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【潜入ルポ】出会い喫茶『モモカフェ』大宮店

出会い喫茶・カフェ
東京アップデート編集部

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夜遊びから大人の出会いまで、幅広い情報を取材してます。ネタ収集が毎日の日課。

そこは…風俗ライターの成田アキラ氏がプロデュースする出会い喫茶、モモカフェ。

入会金は5,000円、マジックミラー裏側の薄暗い視姦部屋に入るのは時間制というシステム。

プランにもよるが、入場料は1時間1,000円、3,000円を支払うと当日は出入り自由となる。

交渉が成立し、いざ連れ出す時は、更に4,000円を支払う必要がある。

この記事を読む前に

この記事は、2016年頃に執筆したものです。

お店のルールや状況などが、現在とは異なる可能性があります。

当時の熱量を感じながらお楽しみください。

そこはまるで女の生物園

マジックミラーの向こう側、明るい部屋に女の子が待機している。

選ばれる女の子側から、こちらの視姦部屋は見えない。

気に入った女の子が居たら、交通費(お小遣い)の額を申し込み用紙に書き込み、女の子がその条件を見て納得したら、そこからトークルームで交渉に入る。

『よっしゃあぁぁ!』とばかりに気合いを入れてご入会。

会員登録が結構堅くて、免許証で本人確認、携帯電話の番号確認、本名、住所まで登録させられた。

犯罪抑止の為なのだろうが、出会い喫茶で身分確認をさせられるのは何だか少し恥ずかしい。

でもきっとこの先には…グヘヘッ!

スケベ心は全てに先んずる。

恥ずかしいなどという気持ちはどこかに吹き飛んでいた。

入会金5,000円と当日入り放題の3,000円を支払い、さっさと手続きを済ませ、いざ薄暗いマジックミラー裏側の部屋へ…。

そこは幅が3メートル、奥行きが10メートルくらいの細長い部屋だった。

女の子の待合室はマジックミラーの向こう側にあり明るい。

男側からは丸見えだ。

女の子は飲み物が飲み放題、パソコンが使い放題。

各々くつろいでおり、まるで自分の部屋のように思い思いに過ごしている。

この雰囲気はそう…

ズバリ、動物園だ。

女神の降臨を待つオヤジたち

俺が入ったのは土曜日の午後3時頃。

待合室の女の子は3人ほどしかおらず、なんとも寂しい…。

それに対し、男は俺を含めて7~8人居た。

年齢層は30代~60代のいいオヤジ&ジジイ達である。

中年オヤジの下心と加齢臭、薄暗さも手伝って、視姦部屋は異様な雰囲気に満ちていた。

ちょっとアレな人達の巣窟とでも言っておこうか。

よくもまぁ、こんな昼間っからアレな人達が居るもんだなと…俺もだけどw

勿論、法に触れる事は一切していない(この時点では)。

しかし、最終目的を考えると、皆後ろめたい気持ちが有るのだろう。

客同士はお互い視線をずらして会話も無い。

何となく、AVコーナーの客同士みたいな感じだ。

壁にも

《お客様同士の会話は控えてください》

と注意書きがあった。

おそらくは、『個々の女の子について情報交換をさせたくない』という意図なのだろう。

男性客の部屋にはパソコンが数台置いてある。

ネットに接続出来るが、いかんせん台数が少ない。

薄暗いため本も読みづらい。

好みの女の子が来るまでの時間潰しには苦痛だ。

女の子の部屋に居る3人は…ちょっと残念な感じだった。

『男の嗜好は同じようなもんなんだな』としみじみ思う。

入店後10分…。

20分…。

1時間が経過…

ひたすら停滞している。

バトル開始、敗北

と、その時だ!

客の部屋にアナウンスが流れた。

「はい、女性のお客様が入店なさいま~す!」

声にならないどよめきが上がる。

部屋中にも活気が満ちていく!

一斉にガラスに張り付くオヤジ達。

これまた異様な雰囲気、正直キモい。

まぁ俺もだけどw

入って来たのはOL風の普通の女の子。

結構イケてます。

客のテンションが上がり、同時に空気が変わった。

バトル開始だ。

皆、申し込み用紙にアピールポイント、交通費の額を書き込み店員に渡す。

俺を含めて全員が提出した。

女の子は書かれた条件を見て、誰と交渉するのかを決める。

解りやすく言えば入札だ。

俺は様子見で数千円だったか、それくらいの額を記入した。

結局…イケてる女の子は引っ掛けられなかった。

その女の子は数人と交渉し、30代くらいのオタッキーな男と店を出て行った。

トホホ…。

3時間くらいは居ただろうか。

俺は友人と約束があったので、やむなく撤収した。

池袋店はよりどりみどりですよ

それから数週間後、日を改めて2度目の挑戦。

その日もやはり土曜日だった。

気合いを入れて、午前中からモモカフェに詰める…。

詰める…。

詰める…。

ダメだ…。

夕方まで居たが、タイプの女の子は現れなかった。

結局延べ2日間、連れ出すどころか交渉すら出来なかった。

帰り際、他の男性客と少し話しをした。

「やっぱり大宮じゃダメですよ、東京行かなきゃ。ここの系列の池袋店はよりどりみどりですよ」

その日はほうほうの体で大宮を後にした。

(次は池袋でリベンジだ)

そう心に誓った。

ラジオで流れた摘発報道

その後、大宮のモモカフェは摘発を受けてしまった。

嫁と一緒に買い物へ行った車の中、ラジオのNHK関東地方昼のニュースで…

「埼玉県大宮市の出会い喫茶が売春の容疑で摘発されました。登録型の出会い喫茶で約5千人が登録された会員名簿などを押収しました」

と流れたのである。

嫁「何だかおかしな人達がいっぱい居るもんだよね。5千人だってw」

俺「そ、そうだよなぁ、5千人もバカがいたんだね…www」

軽蔑した物言いの嫁に、そう答えるしかなかった…。

俺の電話番号や住所などの個人情報も、全て埼玉県警に押収された。

いつ電話が来るのかと、背中が熱くなって嫌な汗が流れたのを覚えている。

結局、警察から電話がかかってくることは無かった。

モモカフェ経営者が逮捕された事で、池袋店は一時閉店したが、現在は営業を再開している。

当時のニュースは、「出会い喫茶 大宮 売春」で検索すると出てくるはずだ。

埼玉県警は5日、売春の仲介をしたとして、さいたま市大宮区宮町の出会い喫茶モモカフェ大宮店を経営する●●●●容疑者40(上尾市原市)と、従業員ら男女4人を売春防止法違反(周旋)の疑いで逮捕した。出会い喫茶が売春防止法違反容疑で摘発されるのは、全国初という。出会い喫茶は、客として来店する女性と店の間に雇用関係がないため、摘発が難しかったが、モモカフェ大宮店では、女性に待機料を支給。さいたま県警は、雇用関係に準ずる実態があったとして、売春防止法の適用に踏み切った。●●●●らは8月25日、同店の個室で、会員の女性26に男性会社員23を紹介するなどして、女性2人に売春をあっせんした疑い。同店は06年春頃に営業を開始。現在は男女合わせて5000~6000人の会員がおり、1日あたり約15万円を売り上げていたという。

YOMIURI ONLINE

その後の裁判の行方は分からない。

大宮店は閉店したため、おそらく有罪になったのだろう。

まとめ

まとめ(シュウジ)

こうして、出会い喫茶『モモカフェ』潜入ルポは幕を閉じた。

もう出会い喫茶は懲りごりだが、東京の出会い喫茶を経験するまでは止められない。

近日中に、素敵な思い出を作る予定だ。

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