キメセクとは、薬を飲んだ高揚感などを楽しみながらセックスすること。
市販薬を過剰摂取(オーバードーズ)し、キメセクにハマる若者がSNSを中心に増えています。
しかし、依存性が高く、副作用も強いため、安易に手を出すのは危険です。
キメセクをする場合には、薬の副作用や違法ドラッグの危険性を理解しておくのが大事です。
この記事では、キメセクの魅力や薬の注意点からキメセク相手を探す方法まで解説いたします。
キメセクとは
薬を飲んでキマっている状態で行うセックス
キメセクとは、薬を飲んでキマった(パキった)状態で行うセックスです。
キメてセックスするの略でキメセクと呼ばれています。
媚薬や市販薬の過剰摂取を行うと、思考能力が低下し、酔っぱらった時のような症状が現れます。
体が熱を持ったり頭がふわふわしたりするような状態の中でセックスすることで、いつもとは違った感覚を味わえるのがキメセクの特徴です。
摂取する薬には合法なものから違法なものもあるため、摂取する薬の種類はきちんとチェックしなければいけません。
媚薬・MDMA・市販薬の過剰摂取(オーバードーズ)が用いられる
キメセクで使われる薬には、合法なものと違法なものがあります。
どの薬を使ったらキメセクと定義されているというよりも、薬を摂取してセックスすること全般がキメセクと考えると分かりやすいでしょう。
キメセクでよく使われている薬は、以下の通りです。
薬の種類 | 効果 | 合法・違法 |
---|---|---|
媚薬(精力剤・勃起薬) | 性欲を高める、感度を向上させる、陰茎の勃起力を高める | 合法 |
市販の風邪薬 | 通常は風邪を治すためのものだが、過剰摂取すると気分の高揚などを感じる | 合法 |
MDMA | 気分を高揚させる、肌が敏感になり感度が高まる | 違法 |
大麻 | 幸福感・リラックス感を得られる | 違法 |
媚薬など性的な興奮を高めるような薬は、摂取することでセックスの感度向上が期待できます。
合法かつ身体への負担が少ないものであれば、摂取しても大きな反応は出にくく、比較的安全度が高いです。
市販の風邪薬は通常量を大幅に上回った量(数十錠)を摂取することで、麻薬・覚醒剤を使用したような感覚に陥ります。
乱用されているのは一般的なせき止めやかぜ薬などです。これらには麻薬や覚醒剤と同じような成分がごく少量含まれています。そのため、何十錠も一度に服用すると一時的に気分が落ち着いたり高揚したりするのです。
NHK
誰でも入手しやすいことから、市販薬の過剰摂取(OD・オーバードーズ)が、10代など若い世代に広がり問題視されています。
市販薬のオーバードーズには依存性があり、身体への影響も大きいため、安易に手を出すのは危険です。
また、大麻・MDMAのような違法ドラッグを用いての性行為も、キメセクと言われています。
沢尻エリカ逮捕のキッカケとなった違法薬物・MDMAは、身体依存こそないものの、精神依存が高いという。別名セックスドラッグと言われており、裏社会ではMDMAを飲んで行う性行為を”キメセク”と呼び、”何十倍もの快楽を得られる”とのこと。「相手と話がしたくなり、共感を持つ、仲良くなれる、肌も敏感になる。ずっとイキっぱなしになるんですよ!」
テレ東プラス
MDMAは違法ドラッグの中でもセックスドラッグと呼ばれており、強い快楽を体験できるのが特徴。
ただし違法ドラッグに分類されているため、所持・譲渡などを行うと逮捕され処罰を受けることになります。
キメセクに興味があるという方も、違法ドラッグには絶対に手を出さず、合法かつ安全度の高い薬を試すようにしましょう。
キメセクが流行っている理由
近年、市販薬の過剰摂取が増加していることや、違法ドラッグによるキメセクが度々報道されています。
SNSやコミュニティサイトでは、若い世代を中心にオーバードーズのコミュニティができあがり、そこからキメセクに発展するケースも多いです。
キメセクがこれだけ関心を集めている・ハマってしまう人が増えているのにはどのような理由があるのか。
キメセクにハマる人が増えている理由について解説していきます。
① 感度が向上してイキやすくなる
キメセクの魅力として、いつもよりイキやすくなる・強い絶頂感を感じられるという点があります。
薬物の効果によって肌が敏感になって感度が向上したり、興奮が高まったりする効果が期待できるためです。
これは合法の媚薬類や風邪薬の過剰摂取、覚せい剤系の違法薬物に該当します。
たとえば違法薬物である覚せい剤系を服用して性行為をすると、通常では味わえない強い快楽を味わえますが、精神への負担も大きいです。
打つと性行為のことしか考えられなくなるほど、強い効果・依存性が確認されています。
打たれて(性行為を)やられれば、女の子はその快楽から抜け出せなくなって、もうサルみたいにやりまくるだけ。海で溺れている人が息を吸うことしか考えられなくなるみたいに、もうそれ(性行為)しか考えられなくなっちゃうんです。自分がおかしくなっていることもわからないんです
集英社オンライン
また、合法の媚薬にも、体の興奮を高めて感度を向上させてくれる効果が期待できます。
違法薬物ほど強すぎる快楽ということはありませんが、血行促進や興奮を高めてくれることから、いつもより気持ち良くなりやすいです。
性的に楽しみたい方、感度を高めて楽しみたい方にとっては魅力的と言えます。
② 勃起時間が継続し何度もセックス出来る
セックスの回数が増えるのもキメセクにハマる要因となります。
薬の中には、男性器の勃起力や継続力に効果を与えるものがあるからです。
男性器への効果が期待できるのは、合法だと勃起薬と呼ばれるような媚薬類。
風邪薬の過剰摂取はどちらかというと頭への刺激になるため、勃起の効果は確認されていません。
勃起薬と呼ばれる男性向けの薬を摂取すると、勃起に必要な物質の量を増やし、勃起を促す効果があります。
そもそも勃起は、海綿体(陰茎の内部にあるスポンジ状の組織)に血液が流れ込むことで起きます。具体的には、脳が性的刺激を感知すると、cGMPという物質が出て、陰茎の平滑筋がゆるむことで海綿体に血液が流れ込み、勃起が起こるというメカニズムになっています。
CLINIC FOR
しかしcGMPは、PDE5という酵素によって分解されて消えてしまいます。勃起薬は、PDE5を阻害することでcGMPの量を増やし、海綿体への血流を増やし、勃起を促すというメカニズムとなっています。また、このようなメカニズムの勃起薬をPDE5阻害剤と呼びます。
勃起薬・精力剤と呼ばれるような、男性のムラムラを増長させたり男性器に活力を与える薬を服用することで、性行為の回数増加などが期待できます。
また、違法ですが覚せい剤やMDMAを摂取も、性的な興奮を高めて気分を高揚させる力があります。
男性・女性ともに違法ドラッグに手を出すと強い快楽を得られますが、その後の副作用に苦しむことになるため、絶対に服用しないようにしましょう。
③ 理性を飛ばしたプレイが出来る
セックス中の理性を飛ばしたいというのも、キメセクにハマる人を増やす理由になっています。
キメセクでは薬の力を頼ることにより、自分がつい抑えてしまう理性を飛ばしてくれる効果が期待できるからです。
キメている時のふわふわ感や、高揚感・興奮の高まりは、どの薬にも共通する効果。
キメセクでは、体が熱くなって感度が高まることにより、いつも以上にプレイ中の興奮が高まります。
それにより、理性を飛ばしたい・本能に従ったプレイをしたいという願望を叶えやすいです。
「薬を飲んでいるからかいつもより感じやすいかも」という、メンタル面からのアプローチも、理性を捨てるのに良い効果が期待できます。
また、アヘ顔というセックス中にだらしなく顔を崩すのも、キメセク作品からの流れが強いです。
興奮が高まり思わず顔がだらしなく崩れてしまうような、理性を飛ばしたプレイがしたいというのも、キメセクが流行る理由と言えるでしょう。
キメセクの注意事項
キメセクは服用する薬の種類や量に気をつければ、興奮度が高いプレイが期待できます。
ただ、違法ドラッグに依存してしまったり、体を壊してしまったりする事件も増加中です。
ここからは、キメセクをする際に気をつけたいポイントについて、ご紹介していきます。
① 薬物によっては違法になるものもある
キメセクをする時に気をつけたいのが、服用する薬物の選び方。
キメセク常習者の中には、違法ドラッグに手を出している方もいるからです。
キメセクでよく使われる違法ドラッグには、以下のような種類があります。
- MDMA
- 大麻
- 覚せい剤
特にMDMAはセックスドラッグ・ラブドラッグと呼ばれており、クラブなどで入手・服用する方が多いです。
錠剤の真ん中に割れ目が入っており、1粒を男女が分けてプレイ前に飲むこともあります。
違法ドラッグは手を出してしまえば、逮捕されて懲罰刑などの処罰を受けることになるため、違法ドラッグには手を出さないようにしましょう。
② 副作用による吐き気などが起こる場合がある
キメセクで薬を服用する際、副作用により体調に異常をきたす場合があります。
副作用はどの薬でも起こる可能性がありますが、特に風邪薬の過剰摂取など、用法用量を守らない服用は起こる可能性が高いです。
たとえば以下のような反応が出たら、注意しなければいけません。
- 目まい
- 激しい動悸
- 吐き気
- 頭痛
- 手足の震え
合法の媚薬・勃起薬でも、最初から多量に摂取すると、薬が体に合わない場合もあります。
初めて服用する時には、規定量を守りつつ、体調に変化がないかよく自分・相手を観察するようにしてください。
③ 依存症になってしまう場合がある
キメセクで用いられている薬の中には、依存性が高いものもあります。
依存性の高い薬を服用し続けるのは、肉体的・精神的な負荷が強くかかるため、とても危険です。
依存性が強いものには、MDMA・大麻などの違法ドラッグが分類されます。
また、市販薬のオーバードーズも依存性が強く、繰り返し摂取してしまう人が多いです。
一時的に興奮を高めてくれるような合法ドラッグの使用にとどめて、依存性の強いものには手を出さないようにしましょう。
キメセク相手を探す方法
キメセク相手を探す方法は、以下の通りです。
- SNS・掲示板
- セックスサークル
- 出会い系サイト
それぞれの方法について、解説していきます。
① SNS・掲示板
SNS・掲示板には、薬のオーバードーズやキメセクに興味を持っている人のコミュニティがあります。
関連の深いコミュニティに入ることで、キメセク相手を見つけやすいです。
ただし、SNS・掲示板は本人確認をしていないため、業者が潜伏しやすい環境。
いくらでもアカウントを作れてしまうので、キメセク相手募集に見せかけて、業者にだまされる危険性があります。
SNS・掲示板は無料で手軽に使えますが、業者などあやしい会員に当たる危険性もあるので、注意しましょう。
② セックスサークル
セックスサークルに参加するのも、キメセク相手を見つける一つの方法になります。
なぜなら、アングラな性の楽しみ方に興味がある方が多いため、キメセクへの関心が深い方も見つけやすいからです。
セックスサークルには、乱交・寝取られなど特殊な性癖を楽しむための集まりが多くあります。
特殊な性癖に興奮する人が多い分、キメセクに興味がある・やったことがあるという人にも知り合いやすいです。
ただ、サークル参加には、紹介がないと入れないものもあります。
無料かつ匿名で参加できるような無料掲示板は、業者が多く危険なため、利用しないようにしましょう。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
③ 出会い系サイト
出会い系サイトには、性的な出会いを求めている人が多くいます。
セフレや性癖を満たせるパートナーを探している人も多いため、スムーズにキメセク相手を見つけやすいです。
出会い系サイトは、スマホから気軽に利用可能できます。
全国どの地域からでも利用できるため、手軽に相手を探したい方におすすめです。
また、本人確認を徹底しているため、あやしい会員を避けやすいのも特徴。
安全にキメセク相手を探したい人には、出会い系サイトでの募集が向いています。
詳しくは、こちらの記事も参考にしてみてください。
まとめ
この記事では、キメセクについて解説しました。
キメセクとは、薬を服用して感じる高揚感の中でセックスをすること。
キメセクには合法の媚薬が使われています。
風邪薬の過剰摂取、違法ドラッグの摂取はとても危険なので絶対にやめましょう。
MDMAなどの違法ドラッグに手を出してしまうと、逮捕・処罰を受けることになります。
また、キメセク相手を探す方法には、乱交サークルや出会い系などの方法があります。
出会い系なら本人確認をしていることもあり、SNSよりも安全に相手を見つけやすいです。
キメセク相手を探している方は、出会い系も選択肢として活用してみてください。