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東京砂漠にオアシスはあるか?出会い喫茶『モモカフェ』新宿本店で、ピュアな色白JDの連れ出しに成功!

出会い喫茶・カフェ
ヒロト

ヒロト

素人とのセックスに人生とお金をかける援交のカリスマ。今までハメてきた女は300人以上。

マッチングアプリではネット上の限られた情報を基に、男女がお互いの良し悪しを判断し、めでたくマッチングが成立した暁には様々な駆け引きを経て、最終的にベッドインする流れが描かれる。

多くの場合、マッチングアプリで“健全に”出会う男女の間に、

男性

お小遣いあげるよ

とか

男性

●万でどう?

なんて会話はなく、お互いが『相手を気に入ったか否か』で判断するフェアな世界が待っている。

そんなマッチングアプリを嗜む筆者が、新たな戦場として選んだのは「出会い喫茶」。

ネットではないリアルの領域には、どのような世界が広がっているのか。

今回は、都内有名店に潜入してきた顛末をご報告しよう。

様々な出会いとドラマを生む出会い喫茶、『モモカフェ』

打ち合わせが早めに終わり、ふと新宿へ

前川清が内山田洋とクールファイブで

「あなたの傍で~ ああ暮らせるならば~ 辛くはないわ~♪」

と歌っていた時代から、東京には砂漠が広がっていたらしい(こう書くと「お前いくつだよ!」と突っ込まれそうだが、筆者は30代である。

まだまだ勃ちのいい青年だと勝手に自負している)。

東京砂漠という荒涼とした不毛の地で、1,000万からなる都会の住人たちは、騙し合い、裏切り合いながら生きてきた。

時は下り、21世紀。

東京オリンピックを目前に、平成の世も終わろうとするその頃。

東京砂漠のド真ん中、もはや1本の雑草も生えないであろう新宿は歌舞伎町という土地に、その店はあった。

出会いの達人がプロデュースする出会い喫茶、その名も『モモカフェ』である。

ここでは日夜、出会いを求める多くの男女がすれ違い、様々なドラマが生まれているらしい。

出先での打ち合わせが早めに終わったある週末。このまままっすぐ帰宅するのはあまりにもつまらないと感じ、ふとよぎったのは「モモカフェに行ってみよう」であった。

誰もが開放的になる週末の夕暮れ時。モモカフェに行けば、一体どんな女の子と知り合うことができるのか。

そして、その出会いはマッチングアプリとどう違うのだろうか。

まだ見ぬ女の子と同じくらい、出会い喫茶の仕組みにも興味津々な筆者は、一路、新宿へ向かう山手線に乗りこんだのであった。

編集部のモモカフェ体験レポートは、こちらもチェックしてほしい。

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およそ歌舞伎町には似つかわしくない、爽やかな店員

新宿駅に到着し、東口改札を出たら、迷わず歌舞伎町方面へ。

激安の殿堂で知られる某大手ディスカウントストアの角から、日本のみならず、世界中の各所を襲い、大混乱に陥れる某怪獣(つまりゴジラ)の巨大な姿を正面に仰ぎ見つつ、通りを直進。

すぐ左手に現れるのがモモカフェ新宿本店だ。

モモカフェ自体は3階だが、1階には立ち飲み屋が入り、他のフロアも出会いをテーマにした店舗が中心という、まさに歌舞伎町に相応しい雑居ビル。

写真のように比較的大きな看板が出ているので、見逃してしまうことはまずないだろう。

エレベーターは1台。

上の階の居酒屋に行く客と乗り合わせ、3階で降りる気まずさを避けたければ、エレベーターより奥にある階段を使うのがオススメだ。

なお、階段を上がる直前、ビルに入ってまっすぐ正面にも出会いが云々という看板があり、地下に誘導されそうになるが、それはまた別の店。

モモカフェではないので注意されたい。

人通りが多く、ごみごみした砂漠地帯を通り抜ければ、無事にモモカフェに到着だ。

早速ドアを開けて入店。

店員「いらっしゃいませ」

と、およそ歌舞伎町には似つかわしくない爽やかな声で迎えてくれる店員は、30代くらいだろうか。

皆一様に背が高いが、初めての客への威圧感のようなものはない。

フラッとやって来る素人の女の子を相手に商売しているのだから、当然と言えば当然なのかもしれないが、その明るさと健全さに少し驚いてしまった。

オススメは出入り自由&トーク人数無制限の「1dayパック」

受付にはちょうど女の子2人組がいて、何やら入店の手続き中。

少し待機し、その子たちが奥に消えて行くタイミングで軽く説明を受けた。

曰く、初回は入会金1,000円が必要とのこと。

コースは8種類あり、その中でも多くの男性客が選ぶのが「1dayパック(6,000円)」だそうだ。

「高いな」と思われた方もいるかもしれない。

しかしこのコースは、

  • 終日利用可/出入り自由
  • トーク料金無料/何人でも可
  • 成立料1回付

と、大変お得らしい。

最も安い「Aプラン」は、入場から退場まで120分の時間制限があり、女の子を選んでトークするたびにトーク料1,000円がかかり、上手くマッチングが成立して店を出るときにも、今度は退出料4,000円が発生する。

極端な話、「男性ルームでひたすら女の子を眺める」だけなら安いプランでいいだろうが、連れ出しを目的にするのなら妙な節約精神を発揮してはいけない。

店員のオススメに従っておくのが賢明だろう。

ここで深呼吸し、今日の目標を考える。

目標1:出会い喫茶の実情を知り、読者に調査内容を報告する。

目標2:どんな女の子が来るのか、女性ルームの様子をしっかり目に焼き付ける。

目標3:何人かとトークして、女の子が何を求めてやって来ているのかを学ぶ。

目標4:可能なら1人くらい連れ出して、軽く飲みながら色々と話を聞く。

こんなところだろうか。

実は筆者、この手の店に明るい友人から、どんな雰囲気なのかを事前に少し聞いていた。

それによると、トークルームに入って早々、「ホテルなら●●円」のような“交渉”が始まることがあるらしい。

なるほど、非常に合理的だ。

ただ、常日頃からマッチングアプリの女の子と遊んでいる筆者にとって、「セックスに値付けする」などというのは言語道断である。

あくまでも『気に入ったから脱いでもいい』と思わせるのが男女の駆け引きの醍醐味であって、「お小遣いあげるからホテル行こうよ」なんて持ちかけるのは控えたい。

そこで、『連れ出した女の子に渡すお小遣い・交通費は3,000円まで』と自分のルールを決めた。

大金を目当てに脱ごうとする女の子に、

「ご飯だけなんでタダでどうですか?」では、さすがに成立するものも成立しないだろう。

せめてものお礼ということで、その金額設定をした。

そんなわけで6,000円を支払い、奥の男性ルームに案内して頂いた。

ちなみに初回来店の旨を言わなければ、積極的に細かい説明などはしてくれないようだ。

それだけ常連客が多いということなのだろうか。

勝手がわからない方は、店員にしっかり聞いて理解しておこう。

感じのいい店員ばかりだったので、きっと優しく教えてくれるはずだ(筆者はここできちんと確認しなかったため、あとで手順がわからず大いに焦った)。

どうやら、熱い戦いが繰り広げられているようだ

なんとも不思議な光景、ガラスに張り付く男たち

受付を済ませたら、このような「トークタイム申込書」が渡される。

トークを申し込まれた女性が参考にする、男性のプロフィールなどを記入する用紙だ。

ただこの申込書、店員がいきなり

「書いても書かなくても、どっちでもいいです」

と言うように、さほど重要視されていない模様。

筆者も今回、全く記入しなかったが、これを書いていないからトークを断られるということはなく、後のトーク中、ここに書かれた内容を基に話を弾ませようという素振りを見せる女の子もいなかった。

大体、ここに真実を書く人がどのくらいいるのかも謎である。

この申込書を眺めながら数歩歩くと、すぐ目の前にカーテンがあった。

左の黒っぽい部屋が男性スペース、右の赤い部屋が女性の待機スペースだ。

ちなみに、男性スペース入り口の更に左側にもう1つ謎の入り口があり、ここにも女の子がいる場合があるらしい。

名付けて「秘密の小部屋」だとか。

さて、いよいよ男性ルームに入ろう。

案内してくれた店員がサッとカーテンをめくると、全体的に黒く薄暗い空間が現れた。

左手は大きな窓ガラス越しに女性ルームが見え、そちらの方に向かってソファーが2列並んでいる。

奥にはセルフサービスのソフトドリンクが用意されており、お手洗いと喫煙スペースがあった。

まぁ、腰を据えれば長居もできるわけだ。

少々暗いので目は疲れそうだが。

しかし、ほとんど誰も座っていない。

皆、立って女の子側に張り付いているのだ。

その姿を斜め後ろから見るのは、なんとも不思議な感覚である。

筆者が入店したのは17時半ころ。

世間のサラリーマンにとって、仕事が終わったと言うにはちょっと早い微妙な時間帯だ。

だが、先客は10名ほど。

さして広くもないスペースに、案外多い男性が入っている。

そして、そのうちの半数くらいはスーツを着ている。

あの、皆さんお仕事は…?

日本は平和だなぁと思いつつ、ガラスで仕切られた女の子のほうを見てみると、なんと15名ばかりがズラッと並んでいる。

どうやらかなり早い時間帯から、熱い戦いが繰り広げられているようだ。

まるで動物園だが、意外と快適に過ごせる男性ルーム

周りの男性客をザッと見てみると、40代から50代くらいのやや高めの年齢層。

一般的な入店料が6,000円と考えると、お金のない若者は選別されてしまうのだろう。

とりあえず、マッチングアプリをやっていそうな「見た目だけ頑張って盛って、とりあえず会おうとする」タイプはいないようだ。

「トークで相手のことを知り、あとはお金の力を使う」タイプと言ったところだろうか。

筆者と比べて、そこはかとない余裕を感じる。

ひとまずサービスのお茶で喉を潤し、奥側のソファーに着席。

しばし様子を見ることとした。

男性の基本動作は、まず女の子をガラス越しにチェック。

次に入り口カーテン脇に張られた女の子のプロフィールを見て、気に入った子がいたらボタンで店員を呼び出す。

特に新たに女の子が入って来たときは、皆が一斉にそちら側を向くのでなんだか面白い。

目立った動きがない間は、男性側も特にすることもなく、ただガラスに張り付いて女の子たちをジッと観察する。

なんか動物園みたいだな、ここ。

その様子をゆっくり見ていると店員が現れ、おもむろに

タイムサービスでーす!

と言い出した。

彼の手元を見ると、何やら缶入り飲料が。

どうやらビールなどの各種アルコールを出してくれているようだ。

筆者は万が一にも酔っぱらって、この記事を書けなくなっては大変と思い手を伸ばさなかったが、そこそこの料金を取る店だけあって、サービスもしっかりしていると感じた。

ただこのタイムサービス、どういうタイミングで発生するのか、この日だけではよくわからなかった。

店の公式サイトでも特に言及はない。

もしこのあたりの仕組みをご存知の方がいたら、教えて頂きたい。

なお、いつもそうなのかは不明だが、中高年男性ばかりいる割には、特に不快な臭いはしなかった点を申し添えておく。

加齢臭などが漂っていると、こっちまで疲れてしまう。

会社の事務所や通勤電車の中よりも、不思議と快適に過ごせたのだった。

狙ったようなカウンター席、目のやり場に困る女性ルーム

一方、ガラス越しに見える女性ルームは男性ルームと対照的に明るく、1人1人のスペースがきちんと確保されている。

15人ほども女の子がいるのに、窮屈そうな印象はなかった。

この快適さが、女の子を集める秘訣なのかもしれない。

女性ルームは手前がカウンター席で、奥はソファーになっている。

このカウンターの椅子、ちょっと高めの位置に置かれているところがミソ。

男性がソファーに座って女の子側を見ると、ちょうど女の子の膝の高さと男性の目線が一致するのだ。

女の子もそれを知ってか知らずか、ショートパンツやら短いスカートやら、脚をアピールする服装でカウンターに陣取る。

しまいにはどうせ下着は見えないと思っているのだろうか、堂々と脚を開いて寛(くつろ)ぐ始末。

いやいや…目のやり場に困るな。

ここだけ見れば、東京砂漠のオアシスと言えないこともない。

しかし実際には、ちょっと混雑すると目の前に立ちはだかる男性客で、若い女の子たちの美脚はほとんど見えなくなってしまう。

ちなみに、男性ルームを挟んで背後にある例の秘密の小部屋は、2人も入ればいっぱいの狭いスペースながら、足を投げ出して寛げるようになっていて、意外にも快適なようだ。

男性ルームからは全面ガラス張りではなく適度に隠されていて、それも秘密感をアップ。

筆者が入店したタイミングでは、2人連れの女の子(入り口で受付をしていた子たち)がいた。

運がいいと、ミニスカートを履いている女の子が動いた拍子に、その中が見えちゃうこともあるとかないとか。

この日は残念ながらそういった場面に遭遇しなかったが、秘密の小部屋ばかり注目するおじさんがいるのも気持ちはわかる。

いざトーク、出会い喫茶ならではの駆け引きがそこに

出会い喫茶・カフェ

まずは女の子のプロフィールをチェック

さて、そろそろ筆者もトークに挑戦しよう。ただじっとしているだけでは始まるものも始まらない。

とは言え、どの子と話せばいいのか。うーん…悩む。

そんな時ヒントになるのが、入り口カーテン脇に貼ってある女の子のプロフィール。

そこには、「女の子が今日何をしたいのか」が書かれている。項目は以下の4つだ。

  • ご飯
  • お酒
  • カラオケ
  • 男性と相談

1はまぁいい。

1にチェックして2をチェックしていない子は、きっとお酒を飲めないんだろう。

3もいいんじゃないか(筆者は歌うのが好きではないので、さほど注目しなかったが)。

はて、4は何だ。ご飯やお酒やカラオケの他に、どういう選択肢があるのだろうか?

ここで、事前に聞いた友人の話を思い出す。

“相談”っていうのは、“条件決め”だよ

なるほど、そういうことか。自分が手を出してはいけない範囲だ。

そうなると、1か2をチェックしている女の子から選ばねばなるまい。

1人目:「条件次第でね」21歳長身スレンダー、Rちゃん

ルームにいる女の子の顔・雰囲気とプロフィールカードを見比べ、とうとう勇気を出してお願いしたのが、細身で整った顔立ちのRちゃん。

(ご飯とお酒にチェックが入ってるから、上手くいけば連れ出せるか?)

(いやいや、いきなりは早いぞ)

などと考えながら、店員にトークルームへ案内してもらう。

写真のように細長い部屋が3つあり、それぞれベンチ型のソファーが置かれていて、男性が先に通され奥に座る。

妙に緊張する瞬間だ。

座ってすぐ目の前の壁には、注意事項が貼られていた。

僅か10分の間に女の子と仲良くなり、デートの約束を取り付け、退店しなければならないという、なかなかスピード感を求められる話だ。

もっともトークの結果、首尾よく連れ出せなければお互い待機スペースに戻るため、実際には長期戦の面もあるが、同じ女の子に再度トークの希望を出すことはできない。

つまり、呼んでしまったからには10分で心を決めなければいけないのだ。

筆者がトークルームに入った際、店員が軽くロールカーテンを下ろしてくれたが、追って女の子が呼ばれ、カーテンをめくって入ってきた。

このカーテンがあることにより、廊下を歩く人から見られず落ち着いて話ができる。

また、ドア付きの完全個室ではないため、適度な開放感があり女の子もリラックスできるという、上手くバランスを取った構造のようだ。

ただ廊下を通る女の子の脚は見えてしまうので、『あ、脚が長くてエロそうな雰囲気の子が来たなぁ』などと考えてしまい、どうにも集中できない。

良し悪しである。

そんなことはともかく、最初のお相手のRちゃんの話に戻ろう。

彼女は東京出身、21歳で今は無職だそうだ。

『これはまさか、売春で稼ごうという手合いか』と色めき立ったものの、よくよく話を聞けば近々また働く予定で、一時的に無職状態なだけとのこと。

なるほど、今日は暇潰しなのか。

もっと殺伐とした雰囲気でトークが始まると思っていた筆者、案外普通に喋ってくれるRちゃんに拍子抜けしつつ、この際だからと色々聞いていく。

プロフィールを見ると、タバコは「吸う」に丸を付けていた。

その声、タバコだけじゃないでしょ。

酒焼け?と水を向けると、

R「そうなんです。実は友達に毎日付き合わされて~」

と、苦労を語り出した。

うんうんと頷きながらRちゃんの話を聞いているうちに、トークタイムも折り返し地点。

ご飯・お酒と並び、「男性と相談」にもチェックを入れていた彼女に、いよいよ核心に迫る質問をしてみた。

「今日はどんな目的で来たの?どうしたい?」

と聞くと、

うーん、何でもいいよ。条件次第でね

と返される。

これ、『ホテル直行ならいくら』のパターンだな。

残り1分となったところで、

「ごめんね、まだ来たばっかりだからもうちょっと考えたいんだ」

と言い、Rちゃんにお断りの旨を伝えた。

長身でスレンダーな彼女。

筆者がもし、ここに集う中年男性たちのように財布に余裕があり、この体験レポートを一切忘れていたなら、成立となっていたかもしれない。

だが堂々と条件次第でと言うような盗賊スタンスで来られると、

「いや、そういうんじゃないんで、すみません」

と口に出してしまう。

筆者の今日の目的とはズレているのだ。

泣く泣く諦めよう。

そういうわけで、残念ながら一発目で愛は見出せなかった。

2人目:「今日は初めて」見るからにウブな雰囲気、20歳Hちゃん

一旦、男性ルームに戻る筆者。

部屋に吊り下げられているテレビから流れているのは、夕方のニュース番組。

店内BGMは、今は引退してしまったTK(小室哲哉)の名曲たち。

なんだ、この妙におっさん臭い雰囲気は。

こういうのがウケる客層ということなのか。

気を取り直して次のトークへ。

通りがかりの店員にお願いして、Hちゃんを呼んでもらった。

このHちゃん、筆者の直前に受付していた2人組の片割れである。

ふんわりした雰囲気で、とてもいかがわしい店で身体を売るタイプには見えない。

そしてプロフィールには、ご飯とカラオケしかチェックしていない。

お酒が飲めないタイプかと思いながらHちゃんに聞いてみると、その通り。

お酒アレルギーとのことで、アルコール好きの筆者としてはちょっと残念だ。

Hちゃんは神奈川在住の大学生。

今日は友達に連れられ、初めての来店だそうだ。

あることが気になり、聞いてみる。

「もしここで男の人と成立したら、友達とバイバイしちゃうの?」

するとHちゃん、

H「今日は初めてだから、それはないですね。男の人と2人っていうのもちょっと」

という回答。

危うく

「とりあえず一緒に出て、あとから友達も呼びなよ」

と言いかけたが、それは店のルールと違いそうだし、警戒心アリアリな初心者の雰囲気もあったため、ゆる~くトークして終了。

Hちゃんはお小遣いをあげなくても、ご飯くらいなら付き合ってくれたかもしれないが、間違ってもホテルには行かないタイプだったな…と自分の中で納得して終了。

しかし、こんなウブな女の子も普通にいるのが、出会い喫茶の楽しさなのだろうか。

ハマるのも少しわかる気がしてきた。

もしHちゃんと仲良くなれたら、きっと何か凄く楽しい出来事が待っていたに違いない。

(うーん、出会い喫茶に愛はあるのかもしれない…)

そう思った瞬間だった。

3人目:「トークしないからわかんない」過酷な闘い、24歳Aちゃん

先に言っておくと、この日最も厳しい時間を過ごしたのは、Aちゃんとトークをしている間だった。

(まずはトークに慣れて、4人目で連れ出すか)

そう考え、3人目に敢えて「男性と相談」のみの女の子を呼んでもらう。

筆者は女の子に気を遣い、ここまではソファーのかなり奥のほうに座っていたのだが、なんと現れたAちゃんは反対側の端にちょこんと座り、明らかにこちらと接触したくない空気を全面に出してきた。

どこから話そうかと思いながらAちゃんのプロフィールを見ても、空欄が多く大した情報がない。

これは参った。

仕事に会社員と書いてあったので、

今日は仕事帰り?と聞いても

A「休みなんで。暇だったから」

で終了。

今度は「よく来るの?」と聞けば、

A「ときどきですね」

から話が広がらない。

筆者のスキルの問題か、こんなに会話が弾まないのは久しぶりだぞ…と焦って

「トークルームで話すときはどんな話題が多い?」

と質問すると、

A「トークしないからわかんないです」

と。

まさか、そんなわけないだろ…。

結局この子はさっさと交渉して、店を出ることが目的なんだろう。

例えばホテルに行くのなら余計な世間話などせず、

●万円でどう?

うん、いいよ

という一言会話で済ませ、“すること”だけをしてお金を手に入れたいのだ。

こういうつまんなさそうな態度の女の子は、きっとベッドでもつまんない顔するんだろうな…と思い、そもそも自分の目的とは全く違うので見送り決定。

トークタイム4分を残し、早々に不成立となった。

この時ほど、タイマーとボタンが寂しげに見える瞬間はなかった。

先ほど愛が芽生えるかもしれないと感じたのは、やはり間違いだったのだろうか…と深く心折られたAちゃんであった。

と、ここで筆者、一生の不覚。

実はAちゃんをお願いする直前、ひときわ目立つ女の子が入ってきた。

プロフィールを見ると20歳そこそこ。

明るい金髪で、周りの女の子に比べて浮いた雰囲気はあるが、何より筆者と同郷というところが気になった。

彼女を4人目で呼び、そのまま一緒に店を出ようと思っていたら、Aちゃんとのトークを終えて男性ルームに戻った時点で、既にその子はいなかったのだ。

慌ててプロフィールが貼られたボードを見ると、その子のカードがなくなっている。

どうやら、あっという間に誰かと交渉が成立して、連れ出されてしまったらしい。

同郷のよしみで色々話そうと思っていたのに、もしかしたらホテルであんなコトやこんなコトをされているんだろうか…と考えると、とにかく悔しい。

気になる子はその場で声をかけなければダメなのだと、強く思い知った瞬間だった。

4人目:ラストチャンス!北国出身の色白JD、20歳Tちゃん

いよいよ4人目のトーク相手は、Tちゃん。

『ここで連れ出すぞ!』と密かに決意してのスタートだ。

北国の出身で、透き通るように肌が白いTちゃん。

身長は筆者より少し高く、スタイルもいい(それを敢えて、ゆったりしたニットで隠しているあたりが好印象)。

カウンターにいる女の子たちがこれ見よがしに脚を出し、下心ある男性を誘っているのとは対照的に、全く隙のない格好が初心者である筆者の心を掴んだ。

こんな普通の女の子が、一体どういう目的で出会い喫茶に足を運んでいるのか。

これを聞き出さないわけにはいかない。

まずは出身地や普段の生活の話など、軽く周辺から入る。

Tちゃんは大学入学とともに上京し、現在は1人暮らしだそう。

寂しさから友達の家に遊びに行くこともあるが、都会の生活は何かとお金がかかるので、空き時間にこういう店でちょっとしたお小遣い稼ぎをしているのだとか。

ちなみにTちゃん、ご飯とお酒にチェックしていたのでお酒は強いようだ。

一方、いかがわしいことは明確にNOと言っていた。

T「知らない男性と2人でカラオケなんて考えられない。密室は危ないし」

ここまでの3人と比べると、良識ある話ぶりだ。

満を持して

「今日はどういう目的?」

と聞いたところ、

T「このあと友達と会う予定があるんだけど、それまで時間があったから」

との答え。

聞けば、待ち合わせまでまだ2,3時間ほどあるらしい。

「じゃ、ご飯行きましょうか」と提案すると、なんと快諾。

トーク4人目にして、めでたく成立ボタンを押すことができた(ちなみに成立ボタンと不成立ボタンは、それぞれ違う音楽が流れる)。

連れ出しにより過ごせた、清純派美女との楽しい時間

スカウト・キャッチ

店員に外出を告げると、まず筆者が受付へ通され、Tちゃんは一旦待機場所へ移動。

特に精算するものがなければ

「1階で待っててください」と言われ、エレベーターを呼び退店。

下で数分待っている間に、Tちゃんがやって来た。

改めて「よろしくお願いします」と挨拶し、手近な居酒屋へ。

ここから色々聞いていこうと決めながら。

無機質な関係に比べれば、よっぽど心の通った会話だ

出会い喫茶を利用した方のレポートを読んでいると、

デリヘルでこういう子が来たら当たり。

とか

風俗と違って顔を見て選べるから、失敗しない。

などと書かれていることが多いが、そもそもこんな子は風俗にいない。

トークルームでは限られた時間しか話せなかったので、家族構成や日々の暮らしなど、本当にどうでもいいようなことを2時間ほど話し、笑い、大変楽しい時間を過ごした。

一応、成立時に

T「いつもはお小遣い多少もらってるけど、別に金額決めてないし、気持ちで」

と言われていたので、ささやかに交通費程度(3,000円)を渡したが、後になってもう少しあげたら良かったな…と思ったりもした。

…これは判断に悩む。

愛はあったのかと問われると、向こうは単に『ご飯食べてお小遣いももらえた』くらいにしか思っていないだろうから、砂漠に花が咲くような(楳津かずおの「漂流教室」ラストシーンを思い出す。

繰り返すが、筆者は30代である)奇跡はなかったと言えるだろう。

しかし、「一発いくら」のようなコミュニケーションも何もない無機質な関係に比べれば、よっぽど心の通った会話はできた。

『次はもっと先までイケるかもしれない』という予感もあり、そういう意味では花は咲かぬまでも、芽吹く可能性は見出せた気がする。

もしTちゃんと次にデートする機会を得られたなら、そのときは改めて顛末をご報告したい。

筆者は有意義な時間を過ごせたことを強く実感しつつ、帰宅した。

出会い喫茶 VS マッチングアプリ、双方を考察

ここで、筆者が主に使っているマッチングアプリと出会い喫茶を比較してみる。

マッチングアプリ最大の魅力は、上手く使えばタダで女の子と出会えることだ。

もちろん有料アプリもあるが、「Tinder(ティンダー)」などは無料機能だけで女の子とトーク・LINEを交換し、実際に会うところまで持ちこめる。

対して出会い喫茶は、釣果がなくても必ず一定の費用がかかる。

筆者が今回利用した6,000円の1dayパックは、まぁ平均的な金額だろう。

これは有料マッチングアプリの1.5から2ヶ月分に相当する、なかなかの支出だ。

だが、出会い喫茶はコストパフォーマンスが悪いのかというと、決してそうではない。

何よりもまず、女の子の顔・スタイル・雰囲気などのあらゆる視覚情報を得て、1対1のトークによるリアルな会話を通じ、どんな相手なのかをある程度理解した上で選ぶことができる。

これがマッチングアプリの場合、写真は盛って当たり前。

実物とは似ても似つかぬプロフィール画像に騙されることがしばしばある。

更に出会い喫茶は、その場で交渉が成立してしまえばお金次第で何でもできる(1人目のRちゃん曰く)。

マッチングアプリは仮に女の子に下心があったとしても、それを隠したまま会うことになる。

ご飯を食べている間にお互いの要求を探りつつ、最後の落としどころ(ホテルに行けるかなど)を見極め、常に駆け引きしながら会話を続けなければならない。

これはコミュニケーションが苦手な人にとって、かなりの負担と苦痛だろう(筆者のトーク力が高いと言っているわけではない)。

そう考えると、出会い喫茶は純粋な出会いを求める男女がほぼいないながらも、非常に練られた合理的なシステムだと感じた。

よくこんなビジネスを思いついたなと感心しつつ、東京砂漠で愛と見紛う幻を見せながら、おっさん達から金を巻き上げる女の子に思いを馳せつつ、出会い喫茶の初潜入レポートを終えたい。

まとめ

まとめ(シュウジ)

正直ロクに会話もせず、「するコトしようよ」という態度の女の子に幻滅した面もあったが、まぁ…それは男の勝手な空想だろう。

それよりもTちゃんのように、意外にピュアな女の子と話せたのは、筆者にとって大きな収穫だった。

この果てしない東京砂漠で、時には騙され、様々な困難に直面し、それでも愛を追いかけていこうと誓った。

大都会、東京の片隅にて記す。

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