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【元JKお散歩嬢が暴露】アンダー嬢たちはどこへ行くのか/どこから来たのか

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東京アップデート編集部

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夜遊びから大人の出会いまで、幅広い情報を取材してます。ネタ収集が毎日の日課。

皆さまごきげんよう、はじめまして。

突然ですが、私は『池袋GU探検隊(以下、GU)』という、奇妙なお店で働いていました。

もう何年も昔のことです。

管理人の補足『池袋GU探検隊』とは?

2013年頃にオープンし、多数のアンダー(18歳未満者)が在籍していた今は亡きJKお散歩店。

“池袋の探検”のコンセプトのもと「隊員(現役JK)」を派遣するシステムだが、実態は対面した後、カラオケ・ネカフェ・ホテルなどに入り、性的サービスや本番をする「裏オプ(嬢ごとの独自オプション)」が横行。

その情報がネットを中心に出回り、女子高生マニアに人気を博していた。

店長が従業員の女子高生にわいせつな行為をしたとして、児童福祉法違反の疑いで逮捕。

この事案をきっかけに、GUは実質的に消滅している。

細々と未来を探るより、堂々と違法行為をして生き残ろう

「お散歩店」ってご存知でしょうか?

読者の皆さまならだいたいご存知だとは思うのですが、お金を払って女の子を派遣してもらい、あんなことやこんなことをしたり、法に抵触したりするお店ですね。

その昔、私がJKビジネスに関わるようになるもっともっと前(たとえば2012年くらい)は、現役JKが平然と秋葉原の路上でビラ配りなんかをしていたものです。

女の子「お散歩いかがですかー!」

と、やる気があるのかないのかわからない声を発する、制服姿の女子高生の姿を目にしたことのある読者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ところが法は日に日に厳しくなり、現役女子高生を雇用する、いわゆる「アンダー店」は完全に地下に潜るようになってしまいました。

抜け道を見つけて細々と未来を探るより、堂々と違法行為をして生き残ろうという反則的な打開策ですね。

そんなお散歩店のひとつが、『池袋GU探検隊』でした。

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アンダー店が潰れると、数多くの少女たちが職を失います

GUにいた頃、サイトのプロフィールの将来の夢に「ライター」と書いていたので、覚えてくださっている奇特な方もいるかもしれません。

私の働いていた2015年~2016年当時、都内にアンダーを雇っている店はいくつか存在しましたが、そのどれもがさまざまな形で閉店を迎えています。

アンダー店は短命です。

とある店は、およそ3ヶ月ごとに夜逃げのように場所と店名を変えて営業を続けていました。

一説には、警察がガサ入れなどを行うための捜査に最低でも3ヶ月かかるため、その間はなんとか平気…などと業界内では噂されていました(あくまで噂の範囲を出ませんが……)。

いわゆるコミュニケーションルーム業態を「相席屋」と称する、奇妙なアイデアで話題をさらった新宿の店舗型コミュ、『制服相席屋』は2016年6月に摘発を受けています。

また、池袋の店舗型コミュ『ふぉーちゅんくっきー』も2015年9月に摘発を受け、2016年2月にガサ入れ。

その時に裏オプを受けていた高知県の職員が、3ヶ月の停職を食らうという盛大な巻き添え案件も発生しました。

そういうわけでアンダー店は潰れていき、職を失う少女たちも数多く存在したわけなのですが、お店を卒業したあと(と言っても、前向きに卒業する人もいれば、追われるようにオーバーになる人もいるでしょう)の女の子は、一体どこへ向かうのでしょうか。

この記事では、アンダー嬢たちは「どこから来たのか」、「何者なのか」、「どこへ行くのか」について取り上げていきたいと思います。

まずは、「どこへ行くのか」です。

アンダー嬢の3つの行き先

アンダー嬢たちは、大きく3つに分類することができます。

それぞれについて、勝手に解説していきましょう。

行き先①「オーバー(18歳以上の)店」のリフレ嬢

厳密に言えば更に裏オプを「する」、「しない」に分かれますが、このパターンは数多く存在します。

読者の皆さまにも、いろいろな店に思い当たる嬢がいることでしょう。

当然ながら「元アンダーが多い店」も局地的に現存し、裏オプの巣窟になっていると言われています。

行き先② 風俗嬢

このパターンはバンギャ・ホス狂い・ジャニヲタなど、「継続的に高額が必要」という理由でアンダー店に勤務していた嬢が多く辿る道です。

「ミテコ(身分証を提示できない子:高校生以下の少女を指し示す略語/元々の発祥は関西圏らしく、ホストやスカウトなどが多く使用する)」という言葉があるように、一部の身分証確認がゆるい風俗店やスカウトの口利きなどによって、アンダー時代から風俗店に勤務する少女も多く存在しますが、比率としてはかなり少ないです(危ない橋を渡ることになりますから)。

私がGUにいた時代、まわりの少女たちもだいたい4つに分類できました。

バンギャ・ホス狂い・ジャニヲタ・その他です。

「その他」には、なんとなく遊ぶためにお金が欲しいとか、たまにしか出勤しないけど楽なバイトだからとか、そういう子たちがカテゴライズされます。

この少女たちは、オーバーになると通常のリフレ店に行く確率がかなり高いです。

合法のリフレ店で稼げる範囲内の額でも、充分にやっていけますからね。

しかしバンギャ・ホス狂い・ジャニヲタ、この三大カテゴリの少女たちは、はっきり言っていくら稼いでも足りることはありません。

無尽蔵にお金を必要としています。

風俗とパパ活(肉体関係を持たずに、デートのみで経済的支援をする男性を探す活動)との合わせ技を発動することも多いです。

最前列でバンドマンを見ることに固執したり、ホストに月100万円使ったり、ジャニーズのコンサートで数十万円の席を転売で購入したり、ある意味「不思議」とも言える頑張り方をしているのですが、彼女たちは彼女たちなりに命をかけて趣味をやっています。

だって、そうでなければ、いつ補導されるかもわからないアンダー店になんて所属しません。

よく「なんでもするからお願い!」と頼み事をする人がいますが、彼女たちは本当に「なんでも」します。

警察に連れていかれて親を呼ばれ、学校に通達される危険性と、最前列で見るバンドマンを天秤にかけたとき、勝つのは後者なのです。

そういうわけでバンギャ・ホス狂い・ジャニヲタ、こういう少女たちはしばしば風俗に落ちます。

しかも厄介なのが、アンダー店の相場は往々にして高いので(一般的なホテヘル・デリヘル嬢へのバックは大衆店で1時間1万円前後、もっと低いのでしょうか)、同じような収入を継続しようとすると、デリヘルなどを飛び越えていきなりソープに勤務する確率が非常に高いのです。

これは体感的にそうで、本当にいきなりソープ落ちするのです。

奈落の底にまっしぐらです。

有名な埼玉や神奈川のソープランド(都内のソープランドは条例の制約上、18歳と19歳は働けません)にいる、「可愛いけど異常に慣れている嬢」は、もしかしたらアンダー店上がりなのかもしれません。

行き先③ 水商売・昼職

先述したように、オーバーになると同じようなことをしても一気に稼げる額が減るので、悟りを開いて昼職に就いたり、キャバ嬢に転身したり、パパ活を始めたりする少女も多いです。

どうでもいいですけど、私もそのパターンかもしれません。

今は時給を100の位で四捨五入すると、1,000円のメイドバーで働いています。

月収はGU在籍時の1/15ほどですが、それでもいいんです。

と言うのも、②で挙げたような「必死に高額を調達する必要がある少女たち」は、驚異のハングリー精神と原動力でどんな環境にも適応できるのでしょう。

それが無理という場合は、悟りに至ってしまうのです。

少女たちがアンダー嬢になるのは、だいたい高1の後半から高2、遅くて高3の前半の時期が多いです。

業界内に高1が早い段階で入ってくると、相当なレア物件扱いになります。

とにかくアンダー嬢でいられる期間は、長くて2年くらい、短いと数ヶ月しかありません。

18歳の誕生日を迎えたら、高校に在学していなかったり、あるいは在学していないことにすれば、キャバクラや風俗店で働いたりと選択肢が一気に広がります。

が、それと同時に“商品価値”も著しく下落します。

18歳に満たなければ、たとえば「出稼ぎ(一定額の給与を保証して貰い、地方のデリヘル店などに短期間勤務する)」なんかには行けないし、クレジットカードも作れません。

とにかくいろいろと不便なことが多いので、アンダー嬢は「早くオーバーになりたい」と言っていたりしますが、その反面「オーバーになりたくない」と言う子もいます。

後者は、商品価値が下落することを解っているからです。

アンダー業界は非常に狭いです。

顧客層も店の数も全てが狭い。

けれど風俗嬢になると、アンダー業界の何十倍も広大なマーケットで自分を売り込み、戦っていかなければいけません。

それは困難をきわめることで、何より争いは圧倒的に熾烈です。

そこに耐えられない、あるいは「そこまでしたくない」少女は悟りを開いて性産業から脱出(脱落とも言えますが)します。

少女たちの居場所を作り、学びを得る為の『フリースペース』

そもそも、アンダー店は概ね“得体の知れない店”です。

『萌えナビ(メイド喫茶・リフレ等の萌え店情報ポータルサイト)』に求人広告を掲載するときは、漠然と「楽しいお店」、「観光案内」などと表現しています。

当然です。

「やり方次第で月収100万も夢じゃない」なんて書けませんから。

というわけで在籍当時は、『普通のJKお散歩店(お話をしたりするお店)』だと思い込んで訪れる少女が一定数存在していました。

私のいたGU探検隊は、『フリースペース』ということになっていました。

雇用という形態は取らず、「出勤」という言葉も使いません。

予約が入っていれば、休んでも遅刻しても早上がりしても何も言われません。

店長も、「店長」と呼ばれることを忌み嫌っていました。

彼は、

店長「店長じゃないし、ここはそもそも店じゃないから、俺のことは名前で呼ぶように」

という主張を頑なに崩しませんでした。

まぁ、実際そのやり方は正しかったんだと思います。

「雇用」すると色々な問題がありますが、『女の子たちが好き勝手に出入りする場所で、そこに交流を求める男性からの電話があるので取り次いでいる』ということにすれば、一応ですが法には抵触しません。

在籍中に一度、某新聞社の記者の方から取材を受けたことがありますが、そのシステムを聞いた彼は

記者「それは上手いな」

と感心していました。

店長の掲げていた理念は、

店長「少女たちの居場所を作って、将来に向けた学びを得るために池袋での探検を仲介する」

というもの。

実際、面接時に書いた履歴書用紙には、「将来の夢」、「やりたいこと」などの欄がありました。

私はそこに「ライターになりたい」と書いたので、当時はサイトに『将来の夢:ライター』と記載されていました。

他の女の子は「トリマー」とか「美容師」とか「アパレル関係」とかだったので、もうちょっと違うのにすれば良かったと一瞬後悔しましたが…。

俺クオカードで買い物したいから、良かったら現金と交換するよ

GUに所属し、派遣される少女たちが客から受け取るコース料金(探検料)のうち、客1人につき1,000円がバックとして与えられていたのですが、その支給方法も独特でした。

フリースペースからの「お礼」としてクオカードを支給したのち、店長が

店長「俺クオカードで買い物したいから、良かったら現金と交換するよ」

と言い始めるのです。

つまり、パチンコ店の「三店方式」と一緒ですね。

一旦モノとして支給してから別の形で現金に換え、「給与」になることを回避していたのです。

しかし、ある時期から

店長「古物商許可に引っかかるんじゃないか」

という懸念により、バックは無くなってしまいました。

そういうわけなので、客から受け取るオプション料金は、全額嬢のふところに入ります。

逆に言えば、オプションをしないと、時給にすれば数百円程度になってしまいます。

だから、『普通のお散歩店』と勘違いしてやって来た少女は、ことごとく裏オプを要求する客と、謎に満ち溢れた店のコンセプトに困惑し、ほとんどが1日で辞めていくのです。

ただし、それは「裏オプができない子」の話。

この“魔の初日”を乗り越えて、店のシステムに順応した少女が無事に「アンダー嬢」になります。

そして彼女たちは、大抵友達を店に呼びます。

その場合は話が早いです。

仕組みを全部説明された上で、

女の子「それでも稼ぎたい」

と入店するので、何の躊躇もありません。

援助交際で稼いだお金を持ってホストクラブへ……

前回書いたように、この業界にバンギャ・ホス狂い・ジャニヲタが異常に多いのは、友達が友達を呼ぶネットワークにも理由があったと考えています。

アンダー嬢の世界は狭く、店の中にも元々友達だった子同士が多いので、待機中に聞こえる会話はバンドマンの悪口だったり、ホストの話だったり、ジャニーズの話だったりします。

誰が誰に貢がれてるとか、誰に枕してもらったとか、そういう会話が一生聞こえてきます。

全く詳しくなりたくないのに、詳しくなってしまいます。

非常に困惑します。

そういうわけなので、GUが日テレに密着取材(「newsevery.」と「NEWSZERO」で放送)されたときも、

少女たちは、援助交際で稼いだお金を持ってホストクラブへ……

みたいな描写をされていました。

まぁ、合っています。

学校がない夏休みは、ホス狂いの子たちは仕事を終えるとタクシーで歌舞伎町に直行し、ホストクラブへ行き、飲み終わるとみんなでラブホテルに泊まって、また出勤…の繰り返しでした。

それを横目に、実家暮らしの私は淡々と実家⇔池袋の往復2時間を毎日していたのですが……。

なので、私は毎日服が変わりますが、ホス狂いの子たちは服が2パターンくらいしかありませんでした。

ちょっと面白かったです。

ホストクラブは、基本的に年齢確認が厳しいです。

そのはずなのですが、ゆるいお店とか、コネのある人との繋がりとか、コネとか、コネとかで通えるお店もあるようです。

ホスト側も、結局お金になるならアンダーでもいいのかもしれません…。

ちなみに私もホストクラブに誘われ、実際に何回か行きましたが、全然楽しくなくて

筆者「…………」

状態になってしまい、23時半くらいの電車で普通に家に帰ったことを今思い出しました。

そもそもチャラついた男の人が苦手なのに、ホストクラブへ行った私が愚かなのですが…。

ハマるかハマらないかは、人によると思います。

ホストって。

チケット代・物販・交通費…バンギャの最終形は「蜜」

バンギャの子も多かったです。

V系バンドの追っかけ文化は独特を極めており、彼女たちの会話で使用される単語の5割くらいはググらないと意味不明でした。

私は舞台を観に行くのが好きなので、「上手(かみて:客席から見て右側)」、「下手(しもて:客席から見て左側)」はまだ全然わかりますが、「上ギ(上手ギター)」、「下ギ(下手ギター)」はさすがに略しすぎです。

まぁ私もざっくりとしか理解していないのですが、V系バンドのファンには「仕切り」という人がいるらしく、「対バン(複数のバンドが出演するライブ)」などで、それぞれのバンドの出番がきたら、最前列の各場所に誰が入るかをきっちりと決めたりするそうです。

その話を聞いたときは、

筆者「大変そうだね」

という偏差値5みたいな返事しかできませんでした。

彼女たちはV系バンドのライブのチケット代や、物販グッズ(特にチェキ=メンバーの写真)、地方ライブのための交通費、そして極限まで辿り着くと、メンバーに直接生活費を渡す「蜜(貢ぐの略語)」のためにお金を稼ぎます。

私は女の子の地下アイドルが好きなので、よくそういうライブに行ったりしますが、V系みたいに仕切りの人はいませんし、誰がどこに入るとかも決めません。

みんな勝手に好きな場所で見ています。

不思議だなと思います。

彼女たちは、趣味に命をかけているのかもしれません

ホス狂い・バンギャに比べると、ジャニオタの嬢がしていることは比較的シンプルです。

女の子「転売されている良い席を買うため」

これが一番多い理由でした。

最前列やファンサ(=ファンサービス:アイドルに手を振ってもらったり、指をさしてもらうなど)に固執し、アイドルから見てもらえることが嬉しい。

そして何より広い会場の中で、“その瞬間”に2人だけの世界が出来上がることに幸せを感じる。

そういう理由で働いている子がほとんどでした。

アンダー嬢と風俗嬢は少し違うかもしれませんが、趣味のために危ない仕事をするのは、男性の方からしたら理解できるものなんでしょうか。

それとも理解しがたいものなんでしょうか。

ただ、もはや彼女たちの場合は「趣味」を超越しがちです。

たとえばホストクラブなら、好きなホストの中で自分の存在を大きくするためにお金を使います。

しかもそのホストが『生きる意味』だったりするので、「命をかけている」という表現のほうが正しいかもしれません。

私も働いていたときに、よく

男性「お金は何に使ってるの?」

と聞かれました。

でも漠然と、

筆者「服とか……」

みたいな要領を得ない返事しかできませんでした(大体の子は多分そうです)。

話しても理解されないし、されたくないという固執があるからだと思います。

まとめ

まとめ(シュウジ)

この記事では『GU探検隊』時代に体験したこと、思い出、当時かかわった少女たち、そういうことを細々と書いていきました。

私がJKビジネスに携わっていたのは、2014年~2016年。

そして2016年には、店長が逮捕されたことにより、GU探検隊は終焉を迎えています。

当時、ニュースメディアで店長の「最後に俺を頼むよ」という言葉が報じられ、話題になりました。

2016/7/19 20:10

新手の「JKビジネス店」の店長の男が、従業員の女子高校生にわいせつな行為をしたとして、逮捕された。

児童福祉法違反の疑いで逮捕されたのは、東京・池袋駅近くのJKビジネス店「池袋GU探検隊」の店長で、警視庁によると、容疑者は、今年3月、従業員で高校2年の女子生徒に2回にわたり、店の事務所でわいせつな行為をした疑いがもたれている。

容疑者は、「隊員」と呼ばれる女性従業員と「散歩」ができるとうたった新手のJKビジネス店の店長で、 接客を終え事務所に戻った女子生徒に、「最後に俺を頼むよ」と言って5000円を支払い、行為に及んだという。
また、女子生徒に客がつかない時には「俺が客になってやろうか?」と誘っていたという。

調べに対し、「卑わいなことをしたことはありません」と容疑を否認しているという。

日テレNEWS24

現役女子高生を雇うアンダー店はほとんど摘発され、完全に地下へ潜るようになっています。

GU探検隊のようなお店が表立って出てくることは、もうないでしょう。

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