この記事では、お店に訪れるお客さんの体験談ではなく、実際に働く側の体験談を紹介する。
キャスト・従業員目線の体験談が気になる方は、ぜひご覧ください。
ソープ嬢の裏事情
お友達のソープ嬢(お客ではなく飲み友達)から酔ったはずみに聞いた話です。
ソープ嬢は個人事業主に近く、たとえば50分15,000円の店舗だと、店舗の経費(電気、水道、ガスはもちろん、ローション、歯ブラシ、ボディソープ、待合室のお茶や雑誌)やボーイの人件費、パネル代や広告費等がかかるので、実際は約半分程度(7,500円)が嬢の報酬。
さらに、キャンペーンや空き時間を減らすため、1,000円割引等をすれば、さらに報酬は減るそうです。
指名を得るために、やることもたくさんあります。
愛想良く一生懸命サービスをして、空き時間や休暇日もブログの更新を欠かさないようにしなければ、リピーターは増えないそうです。
つまり、がんばり屋さんでないとソープ嬢は続かないということです。
高級店であればお客も紳士が多く、70~80分で30,000~40,000円のお店であれば、15,000~20,000円がソープ嬢の手取りになります。
ここでネックになるのが、お客の指名が取れれば…ということです。
高級店でお客の指名を得るためには、容姿の手入れや愛想はもちろん、大衆店にはないサービス、脱衣や着衣サポートを始めとして、即尺(洗わずにフェラ)、お店によっては精飲やノンスキン(中出し)を求められます。
つまり、精神的苦痛や性病のリスクが多くなるのです。
高級店では、毎週同じソープ嬢を指名する客はほぼいないそうです。
特定の愛人を囲うのと差がありませんからね。
大衆店のほうが、コンスタントに指名が入りやすいそうです。
お客の立場からしても、1度会って気に入った嬢なら、パネルマジックや会話に関して心配はいりませんし、手軽な金額で安心したサービスを受けられます。
相手のお客が2、3度目なら、また指名を入れて貰える可能性が高いので、ソープ嬢もより一層のサービスをしようと思うそうです。
ただ、大衆店にも困った問題があります。
それは、酔っぱらった観光客や出張客です。
酔いに任せて暴言を吐いたり、嬢が嫌がるセックスを求めたりする場合があるそうです。
風俗で遊ぶときは、いくらお客とはいえ、女の子への気遣いを忘れずに、ルールを守って楽しく遊びたいですね。
身体障害者とソープ嬢
以前、ソープの従業員やってた者です。
ソープってとこは色々な客が来るわけさ。
女に不自由しないような男前の芸能人から、絶対モテそうもないオヤジまで。
ときどき身体障害者も来るんだけど、中にはキッツイ客もいるんだわ。
テ○ー伊藤顔で、車椅子でよだれ垂らして体がねじれてるようなお兄さんとかね。
現実の世界じゃ、『1000年生きてても絶対女とやれないだろう』って人。
今でも覚えているのは、みずきちゃんって女の子。
ある日そういう客が来て、たまたまみずきちゃんしか空いてなかったから、彼女に付いてもらうことにしたのよ。
ふつう嫌がるんだよね。
ソープ嬢だって、仕事とはいえブサイクよりはいい男とやりたいわけだから。
でも、彼女はそうじゃなかった。
偉かったね。
その客をひと目見て悟ったわけ。
彼のこれまでの境遇、絶望的なコンプレックスを。
みずきちゃんは彼を抱きかかえるようにして、階段を上がるときも「足元、気を付けてね」って言いながら、優しくいたわるように個室に連れて行った。
既定の時間が過ぎて、個室から出てきたそのお客さんは、 帰る時、感極まった様子で「ありがとう、ありがとう」って言ってた。
ちゃんと喋れないから、「あいあおう、あいあおう」って聞こえたけど。
滅多なことじゃ感動しないオレが、不覚にも涙出そうになった。
彼女は客を見送りながら、作り笑いじゃない本当の笑顔で「バイバイ」してた。
みずきちゃんみたいな女の子が、この世間にどれだけいるのかな。
他人の心の痛みが分かって、優しくしてあげられる子は……。
もし彼女が死んだら、間違いなく天国に行くだろうね。
実際にこんな対応が出来るのは素晴らしいと思う。
場合によっては、上手く喋れなかったり、抵抗出来なかったりする人から、金だけ巻き上げる風俗嬢も居るしね。
優しく接する心根を持った、ソープ嬢のいい話。
素直に賞賛したいものだね。
オレは北海道のススキノで2年近く夜の仕事してるけど、みずきちゃんみたいな女の子はたくさんいるよ。
今はもう、「風俗嬢だから」とか「風俗やってるから」って時代じゃない。
一部の自己中な男と女のせいで、こういう業界は軽蔑の目で見られがち。
だけど、プロ意識とプライドを持って仕事に取り組んでる娘は、人間的にも凄く魅力があるよ。
賛否両論あるだろうけど、個人的にはいい話だと思った。
こんな意識で“お仕事”してる人って、そうそういない。
風俗嬢は楽じゃない!現役ソープ嬢の友達に質問してみた
風俗で働いている女性は日常会話が風俗用語満載で、レストランとかでも話題がかなりヤバイ。
きっと普段から話していることなので、抵抗が無くなってしまうんだろう。
そこで、今回は俺の友達のソープ嬢(22歳/元デリヘル嬢/彼氏あり)に気になる質問をぶつけてみた。
① 客と彼氏のセックスに違いはあるのか?
区別したことはない。違いを考えたこともない。
痛いとか痛くないとか、そのくらい。
入れても気持ち良くもなんともない。だから誰に抱かれても差を感じない。
彼氏に合わせて演技しちゃうクセができちゃって、気持ち良くなくても喘いじゃう。
② 客の年齢層は?
今働いているのは大衆店なので、客層は18歳~30代前半、20代が圧倒的に多い。
40分とか50分のコースが多いから疲れるし、身体も消耗する。
基本は体洗いやお風呂で時間を潰す。
それはソープでもデリヘルでも同じ。
③ 客はどんなプレイをするのか?
若い客はとにかくプレイが力任せで雑。
痛いし、傷だらけになる。化膿して仕事に出れない時もあるし、客に賠償請求したい。
短いコースで複数回セックスしたがる客もいるけど、無理。
それなら90分以上のコースにしなさい。
④ 雑なプレイをする客は多いのか?
メチャクチャ多い。
プレイが雑なのは、AVの影響が大きいんだと思う。
指入れてガシガシ、胸は乳首だけグリグリねじるからかなり痛い。
とにかく乱暴で耐えられない客が多い。
S着店(スキンを着用する店)なのにナマで入れようとする客もいる。
デリヘル時代の客はほとんど本番強要してきたから、入れる入れないの攻防に精神的に疲れた。
だから、ソープでもそんなやり取りをしなきゃと思うとかなり疲れる。
そういう客には上に乗って手コキでコントロールして、申し訳ないけど完全に手抜きで身体を守る。
いい思いをしたかったら紳士的にね。
⑤ どんな性格の客がいるのか?
色んな人がいる。
困るのが一言も喋らない人。
あとは男性雑誌のマニュアル通りに口説き続ける客。
他はガンコジジイ、ヤンキー、土木作業員。
意外にガテン系の人は黙々と腰を振って果てる。
激しい感じではなかった。
とにかくお金を貰うから優しく対応してる。
勘違いはやめて。
⑥ 差し入れは迷惑なのか?
人によると思うけど素直に嬉しい。
太るのが気になるから、生クリーム系はちょっと勘弁。
現役ソープ嬢の友達が語るソープ嬢をしてみた感想
他の男のセックスは見たこともないので、とても勉強になりました。
日本人女性の実に20人に1人は風俗経験があるそうですよ。
突かれすぎて内蔵が痛い事もある
その他にも、待機部屋の裏話やキャンペーンの舞台裏、嬢と店側の攻防、キャスト同士の交流関係、出稼ぎデリヘル嬢の話も聞いた。
①の回答は結構ショックかも。
大抵の男は、女性の気が狂いそうに乱れている様子を見て征服感を満たしているのに、それで男の自信を取り戻しているのに…。
そこでアンケートを探してみた。
セックスが気持ち良いと感じる女性が全体の60%を超えた年齢、なんと30歳以上。
ちなみに、セックスで好きな行為は愛撫。挿入で感じる女性はたったの10%!
なんと、90%の女性は気持ち良いとは感じておらず、もっぱら男に付き合ってあげているとの結果が出ている。
演技がバレないようにしている涙ぐましい女性も多いらしい。
【出典:女性向けファッション誌「anan」より】
世の中の男は利己的なセックスは極力抑えて、ムードのある前戯からスタートすべきではないだろうか。
そういうわけで、セックスに大した意味を感じることもなく、気軽に風俗に勤めてしまう彼女たちだが、そのきっかけは実に様々。
風俗で働き始めたきっかけ(一部)
- 財団法人から借りた学費が未だに400万円もあって、卒業したけど返せないから。
- 借りた学費を親が使い込んだから。
- 母子家庭で飛行機にも乗ったことがなく、貧乏から抜け出したいから。
- キャバクラで客のツケが100万円できて、どうしても月末に店に払わなきゃいけないから。
そして、ソープで稼ぐのはかなり大変らしい。
基本的に平日はヒマで、メインは金土日。
大衆店なら60分フリーで16,000円。
本番1本で嬢の取り分は10,000円。
とにかく本数を稼がなければお金が貯まらないから、仮に50万円貯めたいとすると1日3本ノルマで週5勤務。
月の1週間は生理で働けないから、実質3週間で稼がなければならない。
3万円×5日×3週間で45万円。
週末に5本~7本頑張ってなんとか月50万円。
全員が3分でイってくれるわけじゃないから、突かれすぎて内蔵が痛い事もあるのだとか。
しかし、それも多少人気のある女性の場合。
喋れない女性や無愛想な女性、客を選びすぎる女性なんかは、最初こそ客も付くが、ネットに評判を書かれてあっという間にお茶引き(指名客が1日に1人も来ない事)に追い込まれる。
やはり甘くはないのだ。
高収入狙いで高級ソープの扉を叩く女性も多いらしいが、まず容姿で落とされる。
仮にパスしても、サービスのレベルが格段に上がり、難易度とリスクも金額に比例して高くなるそうだ。
前述のソープ嬢の友達は、「難しいサービスを要求されない大衆店が合ってる」と言っていた。
まとめ

今回の記事では、ソープで働いている嬢や従業員の体験談を紹介した。
こうやって裏側や感じていることを知ると、何だか嬢に優しくしてあげないとなと感じさせられる。
この記事を読んでくださった皆様も、ぜひソープ嬢には優しくしてあげてください。