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新宿スワンに憧れて18歳でキャバクラ専門のスカウト会社に入った

スカウト・キャッチ
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スカウトマン、キャバクラボーイの経験を経て、夜遊び情報のライターに。歌舞伎町に精通する情報屋。

私は18歳から24歳までの6年間、夜のスカウトをやっていました。

スカウトと聞くと、女優やモデルのスカウトを連想する人もいるかもしれません。

そうではなく、水商売や風俗、AV業界に女の子を紹介する、いわゆる夜の仕事です。

私が初めて入ったスカウト会社は、六本木にあるキャバクラ専門の会社です。

その後、いくつかのスカウト会社を移り渡りながら、6年間続けていました。

スカウト業界に足を踏み入れたきっかけは、現役のスカウトマンに声をかけられたことでした。

今回は、私が最初のスカウト会社に入るまでの経緯について話をしたいと思います。

18歳の浪人生が新宿で現役スカウトに声をかけられる

私は当時18歳、浪人生だった。予備校帰りにぶらぶらと新宿をうろついていた。

そしたら駅前広場で優しそうなお兄さんに声をかけられる

「お兄さん、かっこいいですね。ちょっとだけお時間いいですか?」

今思うと、これがすべての始まりだった

私はキャッチで声をかけてくる人は、今だったら1,000%無視する。

しかし当時は高校卒業したてで新宿なんてめったに来ない。

しかも「かっこいいですね」なんて言われたもんだからいい気分になってしまい、

「はい、少しなら///」

と返事をしてしまう。

このキャッチのお兄さんは現役のスカウトだったのだ。

言われたことを端的にいうとこうだ。

  • 一緒にスカウトやりませんか
  • もし興味あれば一度詳細話しましょう
  • 後日でいいので電話番号交換しましょう

容姿をほめられて浮かれていたとはいえ、会って数分の知らない人に電話番号を教えるのはさすがにためらってしまう。

しかし、

  • 当時たまたま新宿スワンを読んでいたこと
  • めっちゃ楽しそう、やりたい!と安易に思ってしまったこと
  • お兄さんが小学校の時の親友に似ていて親近感があった

などのことが重なり、電話番号を交換することにした。

この日はこれで終わった。

新宿スワンと同じ!?キャバクラ専門のスカウト会社に入る決意

翌日、緊張しながらも自分からそのスカウトに電話をしていた

「詳細聞きたいっス!」と。

スカウトというか水商売への憧れが正直あったのだ

自分からスカウトに電話するはレアケースだろう。

そして数日後すぐに新宿の喫茶店で会うことになった。

正直、会って話すのはかなり不安だったが、あまり深く考えずに向かうことにした。

待ち合わせの喫茶店に着くと、スカウトのお兄さんが私を見つけて声をかけてくれた。

面と向かって席に座り、スカウトの仕事について教えてくれる。

最初に会ったときの印象と同じで、このスカウトのお兄さんは優しい雰囲気だ。

グイグイ話をしてくることはなく、こちらの話をうまく引き出して聞いてくれる。

私もいつのまにか自分の身の上話をしていた。

  • 現在浪人生をしていて、昼は予備校にいっていること
  • その割にはあまり勉強せず夜は遊んでいること
  • 新宿スワンを読んでスカウトに憧れがあったこと

そんな世間話をしてるうちに不安がいつのまにかなくなっていった

お兄さんが所属するスカウト会社はキャバクラ専門だった。

スカウトの仕組みについて、お兄さんが紙に書きながら説明してくれる。

  1. 女の子に声をかける
  2. その女の子をキャバクラに紹介する
  3. 紹介した女の子が店に入ると、店側がスカウト会社にお金を払う
  4. そのお金を会社とスカウトで折半する

別にここは絵に書かなくてもわかるだけどなぁと思いながらも、丁寧に書いて説明してくれた。

説明を聞いていて、あらためて思う。

あぁ、やっぱり新宿スワンと完全に同じだ…!

なんだか怖いけどやってみたい!

スカウト会社は六本木のキャバクラ店をメインに紹介しているらしい。

もちろん女の子の希望や条件に応じて他の地域も紹介するとのこと。

お兄さんの話を聞き終えて私は即答した。

スカウトやります!」と。

六本木の駅前で声かけに挑戦するが道端で立ち尽くしてしまう

実際にスカウトをやるのはすぐだった。

「じゃあ今日このまま体験してみようか。」

お兄さんにそう言われ、スカウト会社のある六本木へ向かうことに。

当時の私は新宿で浮かれる18歳。六本木なんてまだ見ぬ世界へ。初めて行く街だ。

華々しいイメージのある六本木に期待と不安が入り混じる。

六本木の駅に初めて降り立った時のことは今でもはっきり覚えている。

街の色が明らかに今までとは違う。なんというか、キラキラしているんだよね。

街中を行き来する人達に輝かしいオーラがあった。

そんな六本木に圧倒されているのもつかの間、お兄さんに突然こう言われる。

じゃあ、ここで声かけてみようか

!!!

えっ、いきなりっすか、座学とかないんすか!

って言いたかったが、そんなことも言えず…。

「は、はいぃ…」と小さく返事する。

当然、やったこともないので声なんてかけられない。

しかも自分とは住んでいる世界が違う人達が目の前を歩いている。

私は呆然とその場で立ち尽くしてしまう

それを見かねたお兄さんがこうアドバイスをしてくれる。

はじめは挨拶と自分が何者であるかを伝えればいいよ。スカウトです。どこかで働いていますか?って感じでね。

たしかにそれならできそうだ…。

初めての声かけではもちろん断られたが、高揚感を覚える

道端で立ち尽くしてから早30分。

私は勇気を振り絞り、向こうから歩いてくる綺麗な女性に声をかけた。

大丈夫です。

とその女性に一蹴された。当然の反応だ。そんな簡単じゃない。

ただ初めて声をかけることができて、なんだか肩の重荷がスッと下りた。

なんだ意外とできるもんじゃないか。声掛けへの抵抗感が少しなくなった。

そして今まで感じたことがない高揚感も覚えた

だって、この街を歩く女性は、見かけてもすれ違うだけで、二度と会うこともない存在。

そんな住んでいる世界が違うキラキラした人と会話が成立したこと(華麗に断られてますが)が私の気分を高めていた。

最初の一人を声かけた後は、緊張がほぐれてきてこともあり、どんどん声をかけられた。

声掛けの回数が上がれば、反応のよい女性に当たる確率も上がる。

それでさらに楽しくなり、テンションが上がってさらに声をかけられる、というスパイラルに突入していく。

これをスカウト仲間では、スカウトマンズ・ハイと呼ばれている。

こうして初日のスカウトを終えた。声かけに充実感があった

そして後日、スカウト会社と契約をして、晴れてスカウト生活がスタートしたのだ。

最後に

さて今回、現役スカウトにスカウトされて、スカウト会社に入った経緯の話をしました。

ただ一つ注意してほしいのがスカウトマンは必ずしもいい人ばかりではないことです。

もしスカウトに興味がある人は、相手と会社をしっかりと見極めてください。

私はスカウト時代に楽しいことや辛いことも含めて本当に多くのことを経験しました。

水商売・風俗の元スカウトマンの取材レポート』では、元スカウトマンとしてインタビューにも答えています。

元スカウトマンとして、スカウトマンのリアルな事情をいろいろ語っていますので、ぜひ参考にしてみてください。

スカウト時代の話はまた記事に書きたいと思いますので、楽しみにしていてほしいです。

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