タイ夜遊び旅行記のバンコク編の記録をブログに綴っていこう。
僕と連れのY氏はタイのパタヤで全力で遊んでから、バンコクへ向かうことにした。
なお、前回のパタヤ編は『夜遊びパタヤ編』を読んでほしい。
本記事は、前回の続きであるパタヤのホテルから、バンコクへ向かうところから記していく。
バンコクでは、ナナプラザ、ソイ・カウボーイ、置屋、出会い喫茶などの人気夜遊びスポットをまわってきた。
バンコクならではのハプニングも多数あり、非日常的で刺激的な体験だった。
バンコクの夜遊びに興味のある方は、参考にしてみてほしい。
夜遊びの王道!バンコクとは?
僕とY氏はバンコクに到着した。
僕らが泊まるところは、テーメーカフェという有名な出会い喫茶の上にある「ルアムチットプラザ」というホテル。
バンコク周辺の夜遊びにアクセスしやすい好立地となっている。
ホテルに着いた後、僕らはしばし仮眠を取った。
そして、夜20時。いざ出発のとき。
Y氏は僕にバンコクの夜遊びを説明してくれる。
Y氏の話を簡単にまとめると以下だ。
- 都会のため、建物や交通網が日本のように近代的
- 夜遊び範囲がエリア化されている
- 女性のレベルは平均的に高い
- ワリキリのみのビジネスライクな女性が多い
- 店で好みの子を見つけて、ホテルに行って...と遊び方がパターン化されている
- 日本人が多く、いたるところで日本語が聞こえてくる
パタヤに比べると、女の子のビジュアルは全体的に高いが、ビジネスライクな子も多いらしい。
日本人好みの今どきのルックスの子が多いが、レディボーイも多いの注意が必要とのこと。
ニューハーフ専門のゴーゴーバー「オブセッション」
テーメーカフェ、ソイ・カウボーイをさくっと見てまわり、魔界に踏み入れるというハプニングを起こしてしまったのはナナプラザでのことだ。
ナナプラザの入り口にはセキュリティゲートがある。
テロ対策だろうか?中に入ると、ピンクのネオンが僕らをいざなっている。大人のテーマパークのようだ。
ナナプラザには、ゴーゴーバーが密集している。
Y氏が勧めるレインボー系列(レインボー1〜4)の店を一通り見てまわった。
ナナプラザで呼び込みをしていた女性の中に、とても気になる子が1人いた。
どこかミステリアスな雰囲気を醸し出しているモデルのような女性だ。
そしてその女性の顔が、僕が昔遊んでいた友達の顔と似ており、親近感が湧いてしまった。
一度気になってしまうと、気が気でない。
Y氏を誘い、そこのゴーゴーバーに行くことにした。
店の前に着いた。「オブセッション」と書かれた店だ。
さきほどの店の前を通ったとき、5、6人の女性が呼び込みをしていた。
僕が気になっていた女性もその中にいたのだが、今は誰も呼び込みをしていない。
僕らは「オブセッション」と書かれた店の中に入った。
店に入った瞬間、異様な雰囲気をすぐさま感じ取った。
ステージで踊っている女性の体格や化粧の濃さなどから見て、明らかにニューハーフ(レディボーイ)臭がするのだ。
「あっ、ここヤバイかも。」
僕はすぐさまY氏に合図を送る。
「ああ、そういう店かもしれない」
とY氏もこの異様さを感じている。
そんな会話をしながらも、店の従業員に促され、僕らは席に座ることにした。
綺麗な女性もいるのだが、男だとすぐにわかるニューハーフもかなりいる。
ここはニューハーフ専門店なのだろうか。店内を見渡すと、僕が気になっていた子を見つけた。
向こうも僕に気づいたようで、ずっと見つめてくる。
僕はその子を隣の席に呼んだ。
近くで見ると、やっぱり友達に似ている。
年齢は21歳の学生。名前はHちゃん。
顔は広瀬アリスに似ている。
この子もニューハーフなのだろうか。
声を聞く限りではわからない。
Hちゃんは女性であって欲しいと思いつつ「この店ってニューハーフいるの?」とそれとなく僕が聞いてみる。
Hちゃんは何のためらいもなく「全員、ニューハーフだよ」とニッコリと答える。
や…やっぱりか。僕らはとんだ魔界に足を踏み入れてしまったようだ。
それにしても、Hちゃんはニューハーフにまったく見えない。
小顔で女性のようなスラリとした身体。
胸も大きく、豊乳手術済みなのだろうか。
あらゆる点で、女性よりも女性らしい。
日本で芸能モデルとして働いても通用する容姿とスタイルだ。
Hちゃんの右手は僕のズボンの上からまさぐっている。
これはまずい。
ニューハーフ相手に僕は身体を反応させてしまっている。
「セックス、ホテル、OK?」「セックス、ホテル、OK?」
とHちゃんはしきりに何度も聞いてくる。
Hちゃんは、どこからどう見ても女性。
だけど、ニューハーフとのセックスなんて考えられない。
そもそもHちゃんの下半身はどうなっているのだろうか。
というか、セックスなんて成立するのだろうか。
身体が反応しているにもかかわらず、そんな事実を認めたくない自分がいる。
これはニューハーフに対する偏見なだろうか。
もう何が正義かわからない。
世界は常に選択を迫る。僕に残された道は2つしかない。
黙って正義から目をそらすのか、適応して自分が変わるかだ。サンデル教授ならどちらを選ぶだろうか。
僕はそんなことを考えていると、ふと、Y氏が気になった。隣の席を見ると、Y氏がニューハーフの乳首を舐めているではないか。
僕はこの光景を見て、この混沌から目を覚ました。
「ここはヤバイ。とりあえず、店の外に出よう」
と僕はY氏に言った。そして、僕らはそそくさとこの店を退散した。
Y氏にさっきなぜ乳首を舐めていたのか理由を聞いてみる。
「そこに山があるから登るとだ」と登山家が言うように、こういうことに理由を不要なのだろう。
「そこにおっぱいがあったら舐めてみる」というY氏のスタンスは夜遊びを極める上での重要な心構えなのかもしれない。
Y氏のプレイングに脱帽する。
ニューハーフの完成度の高さに驚愕した僕らは、ナナプラザを後にし、次なる目的地へと向かう。
ロシア人専門の置屋
ナナプラザの近くにロシア人専門の置屋があるらしく、Y氏はそこに連れて行ってくれることに。
場所は「ラジャホテル」というホテルにあるそうだ。
ラジャホテルに到着し、早速入ってみる、ホテル内はわりと高級そうな感じ。ここにロシア人専門の置屋があるのだろうか。
「あれ、おかしいな」Y氏は首をかしげている。
Y氏の話によると、前回来たときは、フロントにいた男性がロシア人のいる部屋まで案内してくれたそうだ。
しかし、ここのホテルのフロントには誰もいない。
待っていても何も起こる気配がしない。潰れてしまったのであろうか。
「ルゥーシア(ロシア)と叫んでみるといいかもしれない」とY氏は言う。本当かよ。
半信半疑ではあるが、Y氏の言うとおり、僕らはホテルの外で「ルゥーシア(ロシア)」と叫んでみること30秒。
「I know Russia (私、知ってる)」と現地のおじさんが僕らに声をかけてきた。
こんなマンガのような展開があるものなのか。
にわかに信じがたいものの、そのおじさんにロシア人専門の置屋があるという住所を教えてもらった。
それからのY氏の行動力が凄まじい。
すぐさまタクシーを捕まえ、教えてもらった住所に行きたいと伝える。
「2人で300バーツ」だと運転手に言われると、「高すぎるから半額にしろ」と強気なY氏。
タクシー運転手は「ロシア人が好きなら、ロシア人が多く遊びに来るという良いディスコがある」と勧めてくる。
タクシーにそのディスコのポスターが貼ってあり、おそらく客を連れて行くとタクシー運転手にも紹介料として、いくらかお金が入る仕組みなのだろう。
「だったら、最初にここの住所(ロシア人専門の置屋)に連れて行ってくれ。そこで好みの子がいなかったら、そっちが勧めるディスコに連れてってくれ。
これで合わせて150バーツでどうた?」とY氏は提案すると、タクシー運転手も承諾してくれたようだ。
ぼったくりが多いと言われるバンコク周辺のタクシーを、いとも簡単に手なずけるY氏の交渉力が光る。
タクシー運転手は今から向かうロシア人専門の置屋を知っていたようだ。
彼の話によると、ホテヘルはタイの法律によって規制されているため、「ラジャホテル」での営業ができなくなったらしい。
現在は、場所を移して営業しているとのこと。
どうやら本当に、さきほどのおじさんに教えてもらった住所はロシア人専門の置屋だったようだ。
着いた場所は「ロイヤルガーデンホテル」というホテル。
フロントにいた従業員に案内され、ホテルの部屋をまわっていく。
各部屋のドアは空いており、中にはロシア人と思わしき西洋系の女性がいる。
部屋は女性の待機室兼プレイルームになっているのだろうか。
ホテルの部屋で待機している女性を眺めるとは、なんとも奇妙な感じ。
ここにいた女性は、みな身体つきがデカく、ロシアの妖精と呼ばれるような日本人好みの女性は残念ながら見当たらない。
一通り見終えると、僕らはこのホテルを出て、待っていてくれたさきほどのタクシーに乗り込む。
次は、タクシー運転手が勧める「ショック39(shock39)」というディスコに向かうことに。
ロシア人などの西洋人が多く来るディスコらしい。
すぐにディスコ「ショック39」に着いた。中に入ると、確かに西洋人ばかりだった。好みの問題かもしれないが、いいなと思う女性はあまりいない。
僕らはあまり長居せず、すぐにディスコから出た。
出会い喫茶「テーメーカフェ」
深夜24時過ぎ。タクシーで宿泊するホテル前まで戻り、出会い喫茶「テーメーカフェ」に入ることに。
「テーメーカフェ」の中には、100人くらいの女性がズラーと壁際に並んでいる。
好みの子の前に行き、交渉すれば良いという、ごく簡単なシステムだ。男性客には日本人っぽい顔つきが多い。
耳を澄ますと日本語がちらほら聞こえてくる。
そろそろいい時間帯なので、Y氏は今夜のフィニッシュ相手を決めようと意気込んでいる。
Y氏は染まりきっていない素人女性を狙うようだ。
とはいえ、英語も日本語も通じないとなると、コミュニケーションに支障が出そうだが。
どうやらY氏は、身体のみで意思疎通をしたいらしい。
言語の壁を乗り越えた国際交流というわけか。
僕はというと、ここにいる女性の日本語力に興味が持っていた。
パタヤでペイバーした女性もそうだったが、こういう仕事で働く女性には日本語を喋れる子が多い。
ちょうど僕に話かけてくれた女性が、日本語が上手く、気さくな感じだったので、その辺りも含め「テーメーカフェ」についていろいろと聞いてみることにした。
その女性の話をまとめると以下だ。
「テーメーカフェ」にいた女性から聞いた話
- 客層は日本人が一番多い(ざっと見た感じ7、8割くらいか?)
- 日本人客が多いため、女性は日本語の勉強をしている
- デート系の誘いよりもワリキリ専門で待っている女性が多い
話を聞いた女性は、スマホを使って日本語を勉強しているらしい。
彼女はスマホを僕に見せてくれた。メモ帳に日本語の単語帳を作っていた。
さらに、男性客との日本語によるラインのやり取りも見せてくれる。
タイでもラインがかなり普及しており、このような個人売春の営業活動においてもラインが大活躍しているようだ。
ちなみに、タイでは売春行為は禁止されているが、処罰がないため事実上黙認状態となっている。
タイの風俗産業は、GDPの約46%を占めるというデータが出ているし、観光産業(GDP約10%を占める)とも密接に関わっている。
この国の経済を潤しているのが風俗産業である以上、タイ政府もなかなか踏み込めない領域なのだろう。
僕はここにいる女性がどこまで日本語を理解しているのか試したくなってきた。
「こんにちわ」みたいな簡単な挨拶だと、つまらないので「僕のあそこが反応しない。どうにかして欲しい」といった日本語で10人くらいの女性にひたすら話かけてみる。
(※僕は「オブセッション」でのレディボーイとの一件以来、なぜかずっと賢者モードになっていたのだった。)
苦笑する子、照れる子、「テクニックあるよ」と返してくる子など、リアクションは人それぞれだが、皆、日本語が通じているようだ。
「テーメーカフェ」にいるタイ女性は個人売春のために日本語を勉強していることに驚かされる。
日本人女性は売春をするために外国語を学ぶ人がいるだろうか。
アイドルになりたくて、歌やダンスを必死に練習するのと同じで、タイ女性は売春で稼ぐために必死で日本語を勉強しているわけだ。
ちなみに、Y氏はというと、好みの素人女性がいなかったようだ。
僕らは店を出て、ソイ・カウボーイに向かうことに。
ソイ・カウボーイ、ディスコ、マッサージパーラーをまわる
深夜1時過ぎ。ゴーゴーバーが集まっているソイ・カウボーイに向かう。
さきほど来たときと比べ、女性の人数がかなり減っている。
これでは1つの店の中で長くたむろっている時間がもったいない。
そこで、店に入っても席には座らずに店内を一周し、好みの女性がいなかったら、そのまま店を出るという荒業に出た。
この戦法でゴーゴーバーを効率よくまわっていると、誰かが僕のことをこう呼んだ。
「ゴーゴーバー荒らしだ!」と。
深夜2時過ぎ。ディスコ「インサニティ」に向かった。
この時間帯でもみんな元気である。
僕はすでに疲れてきた。
深夜3時過ぎ。タクシーでこの時間でも空いてる店をいくつかまわった。
それにしても、Y氏はタクシー運転手を手玉に取るのが上手い。
タクシーはメイター制ではないので、はじめに料金の合意をしたうえで、運転手におすすめの店を連れ回すように交渉している。
はたからみると、タクシー奴隷にしているみたいだ。
Y氏はとあるマッサージパーラーで好みの女性を見つけたようだ。フィニッシュはここで決めるとのこと。
相手はプロなので、Y氏の求めていたサイレントセックスではないものの、好みの女性が見つかってなによりだ。
僕はY氏を置いて、先にホテルに帰って寝ることにした。
深夜4時過ぎ。
ホテルに着いた。
明日は午前中の飛行機で日本に帰るため、夜遊びは今日で終わりである。
最後に
パタヤ2泊、バンコク1泊の短い旅であったが、忘れらない旅になった。
今回、一緒に旅をしたY氏には、夜遊び案内だけでなく、宿泊ホテルへの移動手段から現地でのコミュニケーションも含め、さまざまなところで頼りにさせてもらった。大変感謝している。
さて、今回タイ旅行での出来事を「パタヤ編」「バンコク編」と分けてすべての記録を書き記してみた。
タイの夜遊びに興味を持ってる人は参考になっただろうか。
このタイの面白さを少しでも感じ取ってもらえれば幸いだ。