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SNS体験談まとめ|痛めの狂人達や遠距離オフ会などエピソード4選

Twitterの怪しいアカウントを調べる
東京アップデート編集部

東京アップデート編集部

夜遊びから大人の出会いまで、幅広い情報を取材してます。ネタ収集が毎日の日課。

SNSが広がるにつれて、SNSを出会いに使う人も多くなった。

この記事では、そんなSNSを使った出会いについての体験談をまとめて紹介する。

体験談① 風俗嬢に恋した末に…「Twitterポエマー男」

会社の先輩に、ど変態がいる。

ガールズバーやキャバクラなどはもちろんのこと、性風俗店にも足繁く通っている。

風変わりな性風俗店が大好きな男だ。

彼は40代も後半になろうとしているのに、未だに結婚歴のない独身。

体型はガタイが良いと言えば聞こえは良いが、「デブ」と言うのが正しい。

顔は脂ギッシュ、おまけにてっぺんハゲ…。

人間的には面白いので好きなのだが、私が女性だったら交際はちょっと遠慮するタイプ。

俺、Twitter始めたんだー

この間、彼が私に

「俺、Twitter始めたんだー」

と言ってきた。

そう言われたら、

「そうなんですかー。どんな名前でしているんですか?本名?ハンネ?」

と聞くしかない。

ぶっちゃけ、心の中では

『ふーん』

としか思わないが、一応彼にそんなことを聞いてみた。

すると、

「おいおい。そんなん言ったら探されちゃうじゃん!恥ずかしいから教えねーよ」

と言われた…。

(チッ、別に興味ねーし。誰が好き好んで、脂ギッシュなてっぺんハゲのTwitterをチェックしなくちゃいけないんだ。そんなん言うなら、初めからTwitter始めたんだとか言うなよ)

そう思ったのだが、帰ってしっかりTwitter内を検索し…見つけた。

本名登録ではないが、彼のあだ名だったので間違いない!

そして、彼のツイートを見た。

見るんじゃなかった

寒気がしてきた。

性風俗店とマニアックなプレイが大好きな、40代後半のデブでてっぺんハゲのオッサン。

そんな彼のツイートがこれ。

投稿内容

青い空。
君と僕はこの空で繋がっている。

愛されるよりも愛したい。
繋いだこの手を離さない。

虹が見える。
七色の光の中に夢と希望を感じる。

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・

何これ。

何アピール?

さらにツイートは続く。

投稿内容

早く目覚めた。
時計を見ると、起きる時間はまだ先だ。
では、その時間まで君の事を考える。

俺には仲間がいる。
その仲間を捨てる事はできない。
君が望むなら捨ててしまっても構わない。

何これ?

誰に向けてツイートしてるの?

ハッキリ言おう。

キモいっす。

リアルの脂ギッシュな男を知っているだけに、ギャップにビックリした。

何も知らなけりゃ、ただのポエマー男で終わるのだが…。

知らなきゃ良かった…。

なんか恥ずかしくなった。

見るんじゃなかった。

そういえば、Twitterってまだやってるんですか?

その後、彼に「Twitter見ましたよ」とは言えず、しばらくの間は更新されるツイートを見ていたが、ある日を境に彼のツイートが全部消えていた。

(あれっ?)

そう思い、彼に別件で話をするついでに聞いた。

「なんでツイートを全部消したんですか?」

そう聞いてしまうと、Twitterを見ていたのがバレてしまう。

一応気を使ったつもりだ。

「そういえば、Twitterってまだやってるんですか?」

彼はツイートを消した理由を話してくれた。

どうやら、お気に入りの風俗嬢を落とすためにTwitterを始めたようだ。

彼女がTwitterをやっていて、便乗したらしい…。

で、その風俗嬢にフられたのでツイートを全部消したようだ。

・・・

・・・・・・

あのさー、風俗嬢を落とすためにTwitter?

まわりくどくね?

Twitterでポエマーになる前に、まずは見た目を変える努力をしようよ…。

風俗嬢の立場で考えてみよう。

店のお客様が自分のことを気に入ってくれた。

足繁く通って、散々自分をアピールしてくる。

そして、散々私を口説いてくる…。

なかなか落ちないから、Twitterを始めて、ポエム調で私を口説いてくる…。

・・・

キモいっす。

私が女性なら無理です。

相手がどんな人なのか分からないので断言は出来ないが、店で散々口説いても無理だったところを見ると、そもそも生理的に受け付けなかったのかもしれない。

そんな相手を口説こうとしたって逆効果なだけ。

むしろ、その女性に思わせぶりな態度をされ、お金を吸い取られるだけだと思うが…。

でも彼の気持ち、分からなくもないんだよな。

私も過去を振り返ると、同じ様な経験があるからな。

振り回される事が多々あったからな。

だけど、今回の彼の行為には疑問を感じた。

フられたからといってTwitterを止めんなよ。

そういう薄っぺらいことをしてるから、相手に見透かされてフられるんだよ。

いくら見た目が脂ギッシュでてっぺんハゲでデブだとしても、何かに一生懸命な人は輝いて見える。

素敵に見えたりするもんだと思う。

私は彼に、

「フられて止めるんじゃなくて、何かを成し遂げてやめたらどう?」

と言った。

体験談② 某SNSで私が出会ったありえない男

過去に出会った残念な男の話を少し(・∀・)

私は出会い系は初心者ですが、SNSは初心者ではないのですよ(。´・∀・)b

そこからリア友になった子もいますし、普段知り合う事の無い遠方の友達も出来るので、ネットの絡みは別に嫌いではないです(・∀・)

どーしても会いたいんだ!

最近会ったある男の子。

私、出会い厨ではないので、普通にゲームやサークルでの絡みを楽しむタイプなんです(・∀・)

なので、もちろん出会い厨は基本スルー。

その男の子は、始めはそんなに出会い厨っぽくなかったんで、たまに絡んでたんですよ(・∀・)

仕事終わりにメールが来ました。

男『何してんのー?』

私『仕事終わって、買い物中。もう帰るけど』

男『今から行くから待ってて!!』

私『いや帰るしww』

男『どーしても会いたいんだ!すぐいくから待っててー!』

お腹も空いたし、ご飯でも食べさせてくれるならまあいいや、少しなら待ってやろうと優しい私(・∀・)

写真は見たことあって、成宮寛貴みたいな感じだったから、カッコ良さげなんでたまにはいっかって思いましてねww

やってきた彼は写メの50%OFF(バーゲンかよww)。

がっかりしたものの、すぐに帰りたいのを我慢した優しい私(・∀・)

男「お腹空いてるよね?家でご飯食べない?」

私「行かないよ(行くわけねーし)」

男「じゃあ、どこかでご飯食べようか?俺家で食ってきたからお腹空いてないけど」

(何しに来たんだ?この子??)

そう思いつつ、近くの居酒屋へ…。

光の速さで引いたわ

せっかくだから楽しくしようと、お話ししてあげた優しい私(・∀・)

彼はお酒を1杯頼んだだけで、他は私が頼みました(ココ重要w)。

チェックの時、彼が私に1,000円を差し出しました。

帰りのタクシー代かと思った私は(にしても少ないけどw)、

私「いいよ、いいよ」

男「いやとってて」

お若いのに、気の利いた事してくれるのねっと思いレジに行くと彼は来ない…。

んっと思いつつお会計、そこでやっと気づきましたよ…。

(まっ…まさか…、あの1,000円はもしや…、自分が注文した分?嘘でしょ?いや…そうなのか?まさかのそうなのか…?)

帰り道…「バス停まで送るよ」っとその男。

今すぐこいつから離れたいと必死に断るも付いてくる…。

「また、会いたいな♪」とご機嫌に話しかけてくる奴をスルーして、

「もうここでいいから!じゃあ」

っと強引に1人になる優しい私(・∀・)

帰りの車中、

『ないわー!マジないわー!時間の無駄だったわー!!』

っと号泣しながら帰宅。

帰宅したら、なんか今日は楽しかった的なメールが…。

イラっとした私は、

『いやいや…wwもう会う事2度とないわww光の速さで引いたわwww』

っとメールを返してあげました(・∀・)

金目当てにされるの、もう嫌なんだよね~

自分の優しさに酔いしれていると返信が…。

※ここからは、メールのやり取りを副音声(心の声)付きでお楽しみ下さい(・∀・)ノ

男『は?光の速さで引いたって何が??』

私『いや、自分が注文した分だけとかあり得なくない?せめて割り勘でしょ?そんな人初めて見たわww』

男『俺は飯食ってきたから腹減ってないって言ってたし、殆ど頼んだの○○(私)じゃん!しかも俺多めに払ったよね?』

(……え?嘘でしょ?何この衝撃ww
20もとっくに過ぎてる男が何言ってんの?ww
しかも普通に食っといて、何そのアピールw)

私『またさらに光の速さで引いたわwwそんなん男が言う台詞じゃないよね?ww』

男『でも、○○の方が年上だよね?』

(何?何?私の方が年上だから奢るでしょとでも言いたいの?:(;゙゚'ω゚'):
どうせ奢るなら、もっといい男に奢るわww
つか、自分から会いたいとか来といて何言ってんのww
私、あなたに会いたいと一言も言ってないし、思ってもないですけど?
しかも、一緒にご飯食べた年下くんは、「自分の分くらい出すよ?」って言っても、「出さなくていい」って言う人しかいなかったんですけどwww)

私『年齢の問題じゃなくて、私が言ってるのは、男としての器の話ね。出さなくていいよって言う年下くんしか会った事ないしww男としての器に年齢は関係ないんだよ』

男『あ~金かぁ…金目当てにされるの、もう嫌なんだよね~』

(はいー??ちょwww何それwww
リーズナブルな居酒屋の食事代で金目当てとかww
光の速さで引き過ぎて、私、そのまま空の藻屑となってしまいそうなんですけど:(;゙゚'ω゚'):
何こいつwwバカなの?ねぇバカなの??
あなたと比べモノにならないリッチなお方を、私、沢山拝見してきましたけど?ww
自分が頼んだお酒一杯分より少し多く払ったとか、光の速さで引くようなアピールしてくる奴が、何言ってんの?www
お金目当てなら、もっと大口とっくに転がしとるわww
ヤバいwwお腹痛いww)

私『いやもう、いいからww私が言ってる意味があなたには理解が出来ないと思うので』

男『理解出来ないとか何?光の速さで引いたとか、理解出来ないとか言い過ぎじゃない?』

(うZeeeeeeeeeeeE!!ありえなさ過ぎるww)

私『申し訳ないけど、本当あなたに話しても無駄だし、話にならない奴とは、2度と会うつもりも、連絡取るつもりもないので、本当にもういいから』

私は相手に対してスイッチが完全にオフになると、本当にどーでも良くなるのです(・∀・)

こんな奴の為にメール打つ労力さえも無駄だと思ってしまいます(・∀・)

もうね…面白過ぎて、ソッコー友達に電話で報告しましたよww

こんな面白い事黙っておけないww

友達曰く…「今の若い子そんなん多いよー」との事。

私、マスオさん並に「えーーーー!!」ってなりましたww

体験談③ SNSに潜んだ狂人「ネットストーカー」

昨日、実際にあった話。

●●(出会い系SNS)内で、俺が「サワコ」と呼んでいたヤツがいた。

アバターは女、いちおう服も着ていた。

サワコはある日突然、俺の日記に絡んできた。

何日かやり取りして昨日、中身が男であることが判明した。

狙いは俺じゃなかった。

サワコがターゲットにしていたのは、俺の元カノだった。

俺にコンタクトを取ってきたのは、元カノの情報を、元彼である俺から聞き出すためだったのだ。

やり取りの中で、サワコは俺に気があることを全面に押し出しながら、元カノの情報をさりげなく、しかし執拗に聞いてきた。

これだけだと、よくある話。

『気になる相手の恋愛遍歴を知りたい』という、ごく自然な感情とも取れるからだ。

中身が男だと見抜かれた後のサワコの発言を、そのままコピペで貼りつける。

サワコからの発言

お前に俺の気持ちが解るのか。

あいつは俺が付き合うつもりでいたんだぞ。

横取りしやがって。

あいつの居場所教えろよ、番号教えろよ。

あいつと直接話すから。

俺が先にあいつに目つけてたんだよ、あいつ●●●町近辺に住んでんだろ?

ならこの位の時間からあいつは歩いて帰ってくんだよな?

水商売だもんな。

髪長いのか。

やっぱりな。

俺の思った通りだ。

日記であいつの手みたけどすげー肌綺麗そうじゃん。

じゃあ、お前絡む気ねんだろ?

わかったわ、俺あいつと絶対繋がるから。

お前あいつ要らねえんだよな、邪魔すんなよ俺の女にする決心ついたしな。じゃあな。

ここでサワコからのメールは途絶える。

活字の向こう側に、すげー闇を感じた。

ちなみに、俺はコイツとのやり取りの中で、元カノの個人情報は一切出していない。

それと、コイツから送られてきたメールに対して、俺は一切返事をしていない。

全て一方的に送られてきたものだ。

この手の男はヤバい。

まず、いきなり人格が豹変した。

これは裏表がある証拠だ。

次に、語調が荒くなった。

これは感情の制御ができないという証。

そして、「横取りした」と言っているが、元カノに彼氏がいて、それを俺が横恋慕したのならまだ話が分かる。

が、俺が元カノに告った時点で、彼女はフリーだった。

元カノにとって、コイツは眼中になかったわけだ。

それをコイツは理解していない。

かなり思い込みが激しい。

つまり、独りよがりなのだ。

以上3点の特徴を、同時に備えている男はかなりヤバい。

初めてネットがこえーと思った。

犯罪が発生した時のTV中継じゃない。

現実にこんなネットストーカーが居やがる。

不覚にも俺が寝ている間(深夜だったため)に、上記のメールでケータイが埋まっていた。

ふと夜中に目が覚め、サワコからのメールを読み、すぐ元カノに電話した。

幸いにも出てくれたので、事情を話した。

最初は事態を把握できていなかったようだが、ゆっくりと、繰り返し説明したためか、自分の身に何が起ころうしているのかを理解してくれた。

そして、俺も元カノを守るために手を打っておいた。

以上が、昨日俺の周りで起こった出来事。

SNSや出会い系を使う際の注意点

この体験談で言いたいことは、以下の通りだ。

SNSや出会い系を使う際の注意点

  • 自分の個人情報は軽率に教えない(居住地、最寄り駅、近くの店やスーパーなど)。
  • 知らないところで『見られている』という自覚を持つ。
  • できるだけ写真を掲載しない。

この手の男は、PCやネットワークに通じている可能性が非常に高い。

それが、「ネットストーカー」と言われる所以だ。

今の世の中、個人情報の特定はかなり容易になってきている。

だからこそ、あなたには(特に女性)『見られている』という自覚をさらに深めた上で、個人情報を軽視せずにSNSや出会い系を使ってほしいと切に願う。

特定されたら、その後に何が起こるか分からない。

そして、特定することはさほど難しくないのだ。

この記事を読んで、身の毛がよだってくれたのなら、書いた甲斐があるというもの。

「事件を未然に防ぎたい」などと大それたことを言うつもりはない。

SNSや出会い系を使っている人たちが、個人情報の大切さをより強く認識する一助となれば幸いだ。

体験談④ GREEな出会い~若女将編~

俺の知人の30代男性から聞いた、『SNS』での出会い体験談。

とにかく彼は、行動力がスゴかった!!(笑)

前編

今から2年前の4月の終わり。

ひょんなことから、俺は北の大地、北海道の地を踏みしめることになった。

札幌市内は、4月でもところどころ雪が残っており、金沢から春めいた軽装で向かった俺にとっては、少し肌寒かった。

今回の目的は…顔も名前も知らない、GREEで知り合った女の子に会いに行くこと!(笑)

その娘は、札幌からバスで3時間ほど離れた、とある街の割烹で働いている。

そこはランチもやってるお店で、朝から晩まで忙しいとのこと。

彼女は、長年の夢を叶えて念願のお店を構えた、若女将だった。

GREEの中で一緒にゲームをやりながら、「どうしたらいいんだろう?」とか、「このアイテムあげるね」なんて会話をしてた。

最初はゲームの話ばかりだったのに、「直接会っていろいろ話したいね」とお互いに意識するようになるまで、1ヶ月もかからなかったと思う。

でも、俺は金沢で彼女は北海道。

彼女は店を持って忙しい時期だったし、俺もちょうど新しいプロジェクトがあり、時間も距離にも大きな壁というか障害があった。

直接会うってことはお互いに全く想定してなかったと思うし、考えることもできなかった。

何がそうさせたのかは記憶が曖昧だけど、「今しかない!」みたいな思いはあったかな。

まとまった時間が取れるようになったのは、4月の終わりのゴールデンウィーク前の土日。

ふと飛行機を予約して、とにかく金沢を発った。

「後先を考えてない」っていうのは、本当このことかもしれない(笑)

数時間後、北の大地に立つ俺がいるわけだが、この時点で彼女はまだ知らない。

俺が同じ大地に立っていることを…。

事前のやり取りの中で、土日に店にいるようなことは聞いていた。

「もうすぐ彼女に会える」という胸が踊るような気持ちの一方で、心から分かり合った者同士だという確信が持てなかった。

直接会うことによって、これまでの関係が崩れ、全て失ってしまうんじゃないかという思いがあった。

そんな複雑な心境のまま、しばらく一人で考えこんだ。

「今さら何を考えてもしょーがない。ここまで来たからには行くしかないんや!」

そう自分に言い聞かせて、ここで初めて彼女にメールした。

「今から行くわ!」

「また、いつもそんなこと言ってばかり…」

「サプライズ!今、札幌!!ほんまに会いに行くよ♪」

「うそでしょ?」

「いやー、マジで来てもた…」

「えーっ、ほんとにー!?」

「自分もいまだに冗談かと思ってる…。でも、マジでこっちにおるわー」

「うそっ!△?□※△?」

みたいなやり取りをメールでしたと思う。笑

そして数時間後には、彼女の住む○○行きのバスに乗車した。

そこには、期待と不安が入り混じった俺の姿があった。

後編

○○行きのバスの中で、北海道の雄大な自然を目の当たりにしながら、目的地に近づくにつれ、高鳴る鼓動も不思議と落ち着いてきた。

予定通り3時間後、バスはその地に静かに到着した。

彼女が住む街は、札幌市内の喧騒が嘘のようにのんびりとしていて、空気もおいしかった。

ずいぶん前に北島さぶちゃんが、「はーるばる来たぜーっ○○へー♪」とCMで唄っていたっけ。

そんな懐かしい歌が口からこぼれ出るくらい、気持ちもほどよく抑揚していた。

その店は、街に似つかわしくない雰囲気で佇んでおり、遠くからでもひと目でわかった。

ある有名なデザイナーが設計しただけあって、和とモダンが融合し、なにか幾何学的な感じのする変わった造りだった。

店に到着するまでに色々なシチュエーションを想像していたが、1番自然で彼女の負担にならないのは、通りすがりの旅人のようにお客として店に入り、食事してさりげなく帰るということ。

サプライズでありながら自然な感じで、「まさに俺流かな」ってひとり笑い・・・(笑)

そうこうしているうちに、店の扉を静かに開ける自分がいた。

いよいよ初対面…。

「いらっしゃいませー♪」

目の前に飛び込んでくるのは、3人の女子、女子、女子。

(げっ、どの娘だろう??)

みんな満面の笑顔。

(直感的にはこの娘かな…)

俺は若女将は他の店員とは違った出で立ちで、着物でも着てるんだろうなって勝手に思っていたけど、みんな同じ格好じゃないかー!!

3人は落ち着いた紺をもっと渋くしたような、作務衣みたいな格好をしていた。

店員A「ご予約の方ですか?」

「いや、予約はしてない・・・」

店員B「こちらどーぞ!」

そう言われ、奥の通路へ案内されそうになる。

「あ、私行くわ」みたいな感じで、店員Aに代わって個室に通される俺。

(おっ、この娘が若女将なんだな…とプチ確信!)

店員A「さ、こちらへどうぞ」

部屋まで案内されたが、そのまま何も言わずに立ち去る店員A。

(ん?違ったか?!)

次に店員Cが元気よく「どーぞ!」と、わりとすぐにお茶を持ってきた。

(ん?初登場!!この娘だったのか)

「お決まりの頃にまた伺います」

この娘もまた無言で立ち去る。

(違う、違う)

一人になった瞬間、顔を思い出しながらパニクってる頭の中を整理する。

しばらくして店員Bがくる。

「お決まりですか?」

「オススメはありますか?初めて来たんで、どれがいいのかも分からないんで…」

「こちらにランチメニューがありますよ。これとこれが人気があります」と笑顔で説明してくれた。

(表情や話し方で、この娘で間違いないだろう。俺も笑顔で…)

「じゃあ、これお願いします。あ、それと生ひとつ♪」

「はい!ありがとうございます」

「だよね?そうだよね!!笑」

「はい?何か…?」

しばらく沈黙が続く…。

「いや、なんでもない…」と何か中途半端な感じで会話を終える。

(マジかー、違ったのか…)

ちょっとした懐石のコースだったんで、先付けみたいなものがすぐに出てきた。

「お料理です」と再び店員B。

モノだけ置いて、そのまま立ち去る。

(んー、全くわからん!)

やきもきしながら、携帯を取り出してメールする。

「ごめん!若女将のこと見ればすぐわかるって言ってたけど、マジわからん!」

「あと、鼻水が止まらないんでティッシュ欲しい…」

寒さにやられて鼻水が出てた。

すぐに、「ティッシュお持ちしましたー」と笑顔で店員Aがきた。

俺は、「は…はじめまして…」と変な汗をかきながら言う。

「全然、わからなかったくせに…」

「すぐ俺ってわかった?」

「すぐわかったよ!」

「俺も最初、Aが若女将だと思ったんだけど、何も言わないから・・・」

初めて会うドキドキ感よりも、「誰?誰?誰?」みたいな違ったスリルも味わえたGREEな出会いでした(笑)

その娘とはその後どうなったって?

うーん、それはまあ色々ありましたよ…(笑)

世の中にはいろんな出会いがあると思いますけど、当時の出会いは人生30年の中で一番緊張したかもしれません(笑)

いわゆるオフ会も似たようなものだと思うけど、自分自身それほど経験がなく、なんせ土地勘のない異国の地での出会いでした。

だから、この時の出会いの瞬間のドキドキは、今でも心臓の音が思い出せるくらい自分の中ではセンセーショナルなものでした。

まとめ

まとめ(シュウジ)

SNSの使い方には、その人の人柄が出る。

ネットストーカーなど狂気的な使い方に走ってしまう人もいるし、意中の子へのアピールのためにポエマーになる人もいるだろう。

どんな使い方をするのもその人の自由だが、相手に迷惑をかけないようにすることが重要だ。

あと意外と投稿は周りに見られているので、アカウントバレには十分注意しよう。

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