの歴史に興味はない。とにかく今の合法JKナビってどうなん?今のあるあるって何なん?」という人は、5章の「あるある、合法JKナビのQ&A」から読むことをオススメする。
合法JKナビをつくった桑田氏に会いに行く
2017年2月某日。22時。
しゅうちゃん、よー来たね、お疲れさん。
教えてもらった池袋の事務所に向かうと、桑田氏が僕を丁寧に出迎えてくれた。
実は桑田氏とは1年ほど前から面識があり、くしくも同い年。彼は僕のことをしゅうちゃんと呼ぶ。
彼は現在、合法JKナビの編集のかたわら、最近オープンさせた「JKMAX」というリフレ店の店長を務めている。
つまり僕が今来ているのは、JKMAXの事務所である。
ここには、JKMAXの女の子たちが数人待機していた。
桑田氏はパソコンの画面を見ながら、電話での問い合わせ対応、女の子へのLINE連絡をテキパキとこなしている。
「ちょっと今、忙しくてさ。ありがたいことに、けっこうお客さんが入ってるんだよね。そのへんに気にせず座っててくれていいよ。」
女の子たちには「今から広告の人が来るから」と事前に桑田氏が伝えてくれていたようで、僕は何食わぬ顔をして部屋の隅っこに腰を下ろす。
そして、しばし居座ること、1時間。
事務所はようやく落ち着き、桑田氏は今日の売上を精算している。
女の子たちはその日の給料をもらい、満足気に帰って行った。
事務所は2人だけになる。
「そろそろ話に入ろうか。」
まだパソコンの画面に向かって作業をしていた桑田氏に僕はそう言った。
僕は今まで、彼の手がける合法JKナビについては、あまり踏み込んだ話をしたことがなかった。
彼はパソコンの手を止め、僕の方を向いてこう言った。
「なんでも聞いてくれていいよ。特に隠すことは何もない。」
このあと彼は、自分の歩み、あるあるの歴史、そして合法JKナビのすべてを語ってくれた。
・・・
さて、ここからは、なかなかボリュームのある濃い話が続く。
そこで、話の登場人物を始めに押さえておいて欲しい。
【登場人物】
- 桑田: 合法JKナビをつくった人物。合法JKナビの記事作成と編集を手がける。リフレに人生を狂わせられた男。
- まや: 現役の超人気リフレ嬢。ガチ恋させた客は数知れず。あるある初期メンバーであり、桑田氏に合法JKナビをつくらせた人物。
- ゆい: 元リフレ嬢。2015年に桑田氏と結婚したが現在は離婚。
- ボス: 元リフレ嬢。あるあるをつくったとされる人物。まったく表に現れない謎の人物。
- あやか: 現役の超人気リフレ嬢。通称リフレモンスター。あるあるのアイコンにもなっているが、現在はあるあると無関係。
- きゃしー: 大阪のリフレ嬢兼JKMAXのオーナー。あるある初期メンバーの一人。あるあるをビジネスへと変えた人物。
- オーナー: 某大手リフレグループのオーナー。現在、合法JKナビの経営権を持つ。
そして、これからの話はリフレの基礎知識を知っていないと理解しにくいので、JKリフレの基礎知識についてもチェックしておいてほしい。
『JKリフレとは何かの解説記事』
『JKリフレの裏オプとは?相場・交渉方法』
さて、まずは合法JKナビをつくった桑田氏の話から入っていこう。
桑田とは何者なのか?
話は合法JKナビができる前、2013年までさかのぼる。
「昔のことは思い出したくない。気持ち悪くなってしまうから。何やってるんだおれ…って。
ただね、今までやってきたことは一度整理して書きたいと思ってたんだ。それを今回、しゅうちゃんにお願いするよ。」
ここからは桑田氏がJKリフレに人生を狂わせられた過去を一つずつ紐解いていくとする。
ここで桑田氏は合法JKナビ以外に書いていた2つのブログを紹介してくれる。
どちらも桑田氏が自身の体験を備忘録として残した日記。かなり興味深いことが書かれている。
この2つのブログは時間軸がやや交錯しているので、以降は時系列に沿ってこれらのブログを見ていくとする。
初めて行ったJKリフレで衝撃の出会い
さきほど紹介したブログで、まず読むべき記事は、桑田氏が初めてJKリフレに行ったときの話。
いっぱいイチャイチャしようよ
まやは耳元でそう囁く。
17才のJKに、完全に堕ちた瞬間だった。
JKリフレは、女子高生とエッチなことができるのか?
その真相を確かめたいと思ったのが秋葉原に来たキッカケだったが…もはやそんな事はどうでも良かった。
まやと出会えた。
それだけで、もう充分だった。
この話は2013年6月、現役JKがリフレ店にいた、まさにJKリフレ全盛期の頃。
桑田氏は秋葉原で見かけた制服姿の美少女を追って、初めてリフレ店に入りる。
そこで出会ったリフレ嬢まやに魅了され、虜となってしまう。
このブログの次記事以降も読んでいくと、桑田氏がリフレ嬢まやに中毒のようにハマっていく様子が赤裸々に書かれている。
このまやとの出会いが桑田氏の人生を狂わせた。
先に言っておくと、リフレ嬢「まや」(仮名)こそが、桑田氏をあるあるグループに引き込み、のちに合法JKナビを桑田氏に作らせた張本人。
なお、ブログに書かれている「まや」は仮名である。
彼女は今も現役で活躍する超人気リフレ嬢であるが、プライバシーもあるので現在働いているリフレ店や源氏名については、聞かれてもお答えできないのでご理解いただきたい。
「まやは裏の顔がある。ガチ恋なんてする相手じゃなかったんだ。…まやとは険悪な別れ方をしてしまったな。」
桑田氏はまやとの思い出のプリクラを僕に見せてくれながら、元カノのようにそう語る。
まやは当時17歳という年齢ながら男を惑わす魔性な魅力を持った子だったようだ。
JKリフレ嬢と結婚。そして苦悩の連続
次に、桑田氏の歩みを知っておくうえで読んでおきたいのは、もう1つのブログに書かれたとあるリフレ嬢「ゆい」(仮名)と結婚した話。
つい先日、同棲相手のJKリフレ嬢(1*才)
が妊娠してしまいまして結婚
に向けて話が動き出しました。
「ゆい」はさっきのブログに登場した「まや」とは違うリフレ嬢。
このブログでは結婚までのバタバタや桑田氏のリアルな苦悩が読み取れる。
読み物として純粋に面白い。事実は小説よりも奇なり、とはまさにこのこと。
現在はゆいと離婚し、完全な疎遠になっているが、この出来事こそが桑田氏のJKビジネスへの強い想い、そして、合法JKナビの真髄となって現れているのは間違いない。
あるあるグループに誘われる
さて最後に、再びさきほどのブログに戻る。
桑田氏はガチ恋していたリフレ嬢まやに仲間にならないかと誘われる話を書いている。
まや 「でね、かずくんまやの仲間になってよ」
俺 「仲間?仲間って何?」
まやはカップに口をつけて飲み物を美味しそうに飲んでから、俺の目を真っ直ぐ見た。
まや 「私はやりたことがある。叶えたい夢もある。私のこと好きなら手伝って欲しい。私にはかずくんが必要だよ」
俺 「よく分からん」
まや 「私はもっとお金稼ぎたい。リフレで働いてるだけだと、ネッシーたちが搾取してるだけ。経営者だけが美味しい思いをして私たちは捨て駒。そんなのやだから自分たちでお金を稼ぎたい」
(省略)
まやの言いたい事は何となく分かるし、考えてる事は立派で面白いと思ったが、まだまだ17才の高校生らしさは隠しきれていなかった。
でも、面白い。
まやの力になりたかった。
投稿日は2016年となっているが、出来事は2014年頃の話らしい。
この記事に書かれている仲間というのは、あるあるグループのこと。
あるあるグループとは「JKリフレ嬢あるある(通称あるある)」というTwitterアカウントを使っている女の子たちのこと。
このアカウント、リフレ好きの人は知ってる人も多いだろう。
今では2万人以上のフォロワー数を抱えるリフレ界隈切っての有名なアカウント。
ただ当時は今ほどの影響力もなく、1000人程度のフォロー数だったらしい。
桑田氏はこのとき初めてまやがあるあるの中の一人だということを明かされたという。
そしてこの後、桑田氏はまやから、あるあるのサイトを作りたいとお願いされることになる。
あるあるとは何者なのか?
さてここで、あるあるってよくわかんないけど何なの?あるあるは誰がやってるの?と疑問を持つ人も多いのではないだろうか。
あるあるは客へのドギツい愚痴のようなツイートも多く、JKリフレ界隈のツイッタラーの間でもひときわ目立つ存在。
あるあるは複数人のリフレ嬢によって運営されていると言われているが...実際は?
ということで、次はあるあるの歴史に踏み込んでいく。
匿名で愚痴れるリフレ嬢の共通アカウント
「当時、JKリフレ嬢あるある(通称あるある)のTwitterアカは、リフレ嬢の本音が書かれたツイートとして周りから注目を浴びていた。」
当時を振り返りながら、桑田氏はそう語る。
「もともとは、とあるリフレ嬢がつくった、リフレで働く女の子たち用の共通アカウントでね。
このアカウントはリフレ嬢たちの間ですぐさま広まったみたい。様々なリフレ店の女の子たちが自由にログインし、自由にツイートしていたんだ。
あるあるの中には20〜30人以上の女の子が自由にログインできたと思う。」
今やリフレ嬢であっても個人名で掲示板にあることないこと叩かれる時代。
あるあるというアカウントでツイートすれば、女の子たちは店や客への不満を匿名で伝えることができる。いわば、リフレ嬢の2ちゃんねる。
あるあるとはそんな時代のニーズにマッチして急速に流行ったのかもしれない。
「あるあるのアカウントを作成したリフレ嬢はボスと呼ばれていた。
まやからはボスの正体を教えてくれなかったんだけど、のちに合法JKナビの収益用の銀行口座からボスの本名を知ったよ。
ボスがリフレ嬢なのは、間違いなかった。そこで、ボスの正体を知るために、いろんなリフレ店に聞いて周ったけど、当時現役の女の子を雇っていたリフレ店は履歴書すらな置いてなく、結局、ボスの正体を知ることができなかった。
まぁ、あの子だったのかなぁ、と絞れてはいるんだけど確証はない。
本名はわかってるのに、源氏名がわからないっておかしなことだよね。」
桑田氏は苦笑いしながらそう語る。
あるあるのアイコンがあやかさんの理由
「おそらくボスは人気のないリフレ嬢だったと思うんだ。
あるあるのアイコンはリフレ界隈では有名な超人気リフレ嬢のあやかさん。
ボスは私もあやかさんみたいな人気嬢になりたい、でも、あやかさんには顔でも接客でも、どうあがいても絶対に勝てない…。
そんなカリスマ性を持ったあやかさんへの憧れ…それがあるあるのアイコンがあやかさんである理由じゃないかな。」
桑田氏はそう推察している。
「ボスは他の女の子には負けたくない、誰かに必要とされたい、そんな強い想いがあった。
だから、ボスはあるあるをつくって、周りから承認されるために取った、自己表現の一つだったんだと思う。
ボスはあるあるを通じて、超人気リフレ嬢あやかさんのような周りから認められる存在を目指した。だから、あるあるってあやかさんの虚像でもあるんだ。」
あるあるとは、一人のリフレ嬢のコンプレックスから作られたものだったという。
それがいつしかリフレ業界への巨大な影響力を与える存在へと成長を遂げていったようだ。
あるあるの悪用とカオス化
「あるあるが大きくなり注目を浴び始めた2015年。客からのDMも一気に増え始めた。
女の子たちは次第に、あるあるへDMをしてきた男たちを自分の客にしようと誘導し始めたんだ。
DMの誘導は、上手い子と下手な子がいてね。
その中で、男を店へと誘導するのがひときわ上手い女の子がいた。
その子の名前は「きゃしー」。当時16歳で大阪のリフレ店で働くリフレ嬢。今も大阪のリフレ嬢をやる傍ら、JKMAXというリフレ店のオーナーも務めてるよ。」
きゃしーは男という生き物を理解し、下心をくすぐるDMで客を集めていたという。
「ただね、女の子の中には、きゃしーのような上手い誘導ができなくて、露骨なやり方や悪質な誘導をする子もいたんだよね。
たとえば、『◯◯ちゃんがおすすめだよ。裏オプも◯◯円で◯◯までできるらしいよ。』といった、あるあるの匿名性を利用して、好き勝手にやり出す子もいた。
あるあるは女の子たちが匿名で客を呼び込める反面、誰がツイートして、誰がDMを返したのかがわからない。
みんなが自由にログインでき、自由にDMをするから、収拾がつかなくなっていったね。」
これが一部ネットでは、あるある詐欺と言われた原因だ。
「2ちゃんねるにもあるあるのパスワードが流出したこともあってね。一時期は誰でも入れるアカウントだったよ。
あるあるのアカウントは何度も凍結されたしね。それで一応、jkaruaru2015という予備アカウントもつくったり。」
あるあるは一時期、誰でもログインできる完全にカオス化したアカウントとなっていたようだ。
あるあるを使って儲けよう
「『そろそろルールを決めませんか?』そう声をあげたのがきゃしーだった。
きゃしーはこの問題を改善しようと仕切っていたんだけど、これに反対する女の子も多くてね。
もともとあるあるは愚痴の捌け口として半ばお遊びで始めたようなもの。
それをきゃしーは、あるあるの運用ルールをちゃんと決め、宣伝としての効果を最大限活かすツールへと変えようとしていたんだ。
きゃしーはログインできる人を制限しただけでなく、このアカウントを使って儲けよう、とも言い出した。」
桑田氏の話によれば、当時のきゃしーは存在感が大きかったという。あるあるを初めてビジネスへと転化させようとした人物というわけだ。
「『こんな16歳の小娘の言うことなんて聞いてられない。』『そんな面倒くさいならもういい。』きゃしーの意見に反対した女の子たちはあるあるから徐々に抜けていったよ。
そして次第に、あるあるはビジネス色を強めていった。
最終的に、あるあるに残った女の子たちは「男から金を搾取したい」という男への強い憎しみを持つ子ばかりが残った。
『自分達が身体を男によって汚されている』『結局、楽して儲けているのは経営者ばかり』
彼女たちは男性社会に怒りを覚えていた。『私たちの身体を汚し、買っていく男たち、利用する男たち、そいつらを許さない。』
『男から金を搾取するため、男の性欲を利用して金を生んでやる。』ってね。
今のあるあるの中にいる女の子たちは、みんな男が嫌いだと思うよ。男を金としか見ていない。金を搾取できる男はいいが、金にならない男は嫌いなんだ。」
桑田氏は淡々とそう語る。
確かに、あるあるのツイートを見ていると、なんとなくそんな感じはしていた。あれは本心なんだろうな、と。
合法JKナビの歩み
話があるあるにだいぶ脱線してしまったが、話を元に戻そう。
ここでようやく、あるあるのサイト、すなわち「合法JKナビ」の歩みにいて踏み込んでいく。
合法JKナビの立ち上げ (2015年9月)
「あるあるの女の子たちは、お金を搾取する側の人間になりたかったんだ。
それでTwitterアカウントだけじゃなく、あるあるのサイトをつくって儲けよう、という話になったみたい。
そしてちょうどそんなとき、僕はまやからこの話を持ちかけられたんだ。」
桑田氏はあるあるの中の一人であるリフレ嬢まやから、あるあるのサイトをつくって欲しいとお願いされたわけだ。
「だけど僕は、文章を書くのは好きだったんだけど、ちゃんとしたサイトを作った経験がまったくなくてさ。
ただ、当時まやのことが好きだったから、なんとか手助けしたいって気持ちから、サイトをつくることを決意したんだ。」
桑田氏はサーバーやWordPressなど、サイト構築の知識はまったくなかったが、詳しい人たちにアポを取って話を聞きながら、なんとかサイト構築をしたという。
「『サイト名はあるあるだったら面白くないし、なんだかんだみんなJKが好きだから、JKナビでいいんじゃない?』
『いやJKナビってなんか違法な感じがする。』『そう?じゃあ合法JKナビにしようか。』
サイト名はそんな女の子たちの会話から合法JKナビって名前が決まったんだ。」
2015年9月。合法JKナビは広告等でお金を稼ぐサイトを目指してスタートを切る。
あるあるの女の子たちは、合法JKナビの開設は「男への復讐」が根源にあったという。
桑田氏はというと、女の子たちとそのモチベは違っていたものの、合法JKナビで稼いでやる、という気持ちは一緒だったとか。
当時、仕事もなく、ギリギリの生活をしていた桑田氏にとって、ゆいの存在が大きかったようだ。ゆいがもうリフレ嬢として働かなくもていいように。家族として養っていけるように。
結局はこのあと離婚することになってしまうが、彼は彼なりの強い信念を持って合法JKナビに賭けていた。
その頃の状況や心境を自身のブログにこう綴っている。
今の自分の状況を簡単に箇条書きします
・JKリフレ嬢と結婚直前で別れる
・養育費?と慰謝料?は、月に15万円
・新宿のマンションで1人暮らし
・ほぼ無職
・風俗嬢に生活費と毎月の支払いを少し助けてもらっている
いったいどうやって生きていけばいいのか・・・
(省略)
奇跡を信じて、ただ待ち続ける。
それまでは、金銭的にも精神的にも何とか耐え続ける。
それしか今の私に思いつくことはありません。
台風でガタガタとマンションが揺れます。
助けてほしい。
今はただその気持ちで生きています
彼はそうとうもがいてたようだ。
合法JKナビとは、闇を抱えた女の子たちと人生が狂った桑田氏の手によって立ち上げられたのだ。
過激なヤバいネタでアクセス数を稼ぎまくる (2015年10月〜2016年2月)
「当初はあるあるの女の子たちが5割くらい、僕も5割くらいの割合で記事を書いていたかな。
女の子たちはあるあるを使って、アンダーや裏オプなどの業界裏話的な情報を収集し、僕に記事ネタを提供していた。
あと、まやは文章に癖があってか、客にバレるのを恐れてか、記事は書いてなかったかな。見る専門とか言ってたっけ。」
合法JKナビの体験談は、桑田氏がほぼすべて書いていたようだ。そして、過激なアンダー、裏オプの情報や体験談はアクセス数が跳ね上がるから書きまくっていたらしい。
この過激な記事がのちに色々な問題に巻き込まれる原因となってしまうが、当時はそんなことすら気にも留めず、とにかくPV数を稼ぐことだけを意識して記事を書き続けたという。
その結果、PV数はありえない速さで伸び始める。
サイトを開設した翌月に月間10万PV。4ヶ月後に20万PV。5ヶ月後に35万PV。半年後には月間60万PV近くを叩き出す。
自身のサイトやブログを持っている人ならわかると思うが、たった半年でこのスピード感は尋常じゃない。
また平行して、各リフレ店に広告枠を売りに営業しに行っていた。ただ、このときはまだ、どこのリフレ店に行っても断られ続けたらしい。
「もえなび、アメブロ、Twitter、2chで宣伝しておけば客が入るだろうと思っているオーナーが多くてさ。
一昔前、アンダーがいた頃はそうだったかもしれないが、今は頭を捻って集客を施した店がとにかく強い。それがわからないバカオーナーが多過ぎる。
合法JKナビの影響力をナメるなと。バカにするなと。」
桑田氏は当時、どのリフレ店にも相手にされなかった悔しい気持ちを噛みしめながら、語気を強めてそう語った。
この強い想いからか、この後、合法JKナビはさらなる急成長を続ける。
そしてこの後、合法JKナビの経営権を売り渡す、という大きな転換期を迎えることになる。
某大手リフレグループに55万で合法JKナビの経営権を売却 (2016年3月)
2016年3月。たった半年で60万PVを達成した合法JKナビ。
「どのリフレ店からも相手にされない、ちょうどそんなとき『合法JKナビを売らないか』という話が某大手リフレグループのオーナーから話が飛んできたんだ」
色々と話し合いはしたんだけど、
- 合法JKナビの経営権を55万で売る
- 記事作成や編集作業は今まで通りやっていい
- 他リフレ店の広告宣伝料やアフィリエイト収入などのサイト収益は取らない
といった条件で売ることに合意した。
要は、記事は今まで通り書いていいし、アフィや他店の宣伝料などサイトで稼いだ収益は自分達のものでいいけど、記事に関しては今後色々と口出しするよ、という話。運営の最終決定権を向こう側に委ねることになったけどね。」
当時、桑田氏は住むところもないくらい、お金に困っていたから、ありがたい話だと思ったという。
合法JKナビのPV数は伸びていたが、宣伝費用は払ってくれるリフレ店は少なく、アフィリエイトも全然ダメだったようだ。
「収益が出たとしても、あるあるの女の子たちと折半だからさ、サイト運営だけして食ってけるお金はぜんぜんなかったんだよ。
今後は某リフレグループの宣伝記事を書く必要は出てくるけど、それでも今まで通り記事が書けて、頑張ればサイト収益で稼ぐことができそうだったしね。
あと、55万という金額は『マツーイ』と言われて封筒を渡されたから、今でもちゃんと金額を覚えているよ。」
桑田氏は合法JKナビの価値を認めてくれた、某大手リフレグループのオーナーには感謝していたようだった。
書きたい記事が書けないストレス (2016年4月〜2016年12月)
某大手リフレグループに経営権を渡してからは、ちょくちょく「この記事のここを直そうか」と指摘を受けるようになったという。
ただ、経営権を渡したからといって、思っていたよりも記事に口出しされることはなかったらしい。
桑田氏は数々のリフレ店を点々として働きながら、隙間の時間に合法JKナビの記事を毎日更新し続けていた。
サイト開設から8ヶ月。
ついに合法JKナビは、大台の月間100万PVという快挙を遂げる。
合法JKナビの知名度や影響力が徐々に広がり始め、数多くのリフレ店から、広告依頼をもらえるようになってくる。
桑田氏はついに悲願を叶え始めたようにみえたが、実際のところはそれが大きなストレスの原因になったという。
というのは、
- 色んなリフレ店から寄稿される体験談の質が悪すぎる
- あるあるが色んなリフレ店から我が物顔で勝手に広告をもらってくる
- おもしろくない店をおもしろく書くのは読者を裏切ることになって嫌だ
といった、桑田氏のサイトポリシーとの葛藤があったようだ。
「合法JKナビが成功したのは、リアルな体験談があってこそ。
経営権が大手リフレグループに渡ってからは、一部ネットでは合法JKナビはステマサイトだと叩かれるようになってきた。
たがらこそ体験談だけはガチにしないといけない。体験談までも嘘だったら今まで積み上げてきたすべてものが意味を失くしてしまう。」
このとき桑田氏は書きたい記事が書けないストレスと、読者が離れてしまう焦りを感じたという。
「一番イラつくのは『アツい新人が入ってきたんで、イイ感じで書いてください』みたいな宣伝依頼。アツいって何だよ。イイ感じって何だよ。」
桑田氏は声を荒げて不満を語る。
「自分で動かなくても寄稿記事は集まってきたけど、それだと絶対に合法JKナビはダメになると思った。」
そう感じた桑田氏は、再び自分の足でリフレに赴き、感じたことを体験談として書き続けたらしい。
「つまらなかったら、たとえお金をもらっていた店でもボロクソ書いてたよ。広告料なんて微々たるもの。そんなんで読者を騙したくない。」
当時、桑田氏は某リフレ店で働ていたが、客としてもその店に入っていたという。
店の職権ではなく、純粋にお金を払って客として入るらしい。だから入りたいと思ってた子には店では顔を合わせないようにしていたというこだわりよう。
桑田氏は一ライターとして、おもしろい体験談を書くことにとにかくこだわっていた。
だが、いつしか「桑田=合法JKナビ」の存在は各リフレ店にもバレ始めたという。
「アメリカ国旗のクロックスを履いた坊主頭が来たら要注意」そんな注意喚起が色んなリフレ店でされていたとか…。
2016年10月。サイト開設からちょうど1年。
桑田氏の頑張りもあってか、合法JKナビは月間160万PVという尋常じゃない数字を叩き出していた。
謎のJKリフレ店「JKMAX」をオープン (2017年1月〜)
2017年1月。JKMAXという新しいリフレ店に関する記事が頻繁に投稿されるようになる。
どうやら桑田氏がJKMAXというリフレ店をつくったらしい。
公式HP
JKMAX
https://jkmax.jp/
「JKMAXはきゃしーと僕がつくったリフレ店なんだ。もともと女の子の求人集めを目的とした実態のないダミー店。もえなびへの登録はザルであんなの誰でも簡単だよ。集めた女の子は稼げる他リフレ店へ紹介する予定だった。」
桑田氏は何のまいぶれなく衝撃的なことをさらっと話す。
「お客さんから電話がかかってきたら、『延期してます』と最初は言っていだけど、あまりにもお客さんからの問い合わせが多かった。あと、女の子もまわせるだけの人数が集まったから、仕方なしにJKMAXをオープンさせてみた。」
リフレ開業にあたり、無店舗型の風営法も取得したとのこと。
「ただJKMAXは一言でいうと失敗作。なぜかというと、女の子への取り分が多すぎて、店側はぜんぜん儲からなくてね。今は物珍しさにお客さんが来てるけど、いずれはすぐに飽きられる。長く続けようとは思っていない。」
それもそのはず。もとは女の子を集めるためだったから、女の子へのバックを多くした給与設計となっている。
リフレで稼ぎたい、と思っている女の子からしたら、オイシイ店なのかもしれないが、運営側はあまりうまみを得られていない。
今後、JKMAXをどうするかについては、きゃしーと相談しながら考えていくようだ。
「JKMAXの最終決定権はきゃしーにある。経営方針、JKMAXのアイデアもきゃしーが考えた。きゃしーは僕よりもアイデアに優れていて、ビジネスセンスがあるんだ。」
JKMAXのオーナー兼広告塔として、きゃしーがいるのが強みのようで、経営のアイデアや女の子を集める力が物凄くあるらしい。
JKMAXのオーナーはきゃしーで、あくまでも桑田氏はその補佐として務めるという。
「JKMAXの体験談は、まぁ見てわかる通り...。ただ、他人の顔伺いながら書く記事より、自分の店だから好き勝手に書けるのがいいね。」
リフレに人生を狂わせられた男は、ついにリフレ店までつくってしまった。
ちなみに、ホワイトハンズ代表の坂爪氏からのインタビューに、桑田氏は「リフレの店長は責任重大」だと答えている。
桑田「JKリフレで働いている子の中で、見た目と同じように中身もキャピキャピしている子は一人もいないんじゃないかと思います。
店長や男性客も黒い部分を抱えているので、彼らの色に染まってしまう。
店には、どうやっても店長個人の色が出てしまう。その女の子のことを知りたければ店長のことを知ればいい、と言われているくらいです。
下半身にだらしない店長だったら、そういう子ばかり集まる。金に汚い店長だったら、そういう子ばかりになる。
それまで全然裏オプ(=ハンドサービスやオーラルセックス、本番行為などの裏オプション)をしなかった子が裏店に入ってしまうと、いつの間にか染まってしまう。
待機室で皆がタバコを吸っていれば、自分もいつの間にか吸っちゃう。店長の影響力は学校の教師のように大きいので責任重大です」
【一部抜粋】 「JKリフレは婚活の場!?「中年男性、JKの双方が抱える孤独感」 - Yahooニュース
JKMAXの女の子たちはどう染まっていくのだろうか。そもそもJKMAXはいつまで続けるのだろうか。
そして、このあとの彼の人生は、いったいどこへ向かうのだろうか...。
2018年3月4日 追加更新
JKMAXが業界屈指の人気リフレ店となっていると聞いて、再び、桑田の密着取材を行った。
桑田の哲学や流儀、JKMAXの内部事情は以下の記事を参考にしていただきたい。
2018年4月22日 追加更新
実際にJKMAXにお客さんとして入り、女の子の質やレベルを調べてきた。
あるある、合法JKナビのQ&A
さて、ここまでは桑田氏、あるある、合法JKナビの歩みを書いてきた。
ここからは、今の合法JKナビ、今のあるあるについて、気になる質問をぶつけてみる。
あるあるについて
ーあるあるとの関係は?
「協力関係にある。合法JKナビでは、あるあるから情報提供してもらって僕が記事を書いたり、あるあるの女の子自身が記事を書いたりしている。」
ー今のあるあるは誰がやっている?
「昔は20〜30人ほどのリフレ嬢でやっていたが、今はきゃしーを中心とした数人のメンバー。今は僕もあるあるにログインすらできない。」
ー今のあるあるは何をしている?
「基本的に今は情報収集がメイン。リフレ嬢の鍵付きの本アカもフォローしているから、あのリフレ嬢はホストに行ってるんだ、とかもわかる。後、宣伝や求人としても機能しているね。DMは毎日物凄く来るから大変らしい。」
合法JKナビについて
ー合法JKナビの運営体制は?
「あるあるの中の女の子数人と僕でやっている。サイト上ではライターが複数人いるように見せているが、実際は専属ライターなんていない。今ある記事の半数近くは僕が書いた。最近は色んなリフレ店からの寄稿記事が多く、それをコピペで貼り付けるだけの作業が多いけどね。」
ーマニアックな情報はどこから仕入れる?
「自分で調べた情報とあるあるからもらった情報で書いている。マニアックな情報を仕入れる上で、あるあるのネットワークは強み。」
ー収入のほうは?
「収入のメインは広告宣伝料。アフィリエイトや有料記事は微々たるお金しか入って来ない。また収入はあるあるの女の子たちと折半だから作業量のワリにあまり儲かってない。」
ーステマサイトと言われているが?
「リフレ界隈に精通してる人にはバレているが、わかっていない人も多い。現に合法JKナビで特集したリフレ店には客が入る。」
ーアフィリエイトはどうか?
「出会い系のアフィリエイトは失敗した。またPCMAXかよ、と2ちゃんなどでネタにされてしまっている。リフレの客層と出会い系は相性が悪い。」
ー体験談を書くときのこだわりは?
「体験談は思ったことを率直に書いている。そして自身の性癖を隠さない。この人こういうことをしたんだな、って読者にわかるように。」
ーパクリ記事があると言われているが?
「とあるリフレ店のオーナーから、宣伝用として寄稿してもらった記事をそのままアップしたら他メディアと被った。そもそも他メディアへ寄稿した記事と同じ記事を送ってくるとか、ネットの世界をナメている。こういったITリテラシーのない店はすぐに潰れる。」
ー女の子が体験談にされて嫌がっていると一部では言われているが?
「ちゃんと女の子と店側から了承を得たうえで記事にしている。記事をアップした後からでも、ここの表現を変えてほしい、ここの写真は使わないで欲しい、と指摘を受ければ、都度修正に応じている。」
ー記事の作成で気をつけていることは?
「今は過激な裏ネタだけは細心の注意を払って書いている。昔は気にせず書きまくっていたけど、色々と大変なゴタゴタに巻き込まれてしまったからね...。」
ー毎日記事を更新し続けられる理由は?
「僕の強みは他の人が絶対にやりたくないことを継続して続けられること。あと、僕は自分の考えを整理して発信するのが好き。だからやれているのかもしれない。」
ー今後どんなサイトを目指したい?
「合法JKナビを開設したときには、すでに現役JKのいたJKリフレ全盛期が終わっていて、ネタにできず悔しかった。そういったタイミングを逃さないためにも、今後も新しいJKビジネスを追い続けるメディアにしたい。」
ー色々と批判されているが?
「メディアは叩かれてなんぼやと思っている。フライデーや文春は嫌われてるけど読まれている。おもしろい、つまらない、どう思われたって別にいい。嫌われたって別にいい。とにかく読まれること、気になる存在で居続けることが大事。」
まとめ
合法JKナビはリフレに人生を狂わせられた一人の男と男への復讐を誓う女の子たちが協力して運営していた。
今の合法JKナビは、女の子たちが搾取する側になれたのか?男たちへの復讐を成し遂げたのか?
そんな疑問は残るものの、合法JKナビは多くの読者の気持ちを動かし、色んな関係者を巻き込み…今も第一線でJKビジネス業界を牽引している。
純粋にリフレを楽しんでいる人たちには、この記事はかなり後味が悪いかもしれない。
だが、安心して欲しい。純粋な気持ちを持って一人の男として接してくる女の子たちもいる。現に、桑田氏はリフレ嬢と結婚までしたのだから。
ただ今回、桑田氏から長い時間にわたり話を聞いていた際、
「リフレ嬢は好きになっちゃいかん」
彼はこの言葉を何度もしきりに言っていた。自分自身への戒めのように。
リフレ嬢にガチ恋し、リフレ嬢と結婚・離婚を経験し、数々のリフレ店で働き、数々のリフレ嬢の裏の顔を見てきた彼の言葉には底知れぬ重みがあった。
本記事を読んだみなさんは、桑田氏の歩みや、あるあるの思想に想いを馳せながら、今一度、合法JKナビを見てみると、また違った見え方ができるかもしれない。
ちなみに、本記事は公開前に事前に桑田氏に見せてはいない。角が立つようなことを色々と書いたから、事前に見ておいた方が良いと僕は言ったのだが、
先に見ちゃったら面白くなくない?合法JKナビを叩きまくってくれてOKだし。アップされるのを楽しみにしてるよ。
と桑田氏から気兼ねない返事をもらっている。とはいっても、ここまで書かれるとは本人も思ってなかったかもしれんね。
桑ちゃん、本当にありがとう。あるあるちゃん、勝手に色々書いてゴメンね。
そして最後に、今さらながらやはりこれだけは、敬意を込めて一つ言っておきたい。
この桑田という男、とんだキチガイじゃねぇか、と。