あなたは『神待ち』という言葉を知っているだろうか?
帰る家のない女の子が掲示板サイトで、男性に対して「家に泊めてもらえませんか?」と書き込みすることを指す。
その多くは、「宿泊代」として体の関係を持つようだ。
優しい男性は「神」と表現され、神を待つことから『神待ち』という単語が生まれた。
そして、家出少女が多く集まる掲示板を「神待ち掲示板」と呼ぶ。
今回は、「神待ち掲示板は実在するのか?」をテーマに記事を執筆した。
調査する6つの神待ち掲示板
調査対象として、今回は6つの掲示板をピックアップした。
もちろん、潜入用のメルアドはすでに取得済みである。

神待ち掲示板は、本当に実在するのだろうか?
それとも、夢のごとき幻に過ぎないのだろうか?
それでは、実際に潜入していこう。
1.神待ち1キュン掲示板

まずはこちらの掲示板サイト。
左サイドバーの地域名をクリックすると、女の子の写真がコロコロと変わる。
神待ちについての魅力を色々と力説したあげく、「神待ちサイト」として『PCMAX・イククル・Jメール』の3つを紹介している。
つまり、このサイトは掲示板ではないのだ。
掲示板のように見せかけた、出会い系サイトへの誘導サイトである。
しかし、優良出会い系サイトを紹介しているだけ、まだマシと言えるだろう。
2.家出掲示板「神待ち広場」

次はモバイル向けのサイト。
パッと見は掲示板だということがわかる。
特に下部の書き込みは掲示板そのもので、そのまま投稿できてしまいそうな雰囲気だ。
「これは早くも当たりか!?」
そう考えた瞬間、上部に「♂神降臨男性登録」というボタンがちゃっかり設置されていることに気づく。
それをポチッと押してみたが、何も起こらない。
どうやら、PCではメーラーが立ち上がらないようだ。
そこで、ガラケーを持っている友人に協力を仰ぎ、実際に登録してもらうことにする。
気が付けば、「Linkage(リンケージ)」という有料出会い系サイトに辿り着いた。
そのサイトの評判を調べてみたところ、どうやら「ゴミサイト」として有名なようだ。
ガラケーのためSSは撮れなかったが、詐欺サイトだと直感することができた。
3.神待ちほわほわ掲示板

こちらもパッと見は掲示板サイト。
「掲示板投稿フォーム」があったので、必要事項を入力して登録してみた。

「この内容で登録する」ボタンを押すと、「メールをご確認ください!」という画面に切り替わる。

早速メールを確認してみよう。

あれ、「まほらば」?
「神待ちほわほわ掲示板」に登録したんじゃないのか…?
記載されたURLをクリックすると、「まほらば」という有料出会い系サイトに飛ばされた。

1つだけ言えるのは、「右上の女の子がクソ可愛い」ということ。

アバターシュールすぎワロタwwwww
というワケで、結局ここも神待ち掲示板ではなかった。
4.神待ち掲示板「家出カフェ」

もうね、これを読んでる人の考えがわかるよ。
「どうせこれも掲示板じゃないだろ」って言いたいんでしょ?
ちょっと待ってね、ちゃんとオチは用意してるから。
右上の「新規登録」をポチッと押すと、「登録フォーム」がポップアップ画面で表示された。

…ん?


またお前かwwwww
5.神待ちパラダイス
もうここからはサクサクいくよ。

あーはいはい、ワロスワロス。

登録フォームね、利用規約を確認すればいいんでしょ?

終了のお知らせwwwww
いちおう登録しておいたが、使う気が全く起こらない。
ちなみに、「メグミー」もサクラが満開の詐欺サイトである。
6.神待ち検索BBS

「簡単登録」ね、はいはい。

一応、利用規約は確認しておこう。

さっきの「メグミー」さんじゃないっすかwwwチワッスwwwww

そうしているうちに、メグミーでメールを受信していることに気づく。

とりあえず、男気溢れるメールを送っておく。

少し経ってから返信があった。
もうこれは、あのセリフしか思い浮かばない。

懲りずにまた返信があった。

くっそうぜえwwwww

とりあえず釈明しておこう。
すると、また返信があった。

もはや、完全な前フリと化している。

これ以降、彼女からメールは返ってこなかった。
「神待ち掲示板」なんて無かった

もはや言うまでもないが、「神待ち掲示板」なんてモノは実在しない。
悪徳業者が詐欺サイトに誘導するための窓口でしかない。
さらに言うのなら、『神待ち』という言葉も彼らが作り出したものだろう。
これは、一種の「扇動マーケティング」に近いものがある。
そもそも家出少女たちが、見知らぬ男性の家に泊まるということはあり得ない。
「家出したから友達の家に行く」「知り合いの先輩の家に行く」
通常であれば、間違いなくこのような選択をする。
「援助交際をしながらネカフェに泊まる」というのもまた、1つの選択である。
つまり、「ネットで出会った男の家に泊まる」ということ自体、少女たちの選択肢には存在しない。
ましてや、「お礼」として体を預けることもない。
通常の思考であれば、引っかかる可能性は少ないだろう。
しかし、少女との一夜を強く追い求める男性は、甘い言葉にコロッと騙されてしまう。
「神待ち掲示板」とは、家出少女をエサに男性を集めるための網に過ぎないのだ。
実在する「神待ち掲示板」とは?
家出少女が多い「神待ち掲示板」は存在しないが、「援交掲示板」なら実在する。
それは、「LINE掲示板」である。

たとえば上記の掲示板では、今まさに援助交際のやり取りが行われていた。





記事を推敲しているときに、偶然にも発見したやり取りだ。
「さぽ」とは、援助交際の隠語の1つである。
この少女が18歳未満かどうかは定かではない。
いずれにしろ、少女は複数の男性とLINEで交渉しながら、この中の誰かに抱かれるのだろう。
また、出会い系サイトでは『PCMAX』が援助交際の温床と化している。
もちろん、それ以外の目的で利用している女性も多くいる。
ユーザー1人1人の使い方しだいでは、サービスはいくらでも変貌を遂げるのだ。
まとめ

青春を取り戻そうとする男性はとても多い。
その需要があるからこそ、少女たちは援助交際に走り、金で自らの体を売る。
男と女が存在する以上、この悪循環に終止符が打たれることはない。