夜遊び

新宿歌舞伎町の『ビデオ村』に行ってきた

新宿歌舞伎町
エガワ

エガワ

人気JKブロガーとして一世を風靡した怪しい男。

新宿のビデオ村と言う場所には、JC・JKの無修正モノを買える店があります。名前はありません。一見はJC・JKモノを買うことは出来ません。そこで3回くらい買い物をして初めて買えます。要は常連にだけ売るみたいな感じで、摘発対策らしいです。これは歌舞伎町で働いている人から聞いた話です。その他にも、小学生の裏モノもあるらしいです…。でも、それは売られているかは分かりません。

とあるニコ生のリスナーからそう聞いたのは、3月29日のことだった。

曰く、新宿には無修正DVDを買える店があり、そこでは一般に流通しているAVの裏モノどころか、JC・JK、はたまたJSの無修正モノまで売っていると言う。

非常に危ない…危な過ぎるタレコミだ…。

俺はまず、彼の言う『ビデオ村』をネットで調べてみた。

ビデオ村とは、新宿は歌舞伎町に存在する、ポルノ(無修正)DVD販売地帯である。

いつからそう呼ばれるようになったのかは定かではないが、ルーツはかなり昔と考えていい。

売り上げの3~4割は暴力団に流れており、間違いなく彼らのシノギの一部になっている。

そのため、ビデオ村では生き残りをかけた当局との熾烈な闘いが繰り広げられてきた。

摘発を受けては消え、いつの間にか復活し、その度に手口を巧妙化させていった。

そして今も尚、顧客に対して密に捌かれている。

インターネット販売に勢いは押されつつあるが、未だに根強い人気を見せている裏DVD店。

2014年現在、そこではポルノDVDどころか、JS・JC・JKの裏モノ、いわゆる児童ポルノまでが売られていると言う。

今回、俺はビデオ村での潜入調査を行ってきた。

決死の体当たりルポを存分にお楽しみ頂きたい。

声を掛けられる所があるんで、裏ビデオですよね?

6月9日の14時、俺は友人(以下、K)と共に新宿に降り立った。

まずは駅近くのもんじゃ屋に入り、腹を膨らませつつ、景気付けにビールを頼む。

もんじゃとビールの組み合わせは格別、満足した。

さあ、戦闘開始だ。

最初の目的地は、ビデオ村があると噂されている歌舞伎町コマ劇場付近。

事前にビデオ村の場所を調べたものの、「コマ劇の東側」という情報以外一切分からない。

とにかく、まずはコマ劇場へ向かうことにした。

俺は風俗系の記事も書いているが、実は歌舞伎町に向かうのはこれが初めてだった。

数年前に雀荘で働いていた時、何度か新宿駅に足を運んでいたものの、歌舞伎町に行ったことは無かった。

「眠らない街」と言われる日本有数の歓楽街、歌舞伎町。

合法・非合法が入り混じる独特の雰囲気は、多少の緊張感を伴わせる。

昼間だったこともあり、コマ劇場に向かう道中、黒服やキャッチの姿はほとんど見かけなかった。

日が落ちると、どのように様変わりするのだろうか。

夜の住人たちが暗闇に紛れて歩き回る姿が、ふと脳裏に浮かんだ。

目的地に到着するも、コマ劇場は改装中で、コマ劇前と言うよりは「旧コマ劇前」のほうがしっくりくる。

周囲を多少散策するが、それらしき一帯は見当たらない。

ビデオ村の場所を聞くため、俺とKは無料案内所へと向かった。

案内所の中には、白髪のお爺さんと20代半ばらしき若者が居た。

俺「すみません、風俗店じゃないんですけど、ビデオ村を探してるんすよね」

おじいさん「(笑いながら)ビデオ村?」

中の2人は怪訝そうな顔をした。

そりゃそうだ。

無料案内所に入って風俗店の場所を聞かず、「裏DVDを買いたいんです」と言っているようなものだから。

お爺さん「ビデオ村っつっても分かんないようにやってるんで~。声を掛けられる所があるんで、裏ビデオですよね?」

俺「あ、そうですね」

そう言うと、お爺さんは外に出てビデオ村への道順を説明してくれた。

お爺さん「●●の通りを右にずーっと行くと声掛けられますよ」

俺「声掛けられます?じゃあなんか分からないようにやってるみたいな」

お爺さん「あれ完全に違法なんで、店を構えてるわけじゃなく、ビルの2階とか、ビデオは分かんないトコに置いてあって、注文入って配達って感じ」

俺「あーなるほど、分かりました。ありがとうございます」

お礼を言った後、俺とKはビデオ村へと歩き出した。

ロリコンもありますよ。援交モノもありますよ

※ビデオ村のキャッチ。

お爺さんに教えてもらった通りは、数分ほど歩いた所にあった。

その道を歩き始めて23秒、俺たちはすぐに声を掛けられた。

キャッチ「DVDどうっすかー?」

最初はその声に気付かなかった俺だが、Kが気付き、歩きながら話し始めた。

キャッチ「2人とも(裏DVD目的)?」

俺「あーそうですね、探してるんですけど」

すると、キャッチは向こうからこう言ってきた。

キャッチ「ロリコンもありますよ。援交モノもありますよ」

どうやら、俺たちはロリコンに見られたようだった。

確かに俺は、軽度のロリコンではあるけども。

俺「え、18歳未満の?」

キャッチ「もちろんもちろん」

俺「マジっすか?何本でいくらですか?」

キャッチ「1万円で28枚」

俺「それより下は?」

キャッチ「5千円で5枚、2人で買ってもいいですよ」

俺「あーホントですか」

そんな会話をしているうち、路上に面する階段の前にたどり着いた。

入り口には色黒でスキンヘッドの男性が立っていた。

おそらくは見張りだろう。

キャッチ「どうぞ先入ってください」

俺は驚いた。

警察の内偵捜査の可能性もあるというのに、何のチェックも行われない。

とある雑誌の情報によると、“若いコ”の裏DVDを買う場合は身分証を提示することになっていた。

そのため、最悪は身バレも覚悟していた。

それがこんなにアッサリ入れるとは…。

身構えていたのに、思わず拍子抜けしてしまった。

とにかく、念願の裏DVD店に潜入できる。

階段の前に立ち、そして上り始めた。

ジャンルは『ロリ』で探しますか

キャッチ「2名様でーす」

黒いドアを開けると、目に飛び込んで来たのは壁一面のAVジャケット。

部屋は長方形で、分厚いファイル群が内周をグルリと取り囲む。

左側にはPCが2台あり、客と思しき数人の男性がファイルを読み漁っていた。

控えめな音量で鳴る有線が緊張感を和らげている。

俺「初めて来たんで分からないんですけど」

「はいはい。この紙に書いてもらうんすけど」

30代半ばくらいだろうか。

男性は手馴れた口調で裏DVDの購入方法を説明し始めた。

どうやら、彼は店長のようだ。

店長「これ(紙)持って、作品のところにですね、番号が書いてます、5桁の。例えばこれ(AVジャケットを指差しながら)が欲しければ、この番号を書いてください。で、この作品が無い場合もありますから、予備で5枚ぐらい書いてください。料金としてはですね、2人で14枚ずつ(28枚1万円)でいいんで」

俺「あーそうですか」

店長「僕らとしては買って貰ったほうがいいんですけど、財布の都合もありますから」

俺「多く買ったほうがトクですよね?」

店長「そうですもちろん。後はパソコンでも探せますんで。お二人で袋分けるんで、AとBみたいな形にします。そのほうがいいでしょ?」

俺「あ、そうですね」

店長「そうしましたらあちら」

続いてPCの操作説明に入る。

店長「ジャンルはこれ『ロリ』で探しますか。こっちと向こう(ファイル)中身おんなじなんで。ファイルが入ってるっていう形なんで」

俺「あ、分かりました。これはホントガチの?」

店長「無論ガチなんだけど、中出しとか生ハメとかモザイクとか書いてあるのは、それはそのまま(流通AVの裏モノ)」

俺「あー、分かりました」

一通り説明し終えると、店長は背中を向け、仕切りで区切られている奥のスペースへ戻る。

俺達はPC前のイスに座り、裏DVD選びに没頭し始めた。

少女のイメージビデオから、有名援交シリーズまで

PCを操作して間もなく、俺は軽い失望感に襲われた。

検索結果のページを次へ次へと見ていっても、表示されるのは一般に流通しているAVの無修正版ばかり。

これならさほど目新しさは無い。

俺がここに来た目的は、“若いコ”の裏DVDが売られているのを確かめることだ。

「ロリータ」ジャンルの全33ページ中、20ページ以降を表示した辺りからだろうか。

カラフルなジャケ画に混じって、色彩に乏しい、妙に古めかしいジャケ画が目に留まり始めた。

それはまさしく、洋モノ・国産の児童ポルノだった。

胸の鼓動が一気に高鳴る。

この店は無修正版AVだけでなく、アンダー(18歳未満者)の無修正モノも売っている。

そう確信するには十分すぎる材料だった。

入店時、俺達は「28枚1万円を2人で買う」という話をしている。

つまり、1人で14枚を選ぶ必要があった。

PCを閲覧中、スタートダッシュよろしく、記入用紙を無修正AVの番号で埋めていた俺は、上から順に打ち消し線を引きつつ、児童ポルノの番号を書き足していった。

“若いコ”が出演しているDVDは、かなり後のページにあったため、発見が遅れたのだ。

せっかく裏DVD屋に来たのだから、ここでしか入手できない物を買ったほうがいい。

そう考え、18歳未満の少女が出演している裏DVDの探索に没頭した。

姫咲友梨香のイメージビデオを発見する。

過去にニコ動で観て以来、俺の中で一世を風靡したジュニアアイドル(当時14歳)だ。

無論、わざわざ裏DVD屋で買わずとも、市場に流通していることだろう。

だが、ここで買わなければ買わない。

俺は迷わず番号を書き込んだ。

「関西援交」の文字が目に留まった。

さすが裏DVD屋、“ホンモノ”が当然のように売られている。

関西援交シリーズとは、JS・JC・JKとの援助交際(児童売春)シーンを撮影した、ロリコン垂涎の作品である。

製作者は出会い系サイトや掲示板で出演少女を募り、その後は少女の紹介者へとシフトした。

映像は1本5,000円で販売され、ネットのクチコミによって顧客を獲得していった。

2005年3月8日に主犯格3人が逮捕、続編がリリースされる事は二度と無い。

ジャケ画は「千春」だった。

当時小学5年生の11歳、中国の動画共有サイトで彼女の動画を観た。

冒頭では「初めての相手はお父さん」と衝撃の発言から始まり、終始虚ろな表情をしていたのが印象的だった。

抜群のルックスには幼さを感じられるが、小学生という事実には驚かされた。

番号を書き込む。

ふと記入用紙を見ると、打ち消し線の数があっという間に増えていた。

比率としてはこのくらいか。

さて、俺の14本は全て決まった。

後ろで同じくPCを操作しているKのほうへ目をやる。

彼のボールペンはまだ動いていた。

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渡されたのは、何かの鍵

数分後、俺とKは店長に選び終えた旨を伝えに行く。

俺「お願いします」

店長「はい、そしたらジューヨンジューヨン?」

俺「はい」

店長「そうしましたら、あなたがAね」

俺「はい」

店長「で、あなたB」

俺「あ、はい」

店長「えーとそうやって来ますから、覚えといて。で、一応これ(番号札)預けときます。そうしましたら2人で…(1万円)」

俺は1万円を手渡す。

店長「それではお時間のほうねー、まぁ今空いてるんで30分40分。外出されても結構ですよ」

俺「あ、じゃあ30分出てます」

店長「ホント?えーと、こちら17時で閉めちゃうから、遅くなっちゃうと翌日延ばしになっちゃう」

俺「あ、なるほど。じゃあ16時半くらいに来ます」

店長「そうですね、16時半ぐらい」

俺「はい、また伺います」

俺とKは一度店を出ることにした。

暇を潰して16時30分近く、俺達は再び裏DVD屋へ向かった。

ドアを開ける。

店長「もうしばらくお待ちください」

俺「あ、はい」

その13分後。

店長「そしたら、A?」

俺「Aです」

店長「Aね、じゃあこちらね」

店長「これB」

K「あ、はい」

何かの鍵を手渡された。

店長「そうしますとご説明しますね。2人でちょっと聞いといて下さい」

話を聞いていると、鍵の正体はすぐに分かった。

なるほど、巧妙に考え抜かれている。

裏DVDを店に直接置くのはリスクが大きい。

ガサ入れの時に動かぬ証拠となってしまうからだ。

それを避けるために、全く違う場所で在庫を管理する。

店からの注文が入り次第、“配達人”がコインロッカーの中に入れる。

そして、客にブツを取りに向かわせるのだ。

コインロッカーの場所を、メモ用紙に書きながら説明する店長。

俺には正直チンプンカンプンだったが、Kがしっかりと頭に入れてくれていた。

店長「万が一分かんなかったら、聞きに来て」

俺「すいません、ありがとうございます」

そして、俺達は店を後にした。

目的のコインロッカーは、2、3分程ですぐに見つかった。

端から見れば、何の変哲も無いコインロッカーだ。

まさかここに裏DVDが入れられているとは、誰も思うまい。

まずはKがロッカーの中からブツを取り出す。

それは白い大きめの封筒だった。

続いて鍵開けに悪戦苦闘しつつ、俺もブツを手に入れた。

裏DVDはこうした手法で捌かれている。

その全てが新鮮で、刺激的だった。

こうして、俺達のビデオ村潜入ミッションは達成された。

まとめ

まとめ(シュウジ)

ビデオ村のことをネットで調べていた時、某大手の生主(ニコ生の放送主)が自身のブログでこう書いていた。

2010年12月07日(火) 20時45分53秒

店員はそのスジって感じの人で「決まったらここんとこに番号書いてもってきて」と初っ端からタメ口だ。(中略)

なんと、ドアに自動ロックがかかっており、いちいち店員に「帰りますんで、ドアを開けてください」といわなきゃ帰れない、小山Jシステムなのだ!(中略)

途中で何も買わず帰ろうとした若者をドアで呼びとめ「なにかお探しでしたか?」とワザワザ聞いてから帰らすのだ。無言の圧力だ!

俺は今回、初めてビデオ村に行ったが、決して上記のような事は無かった。

確かに店長はそのスジっぽいが、タメ口ではなく、本当に丁寧な言葉遣いをしていた。

入り口のドアには鍵などかかっておらず、誰でも出入り可能なフリーパス状態である。

裏DVDを買わなかったらどうなるのかは分からないが、少なくとも圧力がかかる事は無さそうだった。

買いたくなければ、キャッチに声を掛けられた時点で断ればいい。

つまり、店に入った時点で買う気があるということだ。にも関わらず、「やっぱり買いません」では客側に問題がある。文句を言われて当然だろう。

帰宅後、DVDの中身を確認していった。PC画面には、俺の望んだ映像が映し出された。

確かに違法ではあるが、俺の中ではすこぶる“良心的”な店だった。

もしかすると、また買いに行ってしまうかもしれない。

児童ポルノに関する法律の改正

記事執筆当時、2014年6月11日はポルノ(無修正モノ)の所持自体は合法だった。

現在は児童ポルノ作品の所持も違法となっている。

購入・所持はしないようにしてください。

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