SNSが広がるにつれて、SNSを出会いに使う人も多くなった。
この記事では、そんなSNSを使った出会いについての体験談をまとめて紹介する。
体験談① 風俗嬢に恋した末に…「Twitterポエマー男」
会社の先輩に、ど変態がいる。
ガールズバーやキャバクラなどはもちろんのこと、性風俗店にも足繁く通っている。
風変わりな性風俗店が大好きな男だ。
彼は40代も後半になろうとしているのに、未だに結婚歴のない独身。
体型はガタイが良いと言えば聞こえは良いが、「デブ」と言うのが正しい。
顔は脂ギッシュ、おまけにてっぺんハゲ…。
人間的には面白いので好きなのだが、私が女性だったら交際はちょっと遠慮するタイプ。
俺、Twitter始めたんだー
この間、彼が私に
「俺、Twitter始めたんだー」
と言ってきた。
そう言われたら、
「そうなんですかー。どんな名前でしているんですか?本名?ハンネ?」
と聞くしかない。
ぶっちゃけ、心の中では
『ふーん』
としか思わないが、一応彼にそんなことを聞いてみた。
すると、
「おいおい。そんなん言ったら探されちゃうじゃん!恥ずかしいから教えねーよ」
と言われた…。
(チッ、別に興味ねーし。誰が好き好んで、脂ギッシュなてっぺんハゲのTwitterをチェックしなくちゃいけないんだ。そんなん言うなら、初めからTwitter始めたんだとか言うなよ)
そう思ったのだが、帰ってしっかりTwitter内を検索し…見つけた。
本名登録ではないが、彼のあだ名だったので間違いない!
そして、彼のツイートを見た。
見るんじゃなかった
寒気がしてきた。
性風俗店とマニアックなプレイが大好きな、40代後半のデブでてっぺんハゲのオッサン。
そんな彼のツイートがこれ。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
何これ。
何アピール?
さらにツイートは続く。
何これ?
誰に向けてツイートしてるの?
ハッキリ言おう。
キモいっす。
リアルの脂ギッシュな男を知っているだけに、ギャップにビックリした。
何も知らなけりゃ、ただのポエマー男で終わるのだが…。
知らなきゃ良かった…。
なんか恥ずかしくなった。
見るんじゃなかった。
そういえば、Twitterってまだやってるんですか?
その後、彼に「Twitter見ましたよ」とは言えず、しばらくの間は更新されるツイートを見ていたが、ある日を境に彼のツイートが全部消えていた。
(あれっ?)
そう思い、彼に別件で話をするついでに聞いた。
「なんでツイートを全部消したんですか?」
そう聞いてしまうと、Twitterを見ていたのがバレてしまう。
一応気を使ったつもりだ。
「そういえば、Twitterってまだやってるんですか?」
彼はツイートを消した理由を話してくれた。
どうやら、お気に入りの風俗嬢を落とすためにTwitterを始めたようだ。
彼女がTwitterをやっていて、便乗したらしい…。
で、その風俗嬢にフられたのでツイートを全部消したようだ。
・・・
・・・・・・
あのさー、風俗嬢を落とすためにTwitter?
まわりくどくね?
Twitterでポエマーになる前に、まずは見た目を変える努力をしようよ…。
風俗嬢の立場で考えてみよう。
店のお客様が自分のことを気に入ってくれた。
足繁く通って、散々自分をアピールしてくる。
そして、散々私を口説いてくる…。
なかなか落ちないから、Twitterを始めて、ポエム調で私を口説いてくる…。
・・・
キモいっす。
私が女性なら無理です。
相手がどんな人なのか分からないので断言は出来ないが、店で散々口説いても無理だったところを見ると、そもそも生理的に受け付けなかったのかもしれない。
そんな相手を口説こうとしたって逆効果なだけ。
むしろ、その女性に思わせぶりな態度をされ、お金を吸い取られるだけだと思うが…。
でも彼の気持ち、分からなくもないんだよな。
私も過去を振り返ると、同じ様な経験があるからな。
振り回される事が多々あったからな。
だけど、今回の彼の行為には疑問を感じた。
フられたからといってTwitterを止めんなよ。
そういう薄っぺらいことをしてるから、相手に見透かされてフられるんだよ。
いくら見た目が脂ギッシュでてっぺんハゲでデブだとしても、何かに一生懸命な人は輝いて見える。
素敵に見えたりするもんだと思う。
私は彼に、
「フられて止めるんじゃなくて、何かを成し遂げてやめたらどう?」
と言った。
体験談② 某SNSで私が出会ったありえない男
過去に出会った残念な男の話を少し(・∀・)
私は出会い系は初心者ですが、SNSは初心者ではないのですよ(。´・∀・)b
そこからリア友になった子もいますし、普段知り合う事の無い遠方の友達も出来るので、ネットの絡みは別に嫌いではないです(・∀・)
どーしても会いたいんだ!
最近会ったある男の子。
私、出会い厨ではないので、普通にゲームやサークルでの絡みを楽しむタイプなんです(・∀・)
なので、もちろん出会い厨は基本スルー。
その男の子は、始めはそんなに出会い厨っぽくなかったんで、たまに絡んでたんですよ(・∀・)
仕事終わりにメールが来ました。
男『何してんのー?』
私『仕事終わって、買い物中。もう帰るけど』
男『今から行くから待ってて!!』
私『いや帰るしww』
男『どーしても会いたいんだ!すぐいくから待っててー!』
お腹も空いたし、ご飯でも食べさせてくれるならまあいいや、少しなら待ってやろうと優しい私(・∀・)
写真は見たことあって、成宮寛貴みたいな感じだったから、カッコ良さげなんでたまにはいっかって思いましてねww
やってきた彼は写メの50%OFF(バーゲンかよww)。
がっかりしたものの、すぐに帰りたいのを我慢した優しい私(・∀・)
男「お腹空いてるよね?家でご飯食べない?」
私「行かないよ(行くわけねーし)」
男「じゃあ、どこかでご飯食べようか?俺家で食ってきたからお腹空いてないけど」
(何しに来たんだ?この子??)
そう思いつつ、近くの居酒屋へ…。
光の速さで引いたわ
せっかくだから楽しくしようと、お話ししてあげた優しい私(・∀・)
彼はお酒を1杯頼んだだけで、他は私が頼みました(ココ重要w)。
チェックの時、彼が私に1,000円を差し出しました。
帰りのタクシー代かと思った私は(にしても少ないけどw)、
私「いいよ、いいよ」
男「いやとってて」
お若いのに、気の利いた事してくれるのねっと思いレジに行くと彼は来ない…。
んっと思いつつお会計、そこでやっと気づきましたよ…。
(まっ…まさか…、あの1,000円はもしや…、自分が注文した分?嘘でしょ?いや…そうなのか?まさかのそうなのか…?)
帰り道…「バス停まで送るよ」っとその男。
今すぐこいつから離れたいと必死に断るも付いてくる…。
「また、会いたいな♪」とご機嫌に話しかけてくる奴をスルーして、
「もうここでいいから!じゃあ」
っと強引に1人になる優しい私(・∀・)
帰りの車中、
『ないわー!マジないわー!時間の無駄だったわー!!』
っと号泣しながら帰宅。
帰宅したら、なんか今日は楽しかった的なメールが…。
イラっとした私は、
『いやいや…wwもう会う事2度とないわww光の速さで引いたわwww』
っとメールを返してあげました(・∀・)
金目当てにされるの、もう嫌なんだよね~
自分の優しさに酔いしれていると返信が…。
※ここからは、メールのやり取りを副音声(心の声)付きでお楽しみ下さい(・∀・)ノ
男『は?光の速さで引いたって何が??』
私『いや、自分が注文した分だけとかあり得なくない?せめて割り勘でしょ?そんな人初めて見たわww』
男『俺は飯食ってきたから腹減ってないって言ってたし、殆ど頼んだの○○(私)じゃん!しかも俺多めに払ったよね?』
(……え?嘘でしょ?何この衝撃ww
20もとっくに過ぎてる男が何言ってんの?ww
しかも普通に食っといて、何そのアピールw)
私『またさらに光の速さで引いたわwwそんなん男が言う台詞じゃないよね?ww』
男『でも、○○の方が年上だよね?』
(何?何?私の方が年上だから奢るでしょとでも言いたいの?:(;゙゚'ω゚'):
どうせ奢るなら、もっといい男に奢るわww
つか、自分から会いたいとか来といて何言ってんのww
私、あなたに会いたいと一言も言ってないし、思ってもないですけど?
しかも、一緒にご飯食べた年下くんは、「自分の分くらい出すよ?」って言っても、「出さなくていい」って言う人しかいなかったんですけどwww)
私『年齢の問題じゃなくて、私が言ってるのは、男としての器の話ね。出さなくていいよって言う年下くんしか会った事ないしww男としての器に年齢は関係ないんだよ』
男『あ~金かぁ…金目当てにされるの、もう嫌なんだよね~』
(はいー??ちょwww何それwww
リーズナブルな居酒屋の食事代で金目当てとかww
光の速さで引き過ぎて、私、そのまま空の藻屑となってしまいそうなんですけど:(;゙゚'ω゚'):
何こいつwwバカなの?ねぇバカなの??
あなたと比べモノにならないリッチなお方を、私、沢山拝見してきましたけど?ww
自分が頼んだお酒一杯分より少し多く払ったとか、光の速さで引くようなアピールしてくる奴が、何言ってんの?www
お金目当てなら、もっと大口とっくに転がしとるわww
ヤバいwwお腹痛いww)
私『いやもう、いいからww私が言ってる意味があなたには理解が出来ないと思うので』
男『理解出来ないとか何?光の速さで引いたとか、理解出来ないとか言い過ぎじゃない?』
(うZeeeeeeeeeeeE!!ありえなさ過ぎるww)
私『申し訳ないけど、本当あなたに話しても無駄だし、話にならない奴とは、2度と会うつもりも、連絡取るつもりもないので、本当にもういいから』
私は相手に対してスイッチが完全にオフになると、本当にどーでも良くなるのです(・∀・)
こんな奴の為にメール打つ労力さえも無駄だと思ってしまいます(・∀・)
もうね…面白過ぎて、ソッコー友達に電話で報告しましたよww
こんな面白い事黙っておけないww
友達曰く…「今の若い子そんなん多いよー」との事。
私、マスオさん並に「えーーーー!!」ってなりましたww
体験談③ SNSに潜んだ狂人「ネットストーカー」
昨日、実際にあった話。
●●(出会い系SNS)内で、俺が「サワコ」と呼んでいたヤツがいた。
アバターは女、いちおう服も着ていた。
サワコはある日突然、俺の日記に絡んできた。
何日かやり取りして昨日、中身が男であることが判明した。
狙いは俺じゃなかった。
サワコがターゲットにしていたのは、俺の元カノだった。
俺にコンタクトを取ってきたのは、元カノの情報を、元彼である俺から聞き出すためだったのだ。
やり取りの中で、サワコは俺に気があることを全面に押し出しながら、元カノの情報をさりげなく、しかし執拗に聞いてきた。
これだけだと、よくある話。
『気になる相手の恋愛遍歴を知りたい』という、ごく自然な感情とも取れるからだ。
中身が男だと見抜かれた後のサワコの発言を、そのままコピペで貼りつける。
ここでサワコからのメールは途絶える。
活字の向こう側に、すげー闇を感じた。
ちなみに、俺はコイツとのやり取りの中で、元カノの個人情報は一切出していない。
それと、コイツから送られてきたメールに対して、俺は一切返事をしていない。
全て一方的に送られてきたものだ。
この手の男はヤバい。
まず、いきなり人格が豹変した。
これは裏表がある証拠だ。
次に、語調が荒くなった。
これは感情の制御ができないという証。
そして、「横取りした」と言っているが、元カノに彼氏がいて、それを俺が横恋慕したのならまだ話が分かる。
が、俺が元カノに告った時点で、彼女はフリーだった。
元カノにとって、コイツは眼中になかったわけだ。
それをコイツは理解していない。
かなり思い込みが激しい。
つまり、独りよがりなのだ。
以上3点の特徴を、同時に備えている男はかなりヤバい。
初めてネットがこえーと思った。
犯罪が発生した時のTV中継じゃない。
現実にこんなネットストーカーが居やがる。
不覚にも俺が寝ている間(深夜だったため)に、上記のメールでケータイが埋まっていた。
ふと夜中に目が覚め、サワコからのメールを読み、すぐ元カノに電話した。
幸いにも出てくれたので、事情を話した。
最初は事態を把握できていなかったようだが、ゆっくりと、繰り返し説明したためか、自分の身に何が起ころうしているのかを理解してくれた。
そして、俺も元カノを守るために手を打っておいた。
以上が、昨日俺の周りで起こった出来事。
SNSや出会い系を使う際の注意点
この体験談で言いたいことは、以下の通りだ。
この手の男は、PCやネットワークに通じている可能性が非常に高い。
それが、「ネットストーカー」と言われる所以だ。
今の世の中、個人情報の特定はかなり容易になってきている。
だからこそ、あなたには(特に女性)『見られている』という自覚をさらに深めた上で、個人情報を軽視せずにSNSや出会い系を使ってほしいと切に願う。
特定されたら、その後に何が起こるか分からない。
そして、特定することはさほど難しくないのだ。
この記事を読んで、身の毛がよだってくれたのなら、書いた甲斐があるというもの。
「事件を未然に防ぎたい」などと大それたことを言うつもりはない。
SNSや出会い系を使っている人たちが、個人情報の大切さをより強く認識する一助となれば幸いだ。
体験談④ GREEな出会い~若女将編~
俺の知人の30代男性から聞いた、『SNS』での出会い体験談。
とにかく彼は、行動力がスゴかった!!(笑)
前編
今から2年前の4月の終わり。
ひょんなことから、俺は北の大地、北海道の地を踏みしめることになった。
札幌市内は、4月でもところどころ雪が残っており、金沢から春めいた軽装で向かった俺にとっては、少し肌寒かった。
今回の目的は…顔も名前も知らない、GREEで知り合った女の子に会いに行くこと!(笑)
その娘は、札幌からバスで3時間ほど離れた、とある街の割烹で働いている。
そこはランチもやってるお店で、朝から晩まで忙しいとのこと。
彼女は、長年の夢を叶えて念願のお店を構えた、若女将だった。
GREEの中で一緒にゲームをやりながら、「どうしたらいいんだろう?」とか、「このアイテムあげるね」なんて会話をしてた。
最初はゲームの話ばかりだったのに、「直接会っていろいろ話したいね」とお互いに意識するようになるまで、1ヶ月もかからなかったと思う。
でも、俺は金沢で彼女は北海道。
彼女は店を持って忙しい時期だったし、俺もちょうど新しいプロジェクトがあり、時間も距離にも大きな壁というか障害があった。
直接会うってことはお互いに全く想定してなかったと思うし、考えることもできなかった。
何がそうさせたのかは記憶が曖昧だけど、「今しかない!」みたいな思いはあったかな。
まとまった時間が取れるようになったのは、4月の終わりのゴールデンウィーク前の土日。
ふと飛行機を予約して、とにかく金沢を発った。
「後先を考えてない」っていうのは、本当このことかもしれない(笑)
数時間後、北の大地に立つ俺がいるわけだが、この時点で彼女はまだ知らない。
俺が同じ大地に立っていることを…。
事前のやり取りの中で、土日に店にいるようなことは聞いていた。
「もうすぐ彼女に会える」という胸が踊るような気持ちの一方で、心から分かり合った者同士だという確信が持てなかった。
直接会うことによって、これまでの関係が崩れ、全て失ってしまうんじゃないかという思いがあった。
そんな複雑な心境のまま、しばらく一人で考えこんだ。
「今さら何を考えてもしょーがない。ここまで来たからには行くしかないんや!」
そう自分に言い聞かせて、ここで初めて彼女にメールした。
「今から行くわ!」
「また、いつもそんなこと言ってばかり…」
「サプライズ!今、札幌!!ほんまに会いに行くよ♪」
「うそでしょ?」
「いやー、マジで来てもた…」
「えーっ、ほんとにー!?」
「自分もいまだに冗談かと思ってる…。でも、マジでこっちにおるわー」
「うそっ!△?□※△?」
みたいなやり取りをメールでしたと思う。笑
そして数時間後には、彼女の住む○○行きのバスに乗車した。
そこには、期待と不安が入り混じった俺の姿があった。
後編
○○行きのバスの中で、北海道の雄大な自然を目の当たりにしながら、目的地に近づくにつれ、高鳴る鼓動も不思議と落ち着いてきた。
予定通り3時間後、バスはその地に静かに到着した。
彼女が住む街は、札幌市内の喧騒が嘘のようにのんびりとしていて、空気もおいしかった。
ずいぶん前に北島さぶちゃんが、「はーるばる来たぜーっ○○へー♪」とCMで唄っていたっけ。
そんな懐かしい歌が口からこぼれ出るくらい、気持ちもほどよく抑揚していた。
その店は、街に似つかわしくない雰囲気で佇んでおり、遠くからでもひと目でわかった。
ある有名なデザイナーが設計しただけあって、和とモダンが融合し、なにか幾何学的な感じのする変わった造りだった。
店に到着するまでに色々なシチュエーションを想像していたが、1番自然で彼女の負担にならないのは、通りすがりの旅人のようにお客として店に入り、食事してさりげなく帰るということ。
サプライズでありながら自然な感じで、「まさに俺流かな」ってひとり笑い・・・(笑)
そうこうしているうちに、店の扉を静かに開ける自分がいた。
いよいよ初対面…。
「いらっしゃいませー♪」
目の前に飛び込んでくるのは、3人の女子、女子、女子。
(げっ、どの娘だろう??)
みんな満面の笑顔。
(直感的にはこの娘かな…)
俺は若女将は他の店員とは違った出で立ちで、着物でも着てるんだろうなって勝手に思っていたけど、みんな同じ格好じゃないかー!!
3人は落ち着いた紺をもっと渋くしたような、作務衣みたいな格好をしていた。
店員A「ご予約の方ですか?」
「いや、予約はしてない・・・」
店員B「こちらどーぞ!」
そう言われ、奥の通路へ案内されそうになる。
「あ、私行くわ」みたいな感じで、店員Aに代わって個室に通される俺。
(おっ、この娘が若女将なんだな…とプチ確信!)
店員A「さ、こちらへどうぞ」
部屋まで案内されたが、そのまま何も言わずに立ち去る店員A。
(ん?違ったか?!)
次に店員Cが元気よく「どーぞ!」と、わりとすぐにお茶を持ってきた。
(ん?初登場!!この娘だったのか)
「お決まりの頃にまた伺います」
この娘もまた無言で立ち去る。
(違う、違う)
一人になった瞬間、顔を思い出しながらパニクってる頭の中を整理する。
しばらくして店員Bがくる。
「お決まりですか?」
「オススメはありますか?初めて来たんで、どれがいいのかも分からないんで…」
「こちらにランチメニューがありますよ。これとこれが人気があります」と笑顔で説明してくれた。
(表情や話し方で、この娘で間違いないだろう。俺も笑顔で…)
「じゃあ、これお願いします。あ、それと生ひとつ♪」
「はい!ありがとうございます」
「だよね?そうだよね!!笑」
「はい?何か…?」
しばらく沈黙が続く…。
「いや、なんでもない…」と何か中途半端な感じで会話を終える。
(マジかー、違ったのか…)
ちょっとした懐石のコースだったんで、先付けみたいなものがすぐに出てきた。
「お料理です」と再び店員B。
モノだけ置いて、そのまま立ち去る。
(んー、全くわからん!)
やきもきしながら、携帯を取り出してメールする。
「ごめん!若女将のこと見ればすぐわかるって言ってたけど、マジわからん!」
「あと、鼻水が止まらないんでティッシュ欲しい…」
寒さにやられて鼻水が出てた。
すぐに、「ティッシュお持ちしましたー」と笑顔で店員Aがきた。
俺は、「は…はじめまして…」と変な汗をかきながら言う。
「全然、わからなかったくせに…」
「すぐ俺ってわかった?」
「すぐわかったよ!」
「俺も最初、Aが若女将だと思ったんだけど、何も言わないから・・・」
初めて会うドキドキ感よりも、「誰?誰?誰?」みたいな違ったスリルも味わえたGREEな出会いでした(笑)
その娘とはその後どうなったって?
うーん、それはまあ色々ありましたよ…(笑)
世の中にはいろんな出会いがあると思いますけど、当時の出会いは人生30年の中で一番緊張したかもしれません(笑)
いわゆるオフ会も似たようなものだと思うけど、自分自身それほど経験がなく、なんせ土地勘のない異国の地での出会いでした。
だから、この時の出会いの瞬間のドキドキは、今でも心臓の音が思い出せるくらい自分の中ではセンセーショナルなものでした。
まとめ

SNSの使い方には、その人の人柄が出る。
ネットストーカーなど狂気的な使い方に走ってしまう人もいるし、意中の子へのアピールのためにポエマーになる人もいるだろう。
どんな使い方をするのもその人の自由だが、相手に迷惑をかけないようにすることが重要だ。
あと意外と投稿は周りに見られているので、アカウントバレには十分注意しよう。